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ランクル70は誰の手に

2024-05-23 | コラム
ランクル70は誰の手に…公用車売却に全国のファン興奮「旅費をかけても確認する価値ある」
2024/05/20 13:36 @CARSニュース

 岩手県大船渡市の公用車・トヨタ「ランドクルーザー70(ランクル70)」の一般競争入札による売却が、全国の自動車ファンらの注目を集めている。約23年間で約18万キロを走行した“大ベテラン”だが、ランクル70は中古車市場で根強い人気を誇る車種。SNSなどで「掘り出し物」と想定以上の反響を呼び、下見会には全国から入札希望者が集まった。(小林晴紀)

 7日に同市役所で行われた下見会。県内をはじめ、関東や九州などから参加した入札希望の個人や法人担当者ら11組13人は、約20分かけ、タイヤ周りやエンジンルーム、車体底面をのぞき込んで写真を撮ったり、アクセルを吹かしたりして内装や外装など車の状態を入念に確認した。

 佐賀県鳥栖市で中古車販売業などを営む男性は「旅費をかけて状態の確認に来る価値がある車だ」と興奮気味。大船渡市から参加した40歳代の自営業男性は「いつかは『ナナマル』と思って参加したが、業者もいて驚いた。もし落とせたらラッキー」と話していた。

 入札は13日に申し込みが締め切られ、最終的には7組が参加申し込みを行った。

 売却されるランクル70の型式は「KG―HZJ74V」で、排気量約4リットルのディーゼルエンジンを備えた四輪駆動車。同市が2001年に新車で購入し、主に同市農林課が国土の現地調査業務で使用してきた。11年の東日本大震災後は、津波で家を失った被災者が住宅を建てるため、農地を宅地に変更する際の現地確認にも用いられたという。

 しかし、その後は現地調査の民間委託などが進んだため、近年は使用頻度が減少。同市は売却を決定し、市場での人気や自動車販売会社による見積もりを基に、最低売却価格を150万円に設定した。

 同市が4月下旬に売却を発表すると、SNSを中心に自動車ファンの注目度が急上昇。同市の公式X(旧ツイッター)に投稿された入札情報は今月19日時点までに約46万回閲覧され、入札を担当する同市農林課地籍調査係の鈴木康司主査は「こんなに注目されるとは思っていなかった」と驚きを隠せない様子だ。

 高い関心の背景には、中古車市場での価格高騰がある。ランクル70シリーズは1984年の発売以来、改良を重ね、2004年の国内販売終了後も再販が実施されたほか、昨年11月には新型モデルの販売が始まるなど新車でも大人気の車種だ。

 盛岡市でランクルなどスポーツ用多目的車(SUV)を扱う自動車販売店「ブラット盛岡」の店長は、ランクル70は中古車市場での希少性が高く、車体の頑丈さや高い走破性、角張ったデザインからファンの多い車種と説明。「人気は世界的に根強く、業者用のオークションでは約300万円で取引されている。状態にもよるが、今回の入札でも同程度になるのでは」と指摘する。

 入札は21日に同市役所で実施される予定。鈴木主査は「最後まで無事に終えられるよう取り組む」と話している。

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注目された公用車「ランクル70」落札者が決定、価格は329万9998円「100台に1台くらいの珍しい車両」
5/23(木) 14:05配信 読売新聞オンライン

下見会で車両の状態を念入りに確認する参加者(7日、岩手県大船渡市役所で)

 岩手県大船渡市は22日、21日に行われた一般競争入札で、SNSで話題を集めていた同市の公用車・トヨタ「ランドクルーザー70」が329万9998円(税込み)で落札されたと発表した。県内外の6組が入札に参加し、最高値を付けた秋田県にかほ市の中古車販売会社「EIGHT(エイト)」が落札した。

 同社の佐藤勉代表(46)は「ランクル70の中でも100台に1台くらいの珍しい車両なので、落札できてうれしい。大事に乗ってくれる人に販売したい」と話した。必要な整備や内外装の手入れを行った上で、夏頃までの販売を目指すという。販売価格は400万円程度になる予定。

 車両は大船渡市が2001年に新車で購入し、主に同市農林課が国土の現地調査業務で使用してきた。同市が先月22日に入札情報を公式X(旧ツイッター)に投稿すると、今月22日時点で約46万回閲覧されるなど話題となり、車両の行方が注目されていた。


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