花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

エゴノキ

2008-05-18 07:07:34 | 
エゴノキです。
チシャノキ(萵苣の木)、ロクロギ、チサノキとかもあります。

横枝から出た小枝の先端に、白い花を下向きにたくさんつけています。白色の清楚なものは、新枝に白い花をびっしりと吊り下げるのですね。素朴な美しさが好ませています。

そして、ほのやかな芳香を放って散りつづける花のさまを見ていると、心がしずまりというのでした。しかし逆に、息苦しさを感じるという人もいうらしい。

さて、北海道から琉球まであり、日本全国の木なのです。和名は、果実を入れると、喉や舌を刺激して「えぐい」ことでゆらいしたのでした。

実の果皮にはエゴサポニンが含ませています。それで石鹸代わりにしたり、また魚取りなども、つかったこともあったようなのですよ。現在では禁止されていますが。

で、緻密で粘り気もある材は将棋のこまなどでつくるのです。

やはり、万葉集にはいつくかあります。「ちさ・やまぢさ」はエゴノキです。

「知左(ちさ)の花 咲ける盛りに 愛(は)しきより
  その妻の子と 朝タに 笑みみ笑まずも」大伴家持

「山萵苣(やまぢさ)の 白露しげみうらぶれし 
         心に深くわが恋止まず」

花言葉 壮大 熱情

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1 コメント

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やっぱり日本の花はいいなあ! (マーサ)
2008-05-21 13:15:10
日本の自然の中で長い間絶えてきた花は
何とも言えない美しさを持っていますね。

と思うのは日本びいきの私だけでしょうか?

万葉集に歌われたなんて聞くと
その花を今でも同じ日本人として愛でることの出来る幸せを感じます。

でもこんなに清楚で美しいのに、これまた「えぐい」なんてことが名前になってたりして、笑えます。

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