写真は厨房ダクト清掃作業中。ダクト内に人が入ってダクトに付着している油を
削り取っていく。
写真はいま、生きる良寛の言葉 竹村牧男 監修青春出版社
いくつか言葉を拾ってみよう。
考えてみると人生はせいぜい100年で、
その間、人は秋の水草のように頼りない。
ただ食べるために、
昼も夜も気を使い果たしている。
また蓄財のためにかけまわり、
貯め込んで人々に分け与えようとしない。
しかし、そうした人も亡くなって墓の中に埋められる時には、
何一つ身につけて行くことができない。
その貯えが他人の快楽に使われても、
財を残したひとの名前はさっぱり世間に伝わらない。
このことおもうと、実に気の毒だ。
この世の人々よ、自分の為ではなく人の為になるようにつとめてほしい。
本には白文、書き下し文、訳文とあるがここでは訳文を写した。p209
そして 散る桜残る桜も散る桜 一説には良寛の辞世の句と云われている。
まさかこの句が11数年後、特攻隊の遺書の中に引用されるとは良寛とて
想像できなかっただろう。
写真はエアコンのフィンコイルに付着した粉塵。コイルが見えないぐらいびっしりと
粉塵が付着している。まずは掃除機で清掃、つぎは洗剤を噴霧しコイルにゆきわたる
よう数分待つ、そして高圧洗浄機にて濯ぐように洗ってゆく。
御覧のようにきれいさっぱり。
写真は厨房排気系統清掃 七つ道具左上のもじゃもじゃしたのがカナダ(通称)
ダクト内部・ファンケーシングなどを清掃するとき使う。対象物にまず、洗剤を
噴霧 カナダでゴシゴシしてウエスでふきあげる。その噴霧に使うのがしたにある
しゅぱしゅぱ(通称)。上に戻って黄色い持ち手の先に歯がついているのが、
鉄の爪(商標名)ダクトの表面に付着した油をこれを使って剥がしていく。
その隣が溝ハツ フードの油だまりの溝を清掃するときに使うので溝ハツ
とみんな呼ぶ。そして真ん中に鎮座するのが、ファンばつり ファンの羽根車に
付着した油を剥がすのに使う。刃先が少し曲がっていて羽根にフィットして油が
剥がしやすい。そのよこが、キベラとデカハツ(通称)どちらもファンケーシング
にたまった油掻き出す時に使う。以上七つ道具でした。
写真は関川夏央現代短歌そのこころ
内容は現代歌人史 列伝
歌を拾ってみる。
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや
寺山修司
流れたる歳月にしていつまでもうつくしかずや我が言葉さえ
永井陽子
憂という若き言葉は遠けれどさもさりげないまなざし好き
村木道彦
祈り無き真白き部屋の片すみで発狂を待つ一群の葦
八木原 充