私の思いと技術的覚え書き

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沼津唯一のSL展示を眺める

2019-09-15 | 沼津そして伊豆周辺
 電化以前のかつてのSL往時の頃は、国鉄沼津機関区は東海道本線でも有数の大規模機関区があったそうですが、今はその姿を想像させる形跡は残されていません。そんなかつての鉄道の街、沼津で唯一SLが展示されているのが、沼津駅北側近くに程近い高沢公園です。

 展示されている(というか半ば放置状態に見える)SLはD52型という、一番多く作られ有名なD51型を改良した、当時の最強力機関車だそうです。しかし、wikiに記述を眺めると、戦時中に作られたものが多く、構造を簡略化したり品質に問題が多く、種々のトラブルを起こして来たと記されています。展示のD52136号も、展示掲示板によれば、昭和19年8月31日製造とありますから、正に敗戦の1年前、戦局がますます悪化しつつある時に製造されたものと知れます。ところで、同掲示の走行粁(これでキロメートルと読むんだそうですが読めません)に218万余kmと記してありますが、今の大トラ・バスが100万kmを走ることも珍しくない中で比べれば、高価な機関車がそれしかと思えます。ちなみにJRの中で飛び抜けた収益率(儲け過ぎ)となっていて問題だと思えるJR東海の年間走行距離は35万とか記しています。新幹線だけなら、仮に1日3千km×365で109万km/年で、20年使用で2180万kmと桁が違います。これで、乗車率が全国新幹線の飛び抜けたNo1ですから儲かる訳です。本当は、輸送費を下げるか、江戸幕府みたいに領主の配置換えを行って是正しなけりゃいけません。つまり、JR東海の経営人はJR北海道もしくは四国にでもすげ替えて、苦労をしてもらう必要があるでしょう。

 与太話を記しましたが、肝心の展示の方は、写真の通りですが、昨年眺めた隣町三島のC58の行き届いた保持管理ぶりとは月とスッポンで、何十年も放置状態というありさまが見え見えです。たぶんですが、沼津市民でもSL大好き愛して止まぬ方は多いと思えますから、保存会なりを作れば、定期的な清掃などに参加する方も多い様に感じるのですが・・・。この状態を見ると、ちょっと残念なことと感じます。











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