ヒメオドリコソウ

春の日溜まりに，群生しています。先端の方の葉は黒紫色で，そこから、小さなピンクの花が覗いています。

ヨーロッパ原産なのですが、空地、畑などのありふれた雑草として知られていたのです。明治の中頃に東京で確認されるのでした。で、分布が拡大していて、野原や道ばた、人家の庭先など、いたる所で見ます。

葉は対生し心臓型で鋸歯があります。また、葉っぱは五重塔のような段々状になり、たくさん集まるときれい。花の姿形を笠をかぶった踊り子になぞえて、命名となりました。また、花は明るいピンクで、他の花が少ない時期にはミツバチにとっては重要な蜜の供給源なのでした。

また、種子はアリによって運ばれるため遠方まで運ばれるのです。花を１つ、ちょいと抜いて後ろから軽く吸うと、ほんのり甘い蜜の味がしますね。でも、葉を揉むと悪臭がありますよ。

花言葉　春の幸せ　愛嬌