私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

車検検査ラインの体験記

2012-08-10 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 その昔、自動車整備に携わり、自動車検査場の検査ラインの経験もそれなりにしてきた筆者です。つい先日のこと、数十年ぶりでナンバーないクルマの再登録(いわゆる中古車新規)を行うこととなったなったのですが、その様子を若干記してみます。

 いわゆる中古車新規の場合、自動車検査場での流れとしては、まずは自動車検査ラインにおける車両の検査を行い、これに合格すると登録の事務手続きが行われることとなります。まず、車両の検査ですが、事前にインターネットにおいて検査の予約を行う必用があります。これが繁忙期となるとなかなか希望する日時に取れなく、いわゆるキャンセル待ちを狙い深夜とかに再予約を試行する業社も多いとか聞きます。筆者の場合は、そこまでは行う必用はなかったですが、なるべく早い日時の予約を取りましたが、それでも希望日より一週間近く後の日時となってしまいました。

 なお、検査予約は整備事業者の場合と、いわゆるユーザー車検の場合とに別れていますが、筆者の場合はユーザー車検にて行ったことはいうまでもありません。また、受検前に、警察(安全協会)における車庫証明だとか、自賠責保険の加入や新旧所有者の印鑑証明の入手を済ませておかなければなりません。

 それと当然車両の事前整備もしくは点検を行い問題がなく検査に通る様にしておかなければなりません。今回は対象車が比較的新しい中古車でしたから、車両については何ら行うこともありませんでしたが、気になるヶ所はヘッドランプの光軸とサイドスリップの2つがありました。これらを専門に行う業社もあり、そこで事前検査と調整を行うことも考えましたが、車検場での検査は当日であれば何度でも繰り返しできることより、あえて行わず検査受検を行いました。

 さて、本番の検査ラインへの突入ですが、事前に初体験のことを知らせて起きます。そうしますと思わぬ程親切に誘導員(検査官)が、「そこをハンドル直進でゆっくり通過して下さい」(サイドスリップ検査)とか、「あそこに前輪を止めて下さい」(ブレーキとスピードメーター検査)とか、いちいち懇切丁寧に説明してくれます。そして、検査毎に前方上部の電光掲示板に○×の合否表示が行われます。

 結果としては、ヘッドライト以外はすべて合格しました。不合格となったヘッドライト光軸については、くだんの誘導員に問うと、「右側が光軸の上下はOKだが左に振れ過ぎている」と教えてくれます。

 そこで、検査場脇の駐車場で、ヘッドランプ外観より内部のリフレクタ(反射鏡)の位置が反対側とほぼ同位置になる様に適当に左右の光軸調整用スクリューを廻して直しました。そして、再度の検査ラインでのヘッドランプ光軸のみの再検査、見事(当たり前ですが)合格しました。

 その後は、再登録の事務手続きですが、次は何番の窓口で○○を等と、あっちへこっちへと結構手間取り、検査場へ入ってから新しいナンバーを付けて出るまでに約3時間弱を要してしまいました。



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