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トヨタ異変の予兆?・ちょっと気になる1年前の記事

2023-02-26 | コラム
トヨタ異変の予兆?・ちょっと気になる1年前の記事
 以下の記事だが、最近Net上で発見したのだが、この筆者の井上久夫氏だが、おそらく「トヨトミシリーズ本の闇作者だとしか思えないのだが、そのあまりに精緻とさえ云える内容に驚きつつ、著者のトヨタ眼力を評価するからこそ、おざなりにはできない意見として眺める。

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トヨタ「業績絶好調」のウラで、いま「エース社員」たちが続々と逃げ出している…!
井上 久男ジャーナリスト
現代メディア 2022.02.11
 自動車販売台数は世界一。空前の好業績、そして満を持してのEV進出に社内は沸いている――と思いきや、エースたちが次々と去り始めたという。豊田家の足下で起きている、異変の全貌をすっぱ抜く。

「最中枢」の管理職が退社
 トヨタ自動車社内ではいま「ミドルの崩壊が始まった」と言われている。入社数年の若手ではなく、評価の高い優秀な40代から50代の管理職が、新天地を求めて自己都合退職しているのだ。
 大きな衝撃が走ったのは昨年末。本社中枢の一つである、人事部の大橋俊介部長が突如退社した。転職先は風力発電関連ベンチャーと言われる。'98年入社の大橋氏は中国・天津の合弁会社への出向などを経験した後に、人事部労政室長を経て同部長に昇格していた。
 「大橋氏に限らず、トヨタの人事部門ではこの1年ほどで室長・課長クラスの中堅幹部10人近くが相次いで自己都合退社し、話題になっていた。理由はそれぞれだが、主に会社・組織に対する不満のようだ」と、あるトヨタ幹部は語る。
 管理職の退社が続いているのは人事部門だけではない。昨年9月に筆者が指摘したように、「クラウン」や「カローラ」などを担当する社内分社組織「ミッドサイズビークル(MS)カンパニー」では昨夏、司令塔役だったMS統括部長が突如退社した。'91年入社で、コーポレート戦略部や北米統括会社などで要職を務めてきた。転職先は輸入車などの販売を手掛ける企業だ。
 こうして本社の中枢で幹部社員の退社が相次いでいるため、人材補充のために「新車紹介キャンペーン」ならぬ「中途入社紹介キャンペーン」が展開され、志望者の紹介が奨励されているという。
 業績の面では、コロナ禍にあってもトヨタは絶好調だ。'22年3月期決算の純利益はおそらく3兆円に迫り、過去最高益を更新するだろう。SUVの「RAV4」「ハリアー」などヒット車も多く、'21年の世界販売台数では首位をキープしている。
 給料も高い。50代の部長クラスだと年収2000万円近く、40代半ばの管理職でも1500万円は超えている。そんな恵まれた状況にもかかわらず、なぜ将来を嘱望された人材が相次いで辞めていくのか。
 内部の雰囲気をあるトヨタ社員に聞くと、こんな答えが返ってきた。
 「今年の豊田章男社長の年頭訓示でのことです。司会を務めた総務・人事本部長が、『トヨタを変えよう!』と気勢を上げるよう幹部らに指示したのです。
 しかも、なかなか声が揃わないことを気にして、皆忙しいのに何度もリハーサルをさせていました。社長に怒られるのが怖いのか、仕事の本質ではないことばかりに気を回している」
 彼が言う総務・人事本部長とは、今年1月1日付で副本部長から昇格した東崇徳氏のことだ。「退社した大橋部長よりも入社年次は下だが、章男社長の長男の大輔氏の面倒を見たことで、社内評価が急に高まった」と社員は明かす。
 現在は自動運転のソフトウェアやスマートシティを開発する、トヨタの子会社でシニアアドバイスプレジデントを務めている大輔氏。この大輔氏に絡んで、大出世を遂げた幹部もいるという。後編記事の『ここにきて、トヨタの「劣化」がはじまった…!「エース社員」退社のウラで起こっていること』で、その内情を明かす。『週刊現代』2022年2月12日号より


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