山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

さくらはもうすぐですね(山形市)

2015年04月07日 | 日記



昨年の9月20日~21日に青森県三沢市で行われた
手をつなぐ育成会東北ブロック大会・本人大会の報告書が届きました。



東北ブロック大会の育成会大会と本人大会の話題提供者や助言者の方、
第1日目の大会後の懇親会に出席した方にはお送りさせていただきます。
お手元に届くまでしばらくお待ちください。

尚、今年度の「手をつなぐ育成会東北ブロック大会」の開催は
岩手県、花巻市の花巻温泉で、10月3日(土)~4日(日)の予定です。



ところで、山形県内の桜も庄内地方の酒田市と鶴岡市では開花したようですが
山形市では、まだ咲いておりません。

今日、銀行に出かけたときに桜の木の下を歩いたのですが
ピンクのつぼみもだいぶ膨らんできているようです。



でも、今日と明日は寒さが戻ってきているようですので
咲くのはもう少し先になるのかなぁ~~~

ご訪問ありがとうございます(F)

「何ができるか」を知ることから始める

2015年04月06日 | 就労
いつも送っていただいている冊子
障害者と雇用「働く広場」
働く広場4月
この特集記事「障害者雇用入門2015」を読んでいたら
なるほどなぁ~と思うことが書いてありました。

記事を書いてくださっているのは、(株)高島屋横浜店 人事グループ販売支援担当係長で
ジョブコーチの大橋 恵子さんです。
公立中学校に21年勤務、その最後の5年間は個別支援学級を担当していた方です。


まずは、小見出しの「障害者」のイメージを知ろうの部分には
初めて障害者の雇用を考えている企業さんに対してのアドバイスに、ウンウンと納得!
一口に「障害者」といってもさまざまなタイプがあるので、
積極的に特別支援学校、障がい者職業センター、障害者就労支援センターなどと
情報交換をして「どんなことができるのか」の情報をキャッチし、
会社に戻って業務の洗い出しをすると良い。


会社の中にいて障害者はどんな仕事ができるのかわからない、と言っていては
いつまでもわからないままになってしまうので、
いろいろなタイプの障害のある人たちと接することだ大切だ、
そして、自分の会社では障害のある人はどんな業務ができるだろうと
業務の洗い出しをすればよい。
と雇い入れる企業向けのアドバイスも書いてありました。

そして、一般就労を目指している人には心しておかなければならないことも書いてありました。
これは、障がいの有る無しに関わらずに大切なことなのだと思います。
1つ目は、本人が自分の事を知っていること。
2つ目は、自分に肯定感を持てていること。
3つ目は、生きる目的を見出していること。

この3つがないと働き続けるのは難しいということです。

実際に実習にくる高2、高3の生徒たちは、
障がいがある自分と向き合っていない人が多いそうです。
自分の手帳の種類をしっているか、自分の特徴を知っているか、
そのうえで、自分の事を肯定できているかを見るそうです。

それはどうしてかというと、後ろ向きの人は、
色々なことを人のせいにしたり、まわりのせいにしてしまうのだそうです。

そして、どんな人材を求めているかというと
会社にとって利益につながること。
やはり、福祉的就労ではありませんから企業にとって利益は重要ですよね。
そこは、健常者であろうが障害者であろうが同じだそうです。

雇わない企業が悪い、社会が悪い、制度が悪い、法律が悪い、先生が悪いなど、
何かのせいにしても、何も生まれません。
本人は自分を受け入れて、障害のあるままの自分で世の中をポジティブに生きていく。
その人が元気になれるように背中を押す人が周りにいると、社会がもっと豊かになると伝えたい。

と書かれてありました。

あとはこんなことも・・・
障害者手帳を持っていても、本質的なものは否定しなくてもいいのです。
障害があるまんまで自分らしく生きていけばいいのです。


さらに企業にも・・・
障害のある人を特別だと思っていると障害者雇用が大変だと思ってしまう。
長く働いていれば、心が折れるときもあります。
年をとったら必ず障害者になるのに、自分は違うと思って生きている人が多すぎます。
自分も同じだとみんなが発想を変えれば、難しいことではないと思います。
私も今は手帳を持っていないけれど、将来は彼らの世界に入れてもらうんですよ。
障害者雇用の域をこえているかもしれませんが、
ノーマライゼーションとはそういうことだと思います。



障害のある人が一般企業で就労するという事に対して
優しくもあり厳しさもある言葉が連なっていました。
一般企業というのは利益を生まなければ経営は成り立たないのです。
そのことに対して、ごくごく当たり前の事が書かれていました。

県内の特別支援学校でも一般就労を目指している生徒がたくさんいます。
まずは、自分自身をしっているか、自分の障害の特性を知っているのか
親御さんも一緒に考えてみる必要があるかもしれませんね。

ご訪問ありがとうございます(F)

これは障がい者差別?と思ったことはありませんか?

2015年04月02日 | 権利擁護
山形県健康福祉部障がい福祉課長からの依頼です。

県では県民一人ひとりが障がいの特性や、特性に応じて必要となる配慮などについて
理解を深め、県民、事業者、行政等のそれぞれが、社会生活の様々な場面で
差別の解消に取り組んでいくため、障がいを理由とする差別の解消に関する条例の
制定について検討を進めております。


ということで、手をつなぐ育成会の会員の皆さまが実際に経験した
障がい者差別にあたると思われる事例、及びに
障がい者に対する良い配慮の事例について広く集めたいと思います。

実際にご自身やお子さんが体験したものではなく、
見聞きした事例でも結構です。
(育成会の会員の方以外の事例でも問題ありません)

直接、県育成会事務局から会員の皆様に協力依頼をさせていただく場合もあります。
その時は、どうぞご協力くださいますようお願いいたします。


集まった事例は、山形県手をつなぐ育成会で取りまとめさせていただき、
山形県の障がい福祉課へ報告させていただきますが、
お名前などの個人情報は伝えませんので、ご安心ください。

障がいのある人も、ない人も普通に暮らしていけるような社会を目指しての
県の取り組みですので、皆さんどうぞご協力をお願いいたします。
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本当にこまっている時こそSOSがだせない

2015年04月01日 | 家族支援
今日から新年度です。
入学や進学、そして社会など、期待や希望そして少しの不安を胸に
今日を迎えている人も多いと思います。
みなさん、未来に向かって進んでいきましょう!
何事も経験は味方だ!



そんななか、ちょっと暗いタイトルのブログですがご勘弁をm(__)m

最近(ケー)のブログは介護者が将来を悲観し
自分がこれまで自分の人生を掛けてまで介護してきた
障がいのある子どもや、兄弟姉妹を殺してしまう内容が続いています。
そして、そうなるまえに何とかしなければならないという事を訴えています。
本当にそう思います。
でも、私も障害のある子を持つ当事者として心中を図ってしまう家族の気持ちが
やっぱり解ってしまいます・・・・・

「手をつなぐ」の特別号、P36の高齢化の所に
【本当に困っているときこそ人はSOSを出せないものです】
と、サラッと書いてありますが、これは本当に実感したことですし、
おそらく、障害のある子を持った親、特に母親はほとんどの人が
経験していることではないかと思います。

随分前、私もブログに書いたことがありますが、
気持ちが沈みすぎていると、誰にも連絡を取りたくなくなるのです。

身に降りかかっている困難をなんとか家族内で解決しよう、
解決しないまでも、もう少しだけ良い方向に向くまでは
私がなんとかしなければ!という気持ちになるのです。
そして、自分がひどい困難に陥っている事は他人には「知られたくない」
という覚悟というか決心というかそんな気持ちに支配されます。

そのような時に、連絡が来なくなって心配してくれている友人から
「元気?最近連絡ないけどどうかした?」というような連絡があったとしても
「うん、大丈夫。ちょっと子どもが不安定で困っているけど、なんとかする」
とか言ってしまうのです。
そうすると、連絡した友人も自分も経験済みの感情ですから
「分かった、早く落ち着くといいね、頑張ってね」
と距離を置く(そっとしてくれる)ようになったりします。

ここで、もしかしたら当事者ではない人たちは
そこで、支援の手を差し伸べてあげないからいけないんでしょ!
と思うかもしれません。
でも、そうではないのです。
そんな時に「大変でしょう。こんなサービスを使ったらどうですか?」
というような事を親切ぶって言われたとしても、
どうしてもわずらわしく思ってしまうのです。
お願いだからそっとしておいて!と思ってしまうのです。
おそらく、どんなに親が年を取ってしまってもそんな気持ちになってしまう
のではないかと、私も今は想像でしかありませんが思ってしまいます。

でも、そっとしておいて良いのはまだ親が余力があるウチの話だと思います。
親が自分の健康に不安が出てきて、自分と子どもの将来を本気で危惧しているのなら
早急に支援の手を差し伸べてあげないと、悲劇が起こってしまう可能性は否めません。

私たち育成会(親の会)は、そんな親の気持ちが分かる会員組織です。
まだ親に余力のあるうちから孤立してしまわないような仕組みがある事を常に発信し、
色々な機関と繋がりを持つように促さなければならないのだと思います。

また、障がいのない”きょうだい”に、親と同じような介護を期待することは
絶対にしてはならないと私は思います。

現代でも、あの子(障がいのある人)にはきょうだいもいるから大丈夫!
という変な期待がこの社会にはまだまだあります。
きょうだいにはきょうだいの人生があります。
きょうだいは、親ではありません。

このことも何とかしないとならないのが育成会(親の会)の役割だとも思います。

今、障がいのある人もない人も普通に暮らせる社会を目指して活動をしています。
育成会(親の会)と福祉協会(施設運営団体)とは上手に連携し協力して
行く必要があるのかもしれません。

ご訪問ありがとうございます(F)