写真は、「蜜蜂と遠雷」恩田陸 幻冬舎文庫 各730円
2年前の直木賞を恩田陸がこの作品で受賞したのは知っていた。単行本が長いことヒラ済みされていたので気にはなっていた。でも買わなかった。
映画化されるのを期して、文庫本で発売されたので買ってみた。
やはり恩田陸は達者だった。
たくさんの演奏シーンを手を変え品を変え、写術する腕前は上等だ。
通常、読んだ小説が映画化となれば、見たくなるものだが、今回はそうでもない。
何故って、映画で演奏シーンを見たとしても、恩田陸ほどのイメージを自分が想像できるとはとても思えないからだ。
でもたまには、クラシックを聴くのも悪くないと思った。