花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ツユクサ

2008-10-06 16:23:02 | 
ツユクサ

早朝の5時頃から咲き、可憐な青い花。ほぼ午前中には閉じてしまいます。あまりに短命で、「露の草」と言うことなのでしょう。それとも朝露に濡れて咲くからなのでしょうか。

そして、花をよく見ると、とても不思議です。花は3枚あり、うち2枚は大きく、残り1枚は白で小さいなので、なんとなく「ミッキーマウス」とかに言わせています。

また、花を包む半円形の二つ折れになった編笠のような苞の形から来たようで、帽子花とかも思うのですね。

別名には、「蛍草」(ほたるぐさ)、「藍花」(あいばな)、「青花」(あおばな)、「移草」(うつしぐさ)、「月草」(つきくさ)、「縹草」(はなだぐさ)、「帽子花」(ぼうしばな)
蛍を飼うとき籠に入れる、花で布を染めたから、とツユクサが、いっぱいあるのですよ。

とくに、水に溶けやすい性質を利用して、友禅などの染色のいるのです。花の絞り汁を和紙に染み込ませ乾燥させたものを青花紙といいました。この青花紙を水に浸すと、簡単に青色の染汁を得ることが出来ました。正徳2年(1712年)にはすでに近江、伊勢で売り出していたようでした。いまも、青色の花で今でも京都の友禅の下絵に使われています。

さて、万葉集などでは、9種採られています。花の咲いている時間の短さ詠んだ歌などさまざまでした。いずれにせよ大部分の歌が物事や人の心のうつろいやすさを悲しむ歌なのでした。

あした咲き 夕べはけぬる つきくさの
 消ぬべき恋も 我はするかも  

月草に 衣は摺(す)らむ 朝露に
濡れてののちは 移ろひぬとも

花言葉 豊潤 恋の心変わり 尊敬 小夜曲 なつかしい関係