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手稲山リュージュ競技場

2013-10-15 20:42:00 | 札幌オリンピック ...

  
   札幌オリンピックの会場のひとつ

            「手稲山リュージュ競技場」


   「リュージュ」とは、フランス語で「木ゾリ」という意味です。

  スタート時は、両手でハンドルバーを握り、反動をつけてそりを押し出し、パドリング(鉄製の爪のついた
 グローブで氷をひっかく)をしながら加速をします。
  滑走中はあおむけの水平姿勢をとり、2本のシーネ(滑走面にあるスチール製の金属)を固定している
 2本のクーヘ(木製の棒)を両足で先端を挟み、押し込むように操作しながら滑り降ります。


  手稲山リュージュ競技場は、昭和44年6月に工事が着工し、昭和46年2月に完成しました。

        スタートの標高は443m ゴール地点の標高は342m  標高差101m
             コースの全長は1140m 曲線は14
            平均斜度は9.9度・最大斜度は15度            
              建設費は2億7734万1000円    

  
       
                    写真・データ ~ 第11回冬季オリンピック冬季大会札幌市報告書 より引用


   手稲山競技場は、海岸に近いため大雪となるおそれがあり、降水量の少ない藤野に予備コースとして

 藤野リュージュ競技場が造られましたが、オリンピックの競技は手稲競技場で行われました。


  昭和47年2月4日に男子と女子の一人乗り・5日に女子の一人乗り・7日に男子と女子の一人乗り・
 10日に男子の二人乗りの競技が行われました。



        先日の記事で紹介した聖火台のすぐ脇にスタート地点がありました。
  

    この斜面にリュージュコースがあったようです。
  

  1985年にリュージュコースは撤去され、コース跡はテイネオリンピア(スキー場)の聖火台コースに
 なっています。
  

  
        写真のリフトはスキーコース造成時に新設されたものの様です。


   



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