山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

大丈夫、必ず笑って話せる日がくるから!

2015年04月20日 | 日記
事業所協議会 (1)
出勤時、文翔館前の信号で止まっている時に撮影しましたが・・・
街灯の柱が邪魔ですし、焦点が何なのか定まってないですねぇ(-_-)/~~


先日の天童市育成会の茶話会でのこぼれ話です。
スイカ割りの時に目隠しを何度も外してしまう、あるお子さんを見て、
ん?!ひょっとして障害ある?と疑問をもった、というような話題のとき。
「確かに目隠しって苦手な子が多いよね、何も見えなって不安なんだろうね。
でも、ウチの子なんか目隠しなんかはもちろんできないけど、
目隠ししなくてもまともにスイカ割れないかもよ!」
アハハハ(^◇^)
なんて言いながらもう1人の同じような障がいを持つ子のお母さんと笑っていたら、
ちょっとだけ後輩のママさんから
「そうやってすべてを受け入れて笑えるようになるまでには色々あったんだろうね」
なんて感慨深げに言われました。

そのママさんが育成会に入ったばかりの頃は子育てに悩んでいる真っ最中だったのでしょう。
あるとき、私なんかよりももっとベテラン会員の先輩ママさんから
「大丈夫だ、絶対に笑いながら話せるようになる日がくるから」と励まされたのだそうです。

そしていま、私のようなちょびっと先輩ママたちが笑いながら自分の子どもの事を話すのを聞いて、
「やっぱり笑いながら話せるようになっていくんだね」と感慨深げでした。

彼女はまだ、私のように笑い話にはしてしまえない位置にいるのでしょうね。
でも、私も過去を振り返ってみると、やはり最初から笑いながら子どもの事を
話すことになれるとはとても思えない時期がありました。

奇声を発し、突然どこかに走って行く息子を追いかけながら
「どうもすみません」とまわりの人の顔も見る余裕もなく
謝ってばかりの毎日を過ごしていた時期がありました。
こんな生活がいつまで続くのかと考える余裕もなかったように思います。
とにかく目の前のことしか見えてないような時期がありました。

そしてそんな時に育成会に入会し、初めて子どもと一緒に福祉大会に参加した時のことです。
施設の直売店が並んでいる場所、買い物をしている人がたくさんいる中を
相変わらず奇声を発して走り出した息子を追いかけながら、ぶつかりそうになったご年配の女性に
いつものように「どうもすみません」と顔も見ずに謝った時のこと、
その女性から「大丈夫だよお母さん、ここでは誰も気にしないよ、みんな同じ!」
と声を掛けられたのでした。
その時、肩にパンパンに入っていた力がスッと抜けた気がしたことを今でも覚えています。

その方がどなただったのかは今もって分かりませんが、
福祉大会に参加するために来ていたどこかの支部の会員さんだった事は間違いありません。

育成会の会員は子どもの障がいの程度こそさまざまですが
障害のある子を持つ親という同じ立場の仲間です。
同じ立場だからこそ分かり合えることがたくさんあります。
仲間がいると心強いものです。

これからも手をつなぐ育成会は仲間のために何ができるのかを考えていく団体で
ありつづけなければならないと思います。


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