私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

昨今の景況感を案じること

2008-06-24 | コラム

 今月に入り、私が業務で接する各自動車関係業の景況感は芳しいものはないと感じられます。つまり、クルマの販売も、整備業の車検入庫等や板金業の事故車入庫も少なく推移していることが顕著に感じられつつあるのです。
 私が直接に関係する交通事故の発生件数も、やはり若干少なめに推移している様に感じられます。やはり、このところの燃料費の高騰もあり、クルマの利用が抑制されるという傾向が影響を与えているのかもしれません。 確かに私自身が利用しているガソリン価格は、昨年同時期より約30%程アップしています。自動車物流業では大量に燃料を使用しますから、経費の30%アップは相当に経営を圧迫しつつあると思います。しかも、昨今の不況は、運賃に転嫁できない場合も多々あると想像されますから、本当に大変なこととなっていると想像されます。
 この燃料価格の高騰は、ご存じの通り米国サブプライムローンの破綻問題を要因として、投機マネーが石油等へ向かったためのバブル的なものだと伝わります。ですから、燃料需要が供給を上回るという市場原理による高騰ではないとのことです。投機マネーを操る金の亡者達は、世界中を利ザヤを求めて荒らし続け、人々を苦しめ続けています。かなり昔の高度経済成長時代の日本が、世界からエコノミックアニマルと揶揄されましたが、現在のことを為す彼らを何と呼べば良いのでしょうか。
 それでもアラブ産油国等は、原油の供給量を増加させることを発表しています。早く燃料価格が沈静化し、景況感を好転させる足掛かりとなってくれれば良いと願います。




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