「うぃんぐす」

技術的にはヘタクソだけど、音楽好きの「うぃんぐす」のブログ

路地

2012-01-20 | どこかの街


下町に生まれ育ったせいか,「路地」を歩く時は,なぜか心が弾みます。

作家だと,中上健次≒路地,村上春樹≒井戸。古いところでは国木田独歩≒風,内田百≒鉄路という,非常に個人的なイメージ・思い込みがあります。きっと作家にも,創作につながる原体験・原風景みたいなものがあるんだろうな。そこから物語が生まれ,詩や音楽が誕生したりするんだろう。
S&Gの「ニューヨークの少年」なんかは自分の原風景とかなり密接につながってます。(海外に行ったことはない

路地を発見し,実際にそこを歩いてみるのは,ある意味新しい曲を初めて聴く(弾く)のと似ています。(これも独断だなぁ)

アサリやシジミの貝殻が踏み砕かれて路面と同化していたり,いきなり大きなヒマワリがこちらを見下ろしていたりする,路地の趣。

きっと路地の奥は,50年前のあの頃の,小岩町1丁目に直結してるんだ。(Take)