じぃじ・スナフキンの気まま日記

スナフキン大好き「じぃじ」が、自然とのふれあいや地域の情報を、気ままに綴ります。

幌尻(ぽろしり)岳、疲労困憊~っ!

2018年07月20日 | 登山・トレッキング
7月16日(月)に、登山口までのシャトルバスが発着する「とよぬか山荘」に前泊しました。
「とよぬか山荘」は、廃校跡を利用した宿泊施設で、人数制限有りの予約制です。

当日の宿泊客は、私を含め6人だったと思います。
実は、15日の日曜日まで、日高地方はかなりの雨が降っています。
沢の徒渉があることから、予定変更も考えながらの前泊でした。
受付の際、宿の方にシャトルバスの運行を尋ねると、「明日の7時発、第2便から運行の予定です。」との事でした。(中止もある雰囲気でした・・・。)

後で聞いた話ですが、かなり前から運行していなかった模様です。
同室になった方の話では、道の駅で3日間時間を潰していたそうです。

さて、夕食です。

北海道名物?の「ジンギスカン鍋」でした。


7月17日(火)の朝です。
まずまずの空模様です。
シャトルバスが来ました。先ずは一安心です。

シャトルバスには、当日朝に来たお客さんを含め、15名だったと思います。
それ以外に、「幌尻山荘」の管理人さんも同乗でした。

登山口に到着です。

ここから、長い林道歩きが始まります。

久々の自炊登山で、55リットルのザックに荷物を詰め込み、徒渉用の「ヒップウェーダー」を括りつけて、総重量約20kgでした。
バスに乗る前に、幌尻山荘の管理人さんに、「重いね~っ。」と言われたのを思い出しました・・・。
重いです。確かに重いです。ヘタをすると揺れます・・・。
そんな、重いザックを背負い、ひたすら歩きます。

雨後のせいでしょうか、あちらこちらで「滝」が見られます。
林道脇の沢も、滝になっています。

少し歩くと、林道の真ん中に、黒い「落とし物」です。

「山親父」が、「俺の縄張りだ」と主張するために置いて行ったんでしょうか・・・?

また、滝が見えて来ました。

なかなか良い滝ですよねっ。

時折、爽やかな風も吹くのですが・・・、陽射しもあり、ヘトヘトになって来ました・・・。

北海道電力の、取水口前の橋に到着です。

雪解けの頃に流された模様です。
本来なら、1時間くらい先で徒渉が始まるのですが、ここから沢を渡ります・・・。
ルートのマークも無く、自己責任で徒渉ルートを探します・・・。

結構、流れが速く、水量も多かったので、ドキドキもんでした・・・。
渓流釣りの経験があるので、徒渉には自信がありましたが、かなり戸惑いました・・・。

何とか渡り切り、取水口に到着です。

少し歩いた所に、案内板が置いてありました・・・。

後、4kmだそうですが・・・。
こんな鎖場も数か所あります。

後ろから来たグループに、追い付かれました・・・。
地元ガイドの方と、そのお友達4名に管理人さんでした・・・。
「付いて来たら」と言われましたので、後ろを歩きます。
徒渉の光景です。

足場を組んだ、橋もありました・・・。

滝を見て、休憩です。

梯子場もありました・・・。

左側の、棒を持った方が管理人さんです。
まだまだ続きます・・・。

長い滝が見えて来ました・・・・。

そして、黄色いお花も咲いていました。

やっと、「幌尻山荘」が見えて来ました・・・。
最後の徒渉です・・・。

途中までご一緒だった方々から、かなり遅れての到着です。
途中で、ウェーダーに水が入ってしまうと言うアクシデントもありました・・・。

ヘトヘトながら、濡れた物を干して、暗くなる前にと、アタックザックに荷物を入れ替え、寝床の準備と、夕食の準備をします。
明日、登れるのかなぁ・・・、こんな感じで・・・。


7月18日(水)の朝です。
4時過ぎに小屋を出発です。

昨日の疲れが未だあり、体調は今一です。
そんな事を許してくれません・・・、この山は・・・。
ただひたすら、登り、登り、急登です・・・。

黄色いお花が元気をくれました・・・。

「キスゲ」の仲間でしょうか?
こちらは、「オトギリソウ」の仲間の様です。

「命の水」に到着です。

稜線までは、ここからもう一登りです。
稜線に出ると、お花が沢山出迎えてくれました・・・。

「ミヤマキンバイ」でしょうか?

「ゴゼンタチバナ」です。

名前不明さんです。

「イソツツジ」の様です。

稜線には、時折ガスが掛かります。

こちらにも、綺麗なお花が・・・。

「ハクサンチドリ」でしょうか?
「チシマフウロ」です。

「ミヤマアズマギク」です。

稜線下に広がる「北カール」には、残雪が見えます。

可愛いお花です。

「ジムカデ」でしょうか?

稜線脇は、お花畑です。

「チングルマ」も咲いていましたよっ。

こちらは、「チドリ」の仲間でしょうか?葉っぱが「斑入り」です。

稜線も、所々にピークがあり、なかなか簡単に頂上には着きません。
来たカールを、ぐるりと巻いて行きます。

「ハクサンイチゲ」です。

「名前不明」さんです。

稜線を振り返ります。
右下の山から登って来ています・・・。

新冠からのコースの分岐です。

やっと。頂上が見えて来ました・・・。

頂上到着です。

頂上の山名板です。

北カール方向です。

戸蔦別岳方向です。

新冠(にいかっぷ)方向です。

長い休憩の後、下山します。

途中、新冠のダム湖が見えました・・・。

そして、岩陰に紫のお花です・・・。

「ミヤマリンドウ」でしょうか?
長い、長い、ひたすら長い下山です。
途中の林の中で、「ギンリョウソウ」を見付けました・・・。


疲労困憊で、山荘到着です。



7月19日(木)、「お疲れさん」状態の体調で、4時半頃に下山開始です。

やっと、取水口が見えて来ました。

最後の徒渉を終えると、ひたすら長い林道歩きです。
陽射しが地獄の拷問の様です。
あぁ・・・、風が欲しい・・・。

途中で、「アザミ」の花にとまる蝶をパチリ・・・。

もう、ヘトヘトで、写真を撮る気力もありません。
気力のみで歩きます・・・。

頑張ったお陰で、10時頃に登山口到着です。
11時のバス予約でしたが、運良く帰りのバス(臨時便?)に乗せて貰えました・・・。

疲れました・・・。
温泉は、「日高高原荘」でお世話になりました・・・。


温泉の後は、道の駅「樹海ロード日高」で車中泊です。
疲れすぎて、何もする気になりませんでした・・・。

本日(7月20日)は、朝から曇天で、時折小雨が降っています。
丁度良い、休養日になりそうです。

しかし、つくづく体力の無さに気付かされました・・・。
気力だけで登った、最難関の山でした・・・。

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