2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

貨幣は、貸借関係で存在します。貨幣に金や銀の裏付けはありません。
貨幣の裏付けは、供給能力です。

 

経済理論の間違いで、先進国も、その社会インフラを効率という尺度で測ると無駄に見える。

2020年04月17日 | 日記

 感染するな。

 感染させるな。

 

 

 もう、お解りだと思いますが、アメリカやヨーロッパ諸国が、医療や、防疫に掛ける予算を効率が悪いとして、無駄を省けとしてきたことで、医療崩壊を起こしています。

 

 アメリカは、オバマ・ケアー、という国民が民間医療保険に全員を入れて、医療に掛かれる国民。とした政策を提唱しました。

 

 しかし、勝者が優遇されるアメリカの福祉・医療などは、白人などの一部の勝ち組と、勝手に思い込んでいる人から、公費を補助する民間医療保険加入に、猛反対をしました。しかし、オバマは勧めましたが、あまりうまくいってはいませんでした。トランプが全て壊しました。

 

 また、医療保険に入ったことが無い人には、無関心の人が多く、長い習慣で、貧富で差別されるアメリカでは、最低限の福祉のセイフティーネットはありません。こうしたものは、社会主義と決めつけられます。

 

 いい例が、日本に住む、朝鮮半島の人達です。韓国でも激しい身分制度が韓国成立時に作りました。それは、脱日本文化というプライドで、韓国らしさを求めると、朝鮮王朝の文化しかありません。

 

 そこで、大統領(当時軍事政権で、任期はなく、15年くらい続いた)が王様になり、財閥と官僚、政治家の一部が貴族になり、一般民衆はかなり身分の低い状態におかれたままです。人権派弁護士と言われた文在寅大統領でも、アメリカ資本や、アメリカの圧力で、この社会構造を変えられません。いや、寧ろこうした社会しか考えられないのかもしれません。

 

 在日の朝鮮半島の人は、色々な特権もあり、日本の方が住みやすいので、朝鮮半島には帰りません。

 

 世界は、民主主義といいながら、支配者と被支配者の区別を付けて、いることがどうしても起こります。結局は、『今だけ、お金だけ、自分だけ』の思想で新自由主義で進んでいます。

 

 日本も含めて、戦後に、ケインズ理論で経済成長しましたが、日本以外の国は、人手不足で、移民を入れて、働く人の所得が下がり、消費が落ちてゆき、日本だけが一人勝ちしてました。そして圧力で、経済成長を止められました。円高へ強引に誘導されます。プラザ合意(アメリカのプラザホテルでの会議)と言います。

 

 そのあとに、オイルショックが起きて、スタッグフレーション、即ち、物価の高騰が起きて、インフレになり、しかし、雇用がドンドン落ち、その修正ができなかった、として、待ってました、として、古典派経済学が台頭しました。今度は、アメリカのフリードマンの『新自由主義』という言葉で盛り返してきます。

 

 政府の関与をできる限り小さくして、経済には関与するな、とした理論です。政府関与を否定することは、財政出動もするなとなります。自然に緊縮財政になります。

 

 この新自由主義が、財務省の均衡財政とプライマリーバランスの黒字化とマッチしました。

 

 現実の経済の動きを精査して経済理論ができるはずですが、理論ではなく、経済活動の事実を認識するのでもなく、イデオロギーになってしまっています。

 言い換えると、均衡財政を良いことだ、とした主義、主張になります。現実の事実としての経済の動きではない状態にしたい、とした主義なのです。

 権力者以外の愚民が豊かになるのが、私たち庶民が豊かになるのが、嫌だ! とした主義、主張なのです。

 

 清く貧しくあれ、豊かなのは、権力に近い者だけの特権である、としたひどく貧しい心の権力者の望みなのです。こうした歴史が続いてきました。金や銀が貨幣であった時代の観念が治らないのです。

 

 だから、守銭奴は、地下金庫に各国の中央銀行発行券、即ち紙幣の札束を積み上げて悦に入っている物語が創られるのです。

 

 通貨とは、債務と債券の記録です。これが原点でっす。金貨とか、銀貨とは違います。信用貨幣論ということで、通用しています。

 

 しかも、政府が財政出動して、国債を発行しないと、貨幣は発行ができません。市中銀行の日銀当座預金を作には、政府が国債を発行しないと、貨幣の発行はできません。

 

 日本紙幣の原価を下に示します。

 シニョリッジとは、中世の王が発行していた金貨や銀貨で、必要に応じて、金や銀の含む量を加減して、貨幣の量を調整していました。

 戦費の調達に工夫したのですが、インフレになりました。日本の江戸時代にも、小判の金の含有量を減らして流通させて、インフレ経済になりました。

 

 金銀を貨幣にすると、その金銀の量的な制約に左右されます。この金銀の量的な制限が存在するので、江戸時代の各藩や、徳川幕府も、借金を重ねて、困惑が生じました。量的な制約があり、しかも、貨幣が商品の金銀だからです。

 

 現在は、貨幣は、債務と債券の記録なので、おのずと違う経済観念を取り入れないと間違うのですが、この金属、金銀の習性が間違えて通念となってしまっています。

 

 

 ここで、コインの発行だけは、日本銀行が発行していません。

 日本政府が造幣局で作っています。そして、日銀に交付しています。ですから、コインの場合は、額面価格から、原価を引いた額が純粋な利益として、政府に入ります。この利益は一般会計に使われています。しかし、額が小さく、全てで5000憶円くらいです。

 

 自民党の政治家の中には、国民を甘やかすことはするな。と堂々言います。