山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

手出しは無用ケガするぜ!

2015年04月25日 | 権利擁護
少しばかりの敬意と尊厳が欲しい!
少しばかりの敬意と平等が欲しい!


権力者はみんなペテン師だ
俺たちを閉じ込める!



フィンランド発のドキュメンタリー映画
「パンクシンドローム」観てきました!
公開最終日にようやく見に行くことができました。
知的障害者4人のパンクロックバンドの日常を追った映画です。
最初に書いた言葉は、彼らのバンドの歌詞です。
まさに魂の叫びだと思いました。

フィンランドと言えば、福祉が手厚い国というイメージがありますが、
そこに住んでいる障がい者たちでさえ
こんな風に差別を感じているという事だと思います。

実は私、個人的にはパンクロックは好きではありません。
だからなのか、映画の終盤には少々頭も痛くなりかけてしまいましたが、
それでも、この映画は観て良かったと思いました。

障がい者もの特有の陰気くささは全くと言っていいほどなかった事も
良かったのだと思います。

とはいっても、洋服の縫い目が気になってしょうがないこだわりや、
母親が亡くなったことを自分には知らせてもらえず、
葬式さえも自分抜きで済まされていた事を知って落胆したり・・・
ちょっと笑えたり、身につまされたりする場面もあり、
考えさせられる部分もありました。

それにしても、グループホームの居室がとっても素敵でした。
女の子はとっても女の子らしい色と家具でしたし、
男性の部屋(こちらは1人暮らしかもしれません)は
白が基調のスッキリしたオシャレな家具や照明で
とても素敵でした。
たとえるなら、家具店にディスプレイされているようにオシャレな部屋に
障がい者が住んでいるという感じです。
私が知っているグループホームとはちがっていましたので少々驚きました。
このあたりが福祉先進国なのでしょうか。

映画は先週の土曜日から昨日の金曜日までの
1週間しか公開日がありませんでしたが、
本当はもっとたくさんの人に観て欲しいと思える映画でした。

キットかれらは今日も社会に怒り、日常に怒り
パンクしているんでしょう、でも、お前らサイコーだぜ!!!

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