写真は、私の本棚。
眠れない夜、私は妄想する。遊説先のホテルでくつろぐ小池希望の党代表のもとにかかってきた、一本の電話を。
「もしもし、ゆりちゃん、安倍です」
「あら、随分と余裕だこと」
「そうでもないけど、自民党で極秘行った最新の世論調査の結果が出たので、ちょとお知らせしようとかと」
「あら、わざわざよろしいこと、それで」
「どうやら、自民だけでなんとか過半数は行けそうな情勢でね」
「あら、よろしいこと、でもまだ中盤、蓋を開けるまでは分かりませんことよ」
「希望も100は行きそう、良かったね」
「ですから、まだ、選挙は中盤、蓋を」
「立憲も、善戦したけど、弾が足りないし」
「だから、まだ、選挙は」
「そこで、何なんだけど、選挙後の事なんだけど」
「だから、まだ」
「当然、私が続投」
「だから、まだ」
「憲法改正案出すから、希望も賛成」
「だから」
「つぎはゆりちゃんで、これどうよ」
小池百合子に火が点いたところで私の妄想は終わり、浅い眠りにつく、今度は見果てぬ夢をみながら。