私の思いと技術的覚え書き

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大型バスのファンベルトアジャストーエンドボルト修理

2018-12-25 | 技術系情報
 当件は、本コーナーの8/15付けで記した続きの話しです。その後11月に車検入庫し、ベルト類は全数取替してもらっていましたが、最近、また回転上昇でギャーとベルトのスリップが発生する様になってしまったという続きの話しです。張りを見るとやはり緩るく、初期摩耗により張力低下を起こしたのでしょう。以前記している様に、クランクプーリーとの位置関係で従側に位置し、しかもトラックより圧倒的に発電量の大きいオルタネーターと3段掛けプーリーだが、ベルト外面で一体化されているが故に、食い込みが弱くなりがちなことも要因だと思えます。

 ベルト張り用のターンバックル機構で再度張りを強める調整を行うと共に、左右のエンド部のボルトの緩みを確認すると、エンジン側のボルトが緩いので締め込むが、締め付けトルクの立ち上がり途中で頭打ちになるのを指感し、それ以上締めるのを止めました。該当部を観察すると、厚さ4tぐらいのBKTプレートにネジを切っただけでネジ山が少ないというものです。しかも、度重ねてアジャストを繰り返してきた際に、センターの長ボルトを十分押さえぬままにロックナットを緩め続けたのでしょう、当該BKT部に湾曲を生じている様です。

 普通に考えれば、雌ネジ側プレートにボルト軸径までの板厚がないなら、ウェルドナットを付けるとか、通しでボルト&ナットで締結するのでしょうが、それ程過負荷は掛からないという前提での設計思考なのでしょうか。ホームセンターで、M14首下長さ35mm(強度区分7T)とナットを購入してきて、元の雌ネジはそのままで通しボルト&ナットで十分納得できうる手応えでの締結を行いベルトの再調整も済ませました。




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