山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆山形県手をつなぐ育成会地域活性化事業(研修会のご案内)

2013年08月12日 | 研修会
今年度、赤い羽根共同募金会より分配金をいただいて行っている事業
「一般社団法人 山形県手をつなぐ育成会 地域活性化事業」
ひと 学校 地域 輝け 未来の第4回目、鶴岡市の「にこふる」を会場に
私の人生と子どもの人生という事で、
講演とそれぞれの人生を見直すためのワークショップを行います。

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今回の研修会の大枠は「権利擁護」について学びます。
権利擁護などというと難しく感じてしまいますが、
「障がいのある子がいたら、自分の夢は持ってはいけないの?」
ということで、障がいのある本人の人生と、親自身の人生は別のものである。
それぞれの人生を充実したものにするためにはどうすれば良いのかを
気づくことができるような研修内容になっております。

日時:9月6日(金)午前10時~12時30分
会場:鶴岡市総合福祉センター「にこふる」鶴岡市泉町5-30 
講師:吉川 かおり氏 明星大学教授 全日本手をつなぐ育成会理事

参加費:無 料
参加対象:手をつなぐ育成会(親の会)会員・特別支援学校の保護者
     福祉サービス提供事業所利用者の保護者・その他興味のある方

参加申込み締め切り:8月30日(金) 
申込み先:一般社団法人山形県手をつなぐ育成会事務局
    FAX:023-623-6571
    Mail:y-ikuseikai@coda.ocn.ne.jp

参加申込人の氏名・所属(育成会/学校名/事業所名)年齢(40代とか50代など)
連絡先の電話番号(こちらから連絡が必要な場合のみ利用させていただきます)
をご記入の上、FAXかメールでお申込みください。


今回の研修会はこれまでとはちょっと違い、講演のあとはワークショップを行います。
難しいことをやるのではありません。
楽しくおしゃべりしながらも、いろいろなことを考えることができます。
たくさんのお申し込みをお待ちしております。

事務局からのお知らせ
山形県手をつなぐ育成会事務局は、明日13日から15日まで
3日間、お休みをいただきます。
ご不便をおかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。





教育に関する権利

2013年08月12日 | 福祉用語
 浅井浩氏の以下のホームページに掲載している「福祉」にかかる論述を、ずっと連続して引用している。
 その第66回目。

 新たに設けられた「特別支援教育」の意義について、以下で述べられている。
 盲・聾・養護学校から「特別支援学校」の制度にかわった。
 その制度改革によって、いかなる発展が期待されるか。
 そうしたことが問われる。 
      
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【引用始め】
   
http://www.asai-hiroshi.jp/mysite5/index.html

教育を受ける権利の保障   2013.4.12

教育を受ける権利の保障と特別支援教育

 日本の教育制度は、
 原則として障害の有無で教育を受ける場としての学校を分けてきましたが、
 2007(平成19)年4月1日から「学校教育法等の一部を改正する法律」によって、
 従来の盲(もう)学校・聾(ろう)学校・養護学校という
 障害種別による学校の区分をなくして、
 特別な教育的ニーズを抱えるいわゆる「発達障害」も支援の対象に含めた
 特別支援教育のための「特別支援学校」の制度が始まりました。

 特別支援教育の制度をどのように充実発展させるか、
 そのための教育的環境条件をどのように整えていくかということは、
 今日的なきわめて重要な課題です。

 障害種別の区分をなくすということは、
 障害の内容等には関係なく
 誰もが教育を受けられるようにするということであって、
 障害の内容やその程度や状態等についての配慮を何もせずに、
 単に一緒に学ばせるということではないのですが、
 そこに誤解と混乱が生じているのではないでしょうか。

 一般的な教育に関する考え方には、
 いわゆる読み書き算数の能力を重視し、
 そうしたことを教えることが大切だとして
 教科学習的な教育方法論への執着や知育偏重が根強くあるのではないでしょうか。
 むろんそうした能力を発揮できるようにすることは
 教育的な部分としては大切であり、
 必要であることはいうまでもありません。

 しかし障害の内容やその程度や状態によっては、
 教科学習的教育の内容や方法では、
 それを理解することがむずかしいということがあるわけです。
 その場合、単に教科主義的教育の内容や方法を強いるのではない
 教育的な配慮が必要となります。
 そこに特別支援教育の意味があると思います。
  
【引用終わり】

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 障がいのある人が、より良い教育を受けるしくみが特別支援教育である。
 特別支援学校と障がい種別をとりはらった学校制度に替わった。
 重複障がいの教育も重視する。
 また、通常の教育において、発達障がい等に対する教育もなされる。
 今まで位置付けがはっきりしなかった人たちを含めての幅広い教育が可能になった。
 今後の発展が期待される。
 (ケー)