写真は八月の御所グラウンド。万城目学 文藝春秋社 1600円税別。
まずは直木賞受賞おめでとう。
今作はずいぶんと森見に寄せて来たと思ったが、読み終わって納得した。
こんなことは、東京でも大阪でも小倉でも起きえない、そう京都だけでしか起きえない物語。ずいぶんと空振りが続いたがこれはクリーンヒット。
次作も期待する。
写真は八月の御所グラウンド。万城目学 文藝春秋社 1600円税別。
まずは直木賞受賞おめでとう。
今作はずいぶんと森見に寄せて来たと思ったが、読み終わって納得した。
こんなことは、東京でも大阪でも小倉でも起きえない、そう京都だけでしか起きえない物語。ずいぶんと空振りが続いたがこれはクリーンヒット。
次作も期待する。
写真は「師匠」立川志らく 集英社 1700円+税
一時期、談志にハマっていた。ホールで談春の芝浜を見てから、何やら談志の落語も肩が凝るようになって、小三治を贔屓にしていた。
談志系の本は目についたら買うことにしている。
立川流の落語家は筆達者が多く、談四楼とこの志らくが双璧か!
志らくの談志への(重い)が伝わる。
久しぶりに談志でも聴くか!
写真は、「運は遺伝する」橘玲、安藤寿康 NHK出版新書 1078円
本書を簡単に要約すると、
大概のことは遺伝で決まっているから、無駄な努力はあまりしない方が良い。
となる。
暗澹としながらも、いろいろ腑に落ちた。
橘に礼を言っておく。
写真は「歌われなかった海賊へ」 逢坂冬馬 早川書房 1900円+税
デビュー作の出来が良かったので2作目はどうかと思っていたが、やるじゃん逢坂!
戦争の記憶を風化させては駄目だと言うが、確実に風化している。
杉田二郎が戦争を知らない子供達を歌ってから何十年も経っている。
天災は忘れた頃にやってくる!
そして戦争も忘れた頃にやってくれる!
「歌わなかった市民」ではなく、「反戦歌」を歌う自分でありたい。
逢坂、3作目も期待する。
写真は「日本の絶望ランキング集」大村大次郎 中公新書ラクレ 860円+税
日本の経済力が落ちて来ていることは理解出来ていたつもりだった。
改めて本書によりデーターに基づいて示されると、ただただ愕然とするばかりだ。
減税がどうの、現金給付だなんだと騒いでいる世論も国会も虚しいばかりだ。
岸田もあちこち突き回すのではなく、異次元の少子化対策1本で行って欲しかった。
(教育費の無償化これでいいじゃん。