花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ゲッケイジュ

2008-04-15 16:36:23 | 
ゲッケイジュ(月桂樹)、あるいはローレル、ローリエです。

地中海沿岸原産で、春に花を房状につけています。雄しべの葯が黄色いので、遠くから見ると金色に輝いて見えますね。ギリシャやローマ時代から神聖視された樹木のひとつです。

で、ギリシャ神話の物語について。
アポロンの愛をのがれようと妖精ダブネが変身したのが月桂樹。アポロンは愛の記念に、それから月桂冠を頭につけたのでした。それで、古代キリシャ神話では、スポーツ競投はアポロンに捧げるものであって、競技の勝利者は、葉のついた枝で作った月桂冠でささえることでした。

月に中国では「大きな桂(銀木犀)、樹(月桂樹)を切る男の姿」でした。月と香りのいい木だったのですよね。

また、葉は月桂葉、ローレル葉で、香辛料です。料理に使うには乾燥させて、苦味が少なく香りが引き立つ。うちの中で、月桂樹を大事にしていますよ。それは、知っている方が作っているのですよ。

葉、実は月桂葉、月桂実という生薬名なのです。シネオールという芳香成分は、蜂さされや、リューマチ、神経痛など効果です。葉には穏やかな麻酔作用もあるともいわれます。

また、欧州の伝承では、毎朝2枚の月桂樹の葉を食べることで、肝臓を強くすることができるとか。

花言葉 栄光 栄誉 勝利 裏切り


サクラ

2008-04-14 22:48:41 | 
ウコン(鬱金) です。
花が淡黄緑色で、八重咲きの花を咲かせるサクラの一種です。
鬱金色(ウコンの根茎を使って染めた色)に似ていることから名前がつきました。
別名では、ウコンサクラ、アサキイロ、とかもあります。

ソメイヨシノより遅く咲き、いま満開!
で、終わり頃になると淡いピンク色に変わります。

古くから栽培され、江戸時代に京都でも記録されています。
欧米でも好まれ、他の日本産サクラよりも、人気があるそうです。

京都、地主神社 は、
一本の木に八重と一重の花が同時に咲く珍しい品種。
嵯峨天皇が、地主の桜の美しさに、何回かいったので、
「御車返しの桜」とか、呼ばれていたようでした。

さて、あとからサクラでは八重桜。待っているわたしです。

ヤマブキ

2008-04-12 18:06:37 | 
山の中に生え、花の色が蕗ににて、金色で美しいことからこの名前に。また、しなやかな枝が風にゆれる様子から「山振」の字があてられ、じきに「山吹」になったとも。で”やまぶきいろ”と呼ばれる鮮やかな黄色。絵の具とか色えんぴつに「やまぶき色」ですね。

万葉集に十数首、源氏物語には二十カ所以上に登場しています。古くから好まれた花で、鮮やかな黄色の花、つまり黄金色。山吹色は親しまれています。これから暖かさを増してゆく陽光に眩く輝く。

イギリスでは「イエロー・ローズ(黄色いバラ)」「ジャパン・ローズ(日本のバラ)」なのですよ。

雨とヤマブキについては。
太田道灌がある日、にわか雨にあい、近くの小屋に立ち寄って蓑を貸してくれるよう頼んだところでした。若い女性が無言で山吹の花一枝を折って差し出したのです。 花を貰いに来たので、怒って帰ってしまいました。この歌を、彼女は『後拾遺和歌集』(兼明親王)という話だったのでした。

七重八重花は咲けども山吹の みのひとつだになきぞあやしき

道潅を、しっている人が「これは古い歌にある心を伝えたものである」ことで、あとから教えたのでした。少女の機知にいたく感心するとともに、自分の教養の無さを恥じ、大いに学問に励み、文武両道を備えた名君といわれるようになったのでした。

さて「ヤマブキ は実がつかない」といいますが、一重の山吹には実がつきますが、八重咲き種には実がつかないのですよ。

万葉歌のなかで

「山吹の 立ちよそひたる 山清水
汲みに行かめど 道の知らなく」高市皇子

高市皇子の歌からはまさにそう言った面を感じ取ることができるという歌が思い出されます。歴史の潮流に翻弄された男女の運命が悲痛なまでも書き刻まれているのですね。

また
「ほろほろと 山吹散るか 滝の音」  松尾芭蕉

またこういうお話では。
むかし、あるところに相思相愛の男女がいました。二人は共白髪までと将来を誓いあったのでしたが、浮世の義理とでもいうものか、二人は別れなくてはならないことになったのでした。そこで二人は別れに際してお互いの面影を忘れないようにと、互いの面影を鏡に映し合って持ち帰ったといたのです。その鏡を地中に埋めておくと、そこに山吹が芽吹いて明るい黄金色の美しい花が咲いたといわれていたのでした。

ヤマブキにいろんなことがいっぱいです。

花言葉 気品が高い 崇高 待ちかねる 謙遜 金運.


キクモモ

2008-04-10 19:29:35 | 
個性的な紅色の濃い花を咲かせます。

モモ(桃)は中国が原産で、日本への渡来はかなり古く、弥生遺跡からの出土があるのです。古事記や日本書紀には、登場するモモ。

で、江戸時代から、モモは鑑賞用に改良されていたのです。そして、江戸時代から、あるモモの品種でつくったことでした。それで、花が菊の花のようになるので、このように名付けられました。また、別名は、ゲンジグルマ(源氏車)といいました。

とても美しいなのか、江戸時代から生け花にも使われていました。また、ちゃんと実が成り食べることも可能らしいようです。きれいで、食べる、なんていいですねえ。

花言葉 気だてのよい娘 気だての良さ 天下無敵 私はあなたのとりこ 

ベニバナミツマタ

2008-04-09 21:37:57 | 
赤い花をつけるベニバナミツマタも、少しずつ咲いています。紅花三又また紅花三椏なのです。

黄色いミツマタが、キュートな姿が印象的ですが、このベニバナミツマタはコケティッシュな感じもしますね。

もともとミツマタですが、どこでも見られます。ども、紅色になるのは園芸種なのですよ。第二次大戦後間もないころに突然変異に発見されてようです。

ミツマタ

2008-04-08 16:57:21 | 
ミツマタは、和紙は光沢があり丈夫でしなやかなという特徴があり、紙幣の原材料のひとつとして欠かせないものです。

そして黄金色の花が美しい。枝先に香りの良い花を咲かせますし、切花としても使えます。庭園にも植えられますね。

中国・ヒマラヤの原産です。室町時代に渡来し栽培されましたが半野生化しています。

三椏とは、枝が同じ所から三方に伸びて、伸びた枝がさらに三方に分かれるのす。それを繰り返して成長し、おおよそ1メートルぐらいの所に花をつけるのですね。

さて江戸時代から製紙に使われるようになりました。いまも紙幣用が、そうなのですよねえ。紙幣用のミツマタの紙としては、虫に食われないので、丈夫紙になるのですよ。

花言葉 強靱 意外な思い 壮健 永遠の愛

モクレン

2008-04-07 21:42:39 | 
いっぱい、花!

モクレン(木蓮)非常にきれいな花で、落葉樹です。シモクレン(紫木蓮)、ハネズ、モクレンゲとも呼ばれることもあります。中国原産で、古くから知られて利用され、日本には薬用として渡来したのでした。

葉に先だって咲き始めますが、葉の展開後も咲き続けます。また優雅な芳香を放ち、香水の材料としても使われています。

モクレンの仲間は、原始時代から形状を変えていないようなのです。恐竜時代の地層から化石からも発見されているのです。一億年前の化石ですねえ!だから最古の花木で、花木類の先祖だといわれているのですよ。地球の環境変化に耐え抜いてきたんですね。しかし恐竜は、香りとかなど、うれしいとかなど思いませんね。

薬用としては、樹皮を木蓮皮(モクレンピ)と、つぼみは辛夷 (シンイ)と、なかなか、よく用いられています。

また欧米では椿(つばき)類、躑躅(つつじ)類とともに3大花木とされています。

花言葉 自然への愛 持続性 高潔な心 崇高 慈悲


カルセオラリア

2008-04-06 22:19:32 | 
花のかたちが特におもしろいカルセオラリア。花弁の下側が袋状になっているのを巾着に例えたもので、あるいは膨れたフグのような形で、花びらから日本名は「キンチャクソウ」と呼ばれています。

南米、ニュージーランドなど原産です。英名ではポケット・ブック・フラワーとかスリッパ・フラワーとか、あるいはポーチフラワー呼ばれます。ラテン語で小さな靴=スリッパの意味もあります。

花色は赤、黄、橙、やはり、花の形がかなり印象的です。で、なかなかわいいですよね。花の形が面白いので、花壇に植えたり、鉢花として親しまれてね。

知っている方では「この花を見るといつも、トノサマガエルがのどを膨らませて鳴いている見たい」でした。

花言葉 私の伴侶 ふくよか 強い愛 助け合い 私の財産を捧げます 援助  
幸福 平和

ハナズオウ

2008-04-05 23:41:00 | 
ハナズオウ(花蘇芳)また スオウ (蘇芳)

4月から5月ごろ、葉より先に濃い花で満たされます。つまり、いっぱいにピンク色の蝶形の花がかたまっているのですね。で、一つずつ蝶のような形ではとても奇麗です。

そして「蘇芳」から名づけられたのは、この花の色でした。つまり、神代から重要な赤色染料とされたために、”スオウ”の木の染汁の色に似ているそうなのです。

また中国が原産で、わが国へは江戸時代に渡来したのです。枯れ枝に突然ピンクの花を咲かせ、春の目立ちたがりやとなるのは、ちょっとおもしろかったでしょう。

さて、地中海付近原産のセイヨウハナズオウがあります。イスカリオテのユダがこの木で首を吊ったという伝説からか、ユダの木とも呼ばれいるのです。好ましくない名前が与えられ、あでやかな花にはかわいそうなことですね。しかも、そのことで、花言葉のなかには「不信、裏切り」とかもいうものもありました。

花言葉 不信 裏切り 疑惑 エゴイズム 豊かな生涯 目覚め 喜び 

ハナニラ

2008-04-04 23:48:43 | 
4cmくらいの星形の花を咲かせます。

葉や茎を折ったり、切ったりすると、ニラのようなちょっと強めの刺激臭があります。だからなのか別名「花ニラ」とも呼ばれます。でも、葉の匂いからは想像しにくいのですが、花には甘い芳香があるのですよ。

原産地はメキシコ~アルゼンチンにかけてで、日本には明治時代の中頃だとか言われています。繁殖力でいたるところから、野生化しており、強い!

さて星形の小花を多数咲かせた姿は可憐ですね。英名で 「春の星の花(スプリングスターフラワー)」 と呼ばれ優雅な名前です。春の散歩道で目立つ花などです。日本ではハナニラと味も素っ気も無い名で呼ばれているのって、なんかもっと美しいようにねえしたいですね。

花言葉 別れの悲しみ 卑劣 うらみ 秘密 星に願いを