井山裕太七冠達成
2016年4月23日(土)
囲碁の井山裕太さんが、七冠を達成しました。史上初ということですので、凄いことです。
でも、どれだけ凄過ぎるのかということが、良く分かりません。私は、プロにもハンディキャップを付けた棋戦の登場を望むものです。
・例えば、トッププロ10人程度の総当たり戦とします。
・最初持ち点100ポイントとします。最初のポイントは何ポイントにするかは後述します。
・A棋士とB棋士が対戦し、A棋士が勝つと101ポイントとなり、B棋士は99ポイントとなります。
・同じように、C棋士とD棋士が対戦して、Cが101ポイント、Dが99ポイントとなります。つまり、勝つと1ポイント付き、負けると1ポイント失うというシステムです。
・このように対戦していき、最終的にAが106ポイントとなり、Bが100ポイントとなったとします。
・このポイントの差が、ハンディ6目となるように、最初の持ちポイントを決めるのです。
囲碁をよく御存知のない方のために、説明しますと、
・囲碁は、ハンディが付いていて、黒番が6目半のコミを出すようになっています。
・なぜ6目半のコミにしているかと言うと、その場合、白番と黒番の勝率がほぼevenになるからです。言い換えると、コミが5目半になると、黒番の勝率が高くなるのです。
私の説明が下手故、よく御理解いただけないと思いますが、要は、プロ同士でもどれだけ実力の違いがあるかを明確にし、より厳しい環境にしようというものです。
頓珍漢かも知れませんが、例えて言うと、水泳にしても陸上競技にしても、勝負けだけではなく、time差による力の差を知ることができます。囲碁の世界にも、そのtime差のようなものを持ち込みたいのです。