じぃじ・スナフキンの気まま日記

スナフキン大好き「じぃじ」が、自然とのふれあいや地域の情報を、気ままに綴ります。

10年ぶりの「八甲田大岳」登山

2023年06月21日 | 登山・トレッキング
6月20日(火)、昨年の今頃は、「ミチノクコザクラ」の花を求めて、「岩木山」に登山をしていました。
そこで、今年は「八甲田」の花々に逢おうと、「酸ヶ湯温泉」〜「八甲田大岳」〜「毛無岱」〜「酸ヶ湯温泉」のルートで登山をする事にしました。

調べた所、「毛無岱」へは何度か足を運んでいましたが、「八甲田大岳」は、なんと10年ぶりでした。

最近は、運動と言えば・・・、犬の散歩ぐらいしかしていないので、チョッピリ不安でしたが、今後の登山に向けて体力確認の一環として出掛けて見る事にしました。

5時40分頃、「酸ヶ湯温泉駐車場」から登山口へ向います。
国道を渡ると登山口です。

10年前に、こんな標柱があったかなぁ・・・?

さて、登山道を進むと・・・、

「マイヅルソウ」の群生が出迎えてくれました。

更に進むと、一変してこんな風景が現れました。

火山性ガスのせいでしょうか・・・?

先へ進むと、今度は・・・、

「スミレ」の花が、朝日を浴びて眩しそうに咲いていました。

続いては・・・、

「ムラサキヤシオ」でしょうか・・・?
沢山咲いていて、運動不足の「じぃじ」を励ましてくれました。

そうそう、登山道はこんな感じで・・・、

ずーっと登りが続きます。
こんなに大変だったかなぁ・・・?と、独り言。

視界が開けて、谷が見えて来ました。

「地獄沼」付近に流れ下る沢です。

先へ進むと・・・、

「ツマトリソウ」が、小さな可愛い花を咲かせていました。

やがて、こんな光景が・・・、

大きな石が、ゴロゴロと沢を埋め尽くしています。

今度は、「硫黄臭」のする場所にやって来ました。

丁度、山陰から陽が射し、逆光になりました。
急ぎ足で橋を渡り、向こう岸へ向かいます。

渡った先からの風景です。

遠くに「岩木山」が見えています。

先へ進むと、今度は・・・、

「コイワカガミ」が沢山咲いていました。
もう一枚、

こんなに群生しているのは、初めて見ました。

そして、近くでは・・・、

「ゴゼンタチバナ」も花を咲かせていました。

少し進むと、沢を2回渡ります。

そして、橋を渡ります。

まだまだ登りが続きます。

今度は、緩い雪渓が現れました。

やはり、山の東側は積雪が多いんですね。

先へ進むと、木道脇でお花が咲いていました。

「チングルマ」ですね。
そして、こちらは・・・、

「ショウジョウバカマ」ですね。
次々とお花が現れて、嬉しくなります。

おやおや〜っ!

「ミネザクラ」が咲いていましたよ。
そして、こちらには・・・、

可愛い「ヒナザクラ」の花です。

続いては・・・、

木道脇は、こんな感じで小さなお花畑が沢山あります。
アップです。

「チングルマ」と「コイワカガミ」が、仲良く陽を浴びていました。

あぁ・・・、初夏の山は良いなぁ・・・。
これだから、山登りが止められません・・・。

7時30分過ぎ、「仙人岱」の分岐が見えて来ました。

分岐の道標です。

少し先へ進みます。

「八甲田清水」で、小休憩です。

ここからの「八甲田大岳」です。

どうも、登山道の途中に雪渓がありそうですね。
5分程休憩して、再出発です。

「小岳」への分岐にやって来ました。

「八甲田大岳」頂上までは、1kmを切りました。

先に進むと・・・、

予想通り、雪渓が現れました。
その雪渓が途切れた先にも、広い雪渓が現れました。

こちらの雪渓は少し長く、危うく道迷いをしそうになりました。

やっと稜線に出ました・・・。

白い花が目に入りました・・・。

「サンカヨウ」です。
もう、花の終わりですね。

さて、稜線からの南方向の風景です。

遠くに「南八甲田連峰」が見え、手前には「アオモリトドマツ」が点在する広々とした森が広がります。
目にも心にも優しい風景ですね。

さてさて、登山はここからが正念場です。

急登が続きます。

少し傾斜が緩くなると・・・、

こんな感じで、お花達がエールを送ってくれます。

続いて、頂上直下のこんな場所に、突然沼が現れました。

「鏡沼」と言う名前です。
この沼は、「爆裂火口」に水が溜ったものだそうです。
火山の産物とは言え、水辺は「癒し」を与えてくれますね。

ここから頂上が見えました。

中央右側の、白っぽい杭が沢山見える所です。

さてさて、最後の急登が続きます。

段差があり、石ゴロの登山道です。

途中に、小さな祠がありました。

登下山の無事をお願いしました。

8時50分頃、やっと頂上に到着しました。

広々とした山頂では、心地良い風が吹き抜けて行きます。
頂上では、

「ミヤマキンポウゲ」の花達が出迎えてくれました・・・。

そして、頂上からは360°の展望が広がります。
先ずは、西方向です。

「岩木山」とその麓に広がる津軽平野が見え、正面奥は霞んでいますが、日本海が薄っすらと見えています。

続いて、北西方向です。

青森市街地と陸奥湾が見え、左側には津軽半島の山々が連なっています。
そして、手前の山にはロープウェイの山頂駅も見えます。

今度は、北方向です。

「赤倉岳」と噴火口のある「井戸岳」が目の前に見え、奥には陸奥湾が広がり、その奥には下北半島が霞んで見えます。

続いて北東方向です。

下北半島の付け根部分が見えます。
正面奥には、「小川原湖」が見えている様です。

今度は、東方向です。

右から「小岳」、「髙田大岳」、「雛岳」と並んでいます。(逆光で、ゴーストが写りました。)

最後は、南方向です。

「南八甲田連峰」の山々と、「十和田湖」方面が見えます。
お天気に恵まれ、景色を堪能出来ました・・・。

さてさて、そろそろ下山です。

9時5分頃、下山開始です。

下山途中では、小さなお花畑が点在していました。

「ミヤマキンポウゲ」と「コイワカガミ」が仲良く咲いています。
そんな中で、「ハイマツ」の赤ちゃんも育っている様です。

続いて、こちらには・・・、

「ミヤマキンポウゲ」と「チングルマ」のお花畑がありました。

さて、下山途中からの風景です。

「井戸岳」の噴火口が見えます。
そして、「大岳避難小屋」も見えて来ました。

「井戸岳」の噴火口をアップです。

爆裂火口が二つあるんですね。

さてさて、大きな段差と足元の小石に気を遣いながら下りて行くと・・・、

今度は、雪渓が現れました。
途切れた後、避難小屋の直ぐ近くにも雪渓がありました。

この冬は、積雪が多かったんですね。

やっと、急な下りが終わりました。

ここからは、「毛無岱」経由で「酸ヶ湯温泉」に向かいます。

「大岳避難小屋」の前を通ります。

「酸ヶ湯温泉」までは、4.6kmだそうです。
避難小屋です。

なかなか素敵な作りの小屋ですよね。

さてさて、先へ進みましょう。

道端で・・・、

「ミツバオウレン」の小さな花を見付けました。
そして、奥まった場所では・・・、

「ミズバショウ」が咲いていました。
所々に湿地がある様ですね。

先に進むと・・・、

こちらにも残雪がありました。

10時25分、「上毛無岱」の分岐にやって来ました。

この先で、湿原が待っています。

湿原に続く木道です。

緩やかに下って行きます。

木道脇では・・・、

「チングルマ」が、今が盛りの様です。
そして・・・、

「イワイチョウ」も咲いていました。
続いて・・・、

「ワタスゲ」です。

10時35分頃、「丸沼」付近で小休憩です。
「丸沼」を入れた、南方向の風景です。

「チングルマ」が沼を取り囲む様に咲いていますね。

さてさて、「下毛無岱」との境目にある、急な階段にやって来ました。

上から見た「下毛無岱」の風景です。
「池塘」が点在しています。
ググッとアップです。

癒やされる風景ですね。

「下毛無岱」に下りて来ると・・・、

今度は、「ミツガシワ」の花が出迎えてくれました。
そして、こちらは・・・、

「イソツツジ」の様ですね。
小さな可愛いお花が沢山咲いていました。

11時20分過ぎ、

「城ヶ倉」の分岐に到着しました。
あともう少しですね。
膝は痛いし、ふくらはぎはパンパンです。

途中、「タケノコ(根曲がり竹)採り」のお姉さんと会い、登山の話しで盛り上がりながら下りました。
話に夢中になり、下山場所の「酸ヶ湯温泉」の写真を撮り忘れました・・・。

12時10分頃、登山口駐車場に到着しました。

駐車場脇にある「インフォメーションセンター」です。

いやぁ〜っ!疲れました〜っ!!
天候に恵まれ、久々に沢山の花々にも逢えて、満足・満足の一日でしたが・・・、日頃の運動不足を痛感した一日にもなりました・・・。

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