広島市民球場跡地
2013年3月20日(水)
広島市民球場跡地が広島で大きな都市問題となっています。
跡地をどのように活用するかです。
今、サッカー球場を造ろうという大きな運動がわき起こっています。昨年Jリーグで我がサンフレッチェが優勝したことも大きな盛り上がりのひとつです。
しかし、私は、このサッカー球場ならずとも、「箱物」を造るという発想に「うんざり」しています。
何人かの人とも、私なりに話し合ったのですが、私は「広場」にしておくという案で、大概の人が賛同してくれました。
・・と、我が意を得たりという記事が朝日新聞に掲載されたのです。
(2月27日)
詳しくは記事を読んでいただくとして、「広場」としての利用です。
サッカー球場だと1年に何日の利用になりますか?
サッカーに関心のない人は、疎外されることになりはしませんか?
全ての老若男女、あらゆる趣味、嗜好をもっている人の利用に供するようにするためには、「広場」にしておくのがベストだと思うのです。
それは、その時々で好きなことができるからです。
私的には、世界の料理フェァーを1年間くらい通してやって欲しいです。世界中からシェフなどを呼ぶことにより、国際交流にもなります。
民主主義ですから、市民の代表者である市長そして市議会で議論をつくし決することなることには異存はありません。幸いというか、広島市長は、サッカー球場の必要性は認めるけれども、跡地にというのは疑問を持っているようです。
こういった公共施設を造る場合、当然コストと便益を天秤にかけて議論することになる訳ですが、私はコストは「LCC」という考え方を取り入れてもらいたいと思います。「LCC」とは、life cycle costの略で、建設費・維持費・最終的な撤去費用までをも含めたコストのことです。
注 LCCなる考え方があるかどうか知りません。私の思いつきで書いたまでです。どなたか、1級建築士の方、ご存じであれば教え てください。
現在、菓子博会場の準備中です。
右側中段には旧市民球場のライトスタンドの一部が保存されているのが写っています。サッカー球場を造ったら、このライトスタンドはどうなるのでしょう?
(2015年12月25日、追記)
LCCという概念はありましたですね。まぁ、当然でしょう。
今年もサンフレッチェが優勝して、市民球場跡地へサッカー場をという声が大きくなっていますが、私しゃ大反対です。広島市にそんなお金を出す余裕はないですよ。