ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

自宅のネットが復活

2008年08月21日 | ミャンマーでの生活

大型サイクロン「ナルギス」のせいで、5月3日からずっと自宅のインターネットが使えなかった。

自宅のインターネットは無線LANを使用しているが、中継局のアンテナがサイクロンの猛烈な風によって破損したために、ずっと使えなかったのだ。

アンテナ自体は2ヶ月ほどで直ったそうだが、その後、ネット接続の設定が変わったらしく、そのことを知らなかったために、3ヶ月以上も使えないでいた。

先日、設定を直してもらったので、自宅からもやっとネットができるようになった。

今まではブログの更新も自宅で原稿を作り、USBにコピーして職場の学校から、またはネットカフェから更新していたので、とても面倒だった。

昨日からブログ更新も自宅からできるようになり、本当に便利になった。

しかし、自宅のテレビはまだ見られないまま残っている。
サイクロンの暴風によってパラボラアンテナが飛ばされたからだ。

サイクロン後、パラボラアンテナの価格が高騰し取り付け料も以前の何倍も取られるので、新しいアンテナを買わずにいたが、最近やっと価格も下がってきたようなので、そろそろ買おうかなと思っている。

でも、またサイクロンが来たら、同じことになってしまうが......

追記:妻と上の娘(6歳)は幼稚園の同級生たちと旅行に出かけています。
   ネーピードー、マンダレー、ピンウールインへ行くとか。
   豪華な観光バスを貸し切って、楽しい旅行をしているようです。
   お父さんは家でお留守番中。

医者と芸能活動を両立

2008年08月20日 | ミャンマーでの生活

写真のチットゥウエーさんは女優でもあり、歌手でもあり、さらに本業は医者というから本当にすごい。
彼女のインタビュー記事を読んだが、なかなかの勝気な娘さんである。

ついこの間まで医学生だと思っていたが、今日の雑誌のタイトルには「ドクター・チットゥウエー」となっていた。

もう一人、歌手と医者の仕事を両立させているのは「ドクター・ピューピューチョーテイン」さん。
こちらは、自分が日曜日に通っている教会の聖歌隊のメンバーで、デビュー前もよく教会で歌を聞かせてもらった。

ミャンマーでは高校卒業試験(=大学入学資格試験)の点数で行ける大学と専門分野が決まってしまうが、最高ランクはなんといっても医学コース。
医学コースに入れる人は正真正銘のエリートなのである。

写真のチットゥウエーさんも、なかなか可愛らしく聡明な感じを受ける。

ところで、最近、医学生を途中で辞めて、日本に留学したいと相談にやってくる男子の医大生が二人ほどいた。

話を聞いてみると、医大の1年生では講義ばかりだったので問題はなかったが、2年生から採血などの実習があって、人間の血を見ると気分が悪くなってしまうのだそうだ。
血を見ることがどうしても耐えることができず、とうとう退学してしまったのだとか。
(これは明らかに医者不適格なので退学してよかったと思う。)

しかし、どうにも勿体ない話である。
国内には医者を目指して猛勉強したが、点数が足りずに医大に入れなかった若者が何万人といるはずなのだから。

興味深いのは、相談に来るのはみな男の子たちばかりであること。
やっぱり男という生き物は根が優しいからなのか、それとも単に気が弱いだけなのか.....
それに引きかえ、女性たちは血を見るのは平気らしい。

そういえば......

小学校の理科の実験のとき、生きているフナを解剖することがあった。
初めは男子が勢いがあったが、いざ解剖が始まると、男子たち(自分も含む)は魚が可哀想になって、解剖するのが怖くなって逃げ出してしまったが、一方で女子たちは嬉しそうにメスで魚を解剖しながらキャッキャッはしゃいでいた。
そのときの記憶がまだ鮮明に残っている。

あれから「女子ってなんて残酷な人たちなんだろう....」と女子に対する意識が変わってしまった。

うちのカミさんもホラー映画大好きで、人が首を刺されて血潮が飛び散るのを見るのが好きなのだ。

家でホラー映画が始まると、自分は書斎に閉じこもっている。

自分はどちらかというと子犬物語など子ども向けの映画やロマンチックな恋愛ものが好きというから、カミさんと全然趣味が合っていない。

ヤンゴン国際空港の出入国者数

2008年08月19日 | 旅行・観光




ジャーナル誌が発表した統計によると、ヤンゴン国際空港における各年度の出入国者数は上記の表の通りである。
(2008/2009年度は7月末までの統計)

この表を見てわかることは、

1. 出入国者数の合計に占めるミャンマー人の割合が年々大きくなっている。
2. 反対に外国人が占める割合は減ってきている。
3. 外国人の入国者数は年々増加傾向だったが、昨年の騒乱の影響で大きく落ち込んだ。今年度もサイクロンの影響で大きく落ち込むことが予想される。

2008/2009年度の外国人の入国者数で一番多かったのはイギリス人(21%)で、次いでドイツ人(20%)、フランス人(20%)、その後は中国、台湾、タイという順番だった。

ミャンマー人の渡航先は一番がシンガポール、次いでマレーシア、タイ、UAEの順だった。

2002年度から2008年7月末までのミャンマー人の総出国者数は1,047,470人で、総入国者数(帰国者数)は790,947人だった。

単純計算で256,523人の人材が国外に流出していることになる。

今後もまだまだ国外への人材流出は増え続けると予想される。

レピューのコンサート、チケット販売開始

2008年08月18日 | イベント・行事

以前のブログでも書いたが、ミャンマーロック界のスーパースターであるレピューのコンサートが8月24日に行なわれることになった。

レピューがコンサートを行なうのは3年ぶりのことで、ヤンゴン市内ではこの話題で盛り上がっている。

チケット代がいくらになるのか注目されていたが、
20,000チャット
15,000チャット
10,000チャット
9,000チャット(立ち見)
という4ランクになった。

20,000チャット(約2千円)は日本で言えば2万円の感覚になる。

コンサート会場はトゥワナ屋内競技場で、5千人の観客が集まることが予想されている。

このコンサートはサイクロン被災者のチャリティとして行なわれる。

自分も見に行きたいが、チケット代が高いので行けるかどうかまだ未定。

ソフトクラブ?

2008年08月17日 | レストラン・食べ物情報
「ソフトクラブ」って何だかわかりますか?

初めてこの言葉を聞いたときは「ソフトボール同好会」のことだと思い込んでいた。
(いや、もしかしてソフトSMクラブかな?)

実は殻が柔らいカニのことで、揚げると殻ごと食べられる。
カニと言えば、甲羅や殻が固いことが常識だった自分からすれば、目からウロコが落ちる思いだった。

ヤンゴン市内の「シャンカン(今はシュエーベーGOLDEN DUCKと名前が変わった)」レストランにそのソフトクラブのフライがメニューとしてある。
(シュエダゴンパゴダ近くのHAPPY WORLDという遊園地の池のそばにあります。)

先日それを食べたのだが、それが実に柔らかくておいしかった!
こんなに美味しいカニフライを食べたのは生まれて初めてだったので大感動。

実はお客さんがごちそうしてくれたのだが、ついパクパクと食べてしまった。

このレストランはミャンマー人経営だが、シェフは本場中国から呼んできている。

興味があったので聞いてみたところ、月給は800ドルで売り上げに応じて能力給もあり、だいたい平均1200ドルくらいの収入であるとか。(生活費は全て経営者が負担)

この話を聞いて12年前のことを思い出した。

あるミャンマー人から
「中華レストランを開くのだが、何かアドバイスがあったら教えてほしい」
と頼まれたことがある。

私はすかさず自信を持って、
「レストランとして成功させたいのなら、中国から一流のシェフを高給で呼べばいいですよ。
給料は2000ドルくらいですね。」
とアドバイスした。
(レストランが成功するかどうかは、全てシェフの腕にかかっているのだから)

当時は今のように本格的な中華料理のレストランもなかったし、外国からわざわざシェフを呼ぶようなアイデアはミャンマーにはなかった。

そのミャンマー人は私のアドバイスを全然聞き入れないで、給料5000チャット(当時で2千円くらい)でそこら辺にいる労働者をコックにした。

結果はもう目に見えていた。
オープンセレモニーに呼ばれて、料理を食べさせてもらったが、どれも素人でも作れるような料理ばかりだった。

味の感想を求められたので、正直に、
「この味は確かに美味しいけど、素人でも作れる料理ですね。
遠方からわざわざお客さんが来て、食べたいと思えるような味ではありません。」
と答えた。

経営者は憮然とした表情だった。

案の定、1年後にはそのレストランは廃業になった。

ミャンマーの人は優しそうに見えるが、その反面自分の信念を曲げない頑固さがある。
(アドバイスしても聞こうとしない。)

もし、12年前に私のアドバイスを聞き入れていたら、今は大成功のレストランになっていたかもしれないのに......

昼も夜も大繁盛しているこのレストランで美味しいソフトクラブを食べながら、そう思った。

漢字フラッシュカードもコンピューター化

2008年08月16日 | 日本語学校


日本語の授業で使う「絵カード」をコンピューター化したついでに、今度は漢字フラッシュカードもコンピューター化してしまった。

今までは画用紙サイズの紙に漢字を一字ずつ書いて、裏に意味や用例を書いていた。
手書きであまりキレイとはいえなく、中にはボロボロになってしまったカードもある。
2000もある漢字から授業に必要な漢字を探すだけでも大変な作業だった。
1級までに教える漢字は実に2000以上あるので、その紙の管理だけでも大変だったが、コンピューター化したことにより、紙を置くスペースもすっきりして、探す手間も全てなくなった。

<このコンピューター版フラッシュカードの優れた点>

●各レッスンで使用する漢字を一瞬で検索できる。

●それぞれの漢字が持つ意味を英語とミャンマー語で表示できる。

●その漢字が何級で必要な漢字なのか、または日本の小学校の何学年で習う漢字か、中学校で習う漢字なのかなどもすぐに調べることができる。

●部首別に検索ができる。例えば「のぎへん」の漢字を検索して、リスト表示できる。

●同音異義の漢字も一瞬にしてリスト表示できる。例えば「せい」と音読みする漢字のリストを表示できる。

●画数から漢字を検索することもできる。

まだ生徒向けに販売する予定はないが、このソフトがあれば生徒たちも便利になるだろう。

次のプロジェクトは、日本の食べ物を写真に撮って、それをデータベース化すること。

<日本語能力試験によく出てくる食べ物のリスト>

1.カレーライス
2.すきやき
3.てんぷら
4.刺身
5.寿司
6.カツ丼
7.ラーメン
8.そば
9.うどん
10.スパゲティ
11.そうめん
12.ハンバーグ

などなど、毎月1品ずつ日本料理レストランに行って注文し、写真を撮ろう!
ということは1年かかるかな?

備考:
ネットで拾った食べ物の写真は解像度が低いため、綺麗に表示できなかった。

竹炭を輸出

2008年08月15日 | ミャンマーでの生活

あるジャーナル誌で読んだことだが、最近ミャンマーの天然の竹から炭を作って、日本や海外に輸出しているそうだ。

ミャンマーのエヤーワディ管区には竹が豊富な林が広範囲にあるとか。
ミャンマーの竹からは品質の優れた竹炭ができるという。

1トン当たりの価格が250ドルとかで、良いビジネスになっているらしい。

竹炭の加工には日本の技術を使っているとかで、竹炭の製品は臭いにおいを吸収するので消臭剤として、また有害電波も吸収してくれると書いてあった。

12年前に私がミャンマーに移住したときに、竹炭の製造に関するマニュアルを日本語からミャンマー語に翻訳したことを思い出した。

翻訳したデータはもちろん、依頼主に渡しているのでもう手元にはない。

当時も竹炭の製造、輸出プロジェクトを試みた日本人がいたのだが、輸出直前になって当局から
「竹炭は輸出禁止になりました。」
と言われてがっかりされていたのを思い出した。

今はまた輸出が可能になってのかもしれない。

日本からお客様多数

2008年08月14日 | 日本語学校

日本は夏休み中とあって、ミャンマーへ観光、視察、出張に来ているお客さんが多い。

(わが日本語学校は私営塾のため、夏休みというものはありません。)

ほとんどの方が日本語の授業を見学したいと依頼してくる。
ミャンマーの学生がどれくらい熱心に日本語を勉強しているか興味津々だそうだ。

私の学校はどの授業も、どなたにも授業見学を開放しているので、見学したい人はいつでも見学することができる。(写真撮影もOK)
授業に飛び入り参加もできる。

横浜から友人夫婦、三重から高等学校の先生、東京から金融関係のグループ、大阪から老人ホームの経営者、名古屋から日本語学校の経営者、大阪から部品工場の経営者、東京から老後をミャンマーで過ごすことを希望している男性たち....などなど。

名古屋の日本語学校は奨学金でミャンマー人学生を呼ぶ計画がある。
大阪の老人ホールの経営者は日本全国に120箇所の老人ホームを経営していて、ミャンマーから優秀な人材を呼びたいとか......

いろいろな話が入っているが、自分は日本語教育と翻訳業が専門なので、自分の専門から逸脱しない範囲で協力していきたいと思う。

日本人もだんだんとミャンマーに目を向け始めた(かも?)。

ニセ・タナカ

2008年08月13日 | ミャンマーでの生活

ミャンマーではタナカ(田中ではありません)という柑橘系の樹木を化粧品として使っている。

この樹木をチャウピンと呼ばれる石の硯に水を少し入れてタナカの木を手で何度もこすると水が黄色くなり、その黄色くなった液体を顔に塗るのである。

これを顔に塗ると化粧品になるだけでなく顔が涼しく感じられ、日焼け止めとしても効果があるのだそうだ。
いわば、天然化粧品である。

先週、義母が道端で売っているタナカを買ってきたが、これがニセモノであることがわかった。

いつものように、タナカの木をこすっていると樹皮が取れて、中から黒ずんだものが出てきた。
樹皮だけ本物で、木の中身は他の種類だったのだ。

黒ずんだものは接着剤だった。

しかし.....手が込んだニセモノである。
表面上、ニセモノであるとは絶対にわからない。

かなりの手間をかけて作っているが、こんなに手間をかけるのなら本物を売ったほうがいいような気がするが.....

買った商人に文句を言おうと行ってみたが、すでに雲隠れしていたそうな。

(写真の左側がニセモノ、右側は本物です。)

追記:今日は一日中、雨でした。

クエートとの新しい関係

2008年08月13日 | ミャンマーでの生活

先週の8月6日から8日まで、中東の産油国クエートから首相他、経済代表団がミャンマーを訪問した。

中東の国から首相が来ることは大変珍しい。

自分が知る限りでは初めてのことである。

8月6日の夜、首都ネーピドーからヤンゴンに首相一行が移動することになっていたので、ヤンゴン空港から市内のホテルまでのピー通り沿道は100メートルおきに警官が立っていて、厳戒態勢だった。

宿泊ホテルはセドナホテルだった。

この訪問の成果として、ミャンマーとクエートの二カ国で農業、畜産、水産業、工業、エネルギー、観光、鉱業などの広い分野で投資、経済協力を進めることが合意された。

特にミャンマー産の豆、木材、魚などをクエートへ直接輸出することが決定した。
(これまではインド経由で各中東諸国に輸出されていた。)

ミャンマーとクエートとの外交関係は1998年12月に国交が結ばれ、ヤンゴン市内に大使館が設置されている。

クエートに出稼ぎに行く若者も増えることだろう。

バスの事故多し

2008年08月12日 | ミャンマーでの生活

最近、バスの事故が目立っている。

8月6日の午後、ヤンゴン市内から郊外のタケタ地区に向かうバス(三菱ふそう製)がマハーバンドゥーラ大橋(バズンダウン運河を渡る)を渡って、下り坂に入ったときにブレーキが効かなくなり、T字路の交差点を右に曲がりきれず、交差点の右側から走ってきた車(カリーナスーパーサルーン)と衝突し、車は大破しバスは車に乗り上げるような形で横転した。

この事故によって車に乗っていた男性(68歳)が死亡。バスの乗客など21人が負傷した。

先月は、タンリン大橋近くの陸橋下でも大きな事故があった。
このとき、車掌が、
「ブレーキが効かないぞ~!逃げてくれ~」
と前に止まっていたトラックバスに大声で呼びかけたところ、
後ろにぶらさがって乗っていた乗客は危機一髪で難を逃れることができたそうだ。
しかし座っていた乗客の多くが負傷した。

また、去年もシュエゴンダイン交差点(ヤンゴンで一番交通量が多い交差点)で大きな事故があった。
このときも運転手と車掌が
「ブレーキが効かないぞ~、どいてくれ~」
と大声で叫んだが、複数の車に玉突き衝突して停止した。

いずれもブレーキが効かなくなったことが原因の事故だ。

それから、先々月にも学校前のバス停でブレーキが効かなくなったバスが前のバスに衝突してけが人が出た。
(事故を目撃しました!)

しかし、大きな疑問点がある。

ブレーキが効かなくなったということだが、エンジンブレーキも効かなかったのだろうか。
エンジンブレーキを使えば、停止するまではいかなくともかなりの減速ができるはずだが…
減速した後にサイドブレーキをかければ停止すると思う。

まさか、バスの運転手がエンジンブレーキというものがあることを知らなかったのだろうか。

ヤンゴン市内には急な坂道はほとんどなく、緩やかな坂が数箇所あるくらいだ。
日本のように急な坂道がずっと続き、エンジンブレーキをかけるような機会は全然ないと言ってよい。

そこで、車を運転して学校に通勤して来ているミャンマー人の先生(女性)に聞いてみた。

「え?エンジンブレーキってどこについているんですか?」

やっぱり、ミャンマー人ドライバーにはエンジンブレーキを知らない人がいるみたいだ。
運転免許の教習所でも教えていないらしい。

しかし、これは恐ろしいことだ。

バスに乗るのも怖いが、車に乗っていてバスの事故に巻き込まれることのほうがもっと怖い。
こんなにブレーキが故障して事故になっているのに、何か対策を取ろうという話は聞いていない。

事故の背景として考えられること。

1. 日本で長年使ってきた中古バスを使用していること。
2. 最近、車両の整備、修理費用、部品代などが高騰していて、運転者がなかなか修理に出そうとしなくなった。
3. バスの運転手は教育のない人が多く、やたらに急ブレーキをかけまくるのでブレーキが故障してしまう。

また大きな事故が起きないように対策をしてほしい。

日本語能力試験の申し込み

2008年08月11日 | イベント・行事
2008年度の日本語能力試験は12月7日に行なわれるが、その受験申し込みが今日から始まった。

●申し込み期間 :8月11日~8月22日
●申し込み場所 :

ミャンマー元日本留学生協会(MAJA)
Room 707, Building C, Pearl Center, Kaba Aye Pagoda Road, Bahan Township, Yangon
Phone:534348 E-mail : maja@mtpmail.net.mm

●受験料 :1級→8 FEC    2級→8 FEC    
3級→6 FEC    4級→6 FEC

●受験願書代金 :1 FEC

今年も2000人以上の受験者が見込まれている。

シンガポール花盛り

2008年08月10日 | ミャンマーでの生活
現在、シンガポールには10万人のミャンマー人がいるという。
(1万人の間違いでは?と思うがジャーナル誌にはっきりとそう書いてある。)

人口400万人のシンガポールに10万人だから、40人に一人はミャンマー人ということになる。
満員のバス1台には必ずミャンマー人が乗っているはずだ。

8月7日発行の7 DAYS NEWS誌をざっと読んだが、シンガポール関連の記事が6本もあった。

●シンガポールの総合技術専門学校に留学するために必要な点数

●シンガポール政府が公認する会計資格が取得できる講座をヤンゴンで受講可能

●シンガポールで働くミャンマー人労働者の労働条件と賃金

●シンガポールで職探しするには観光ビザで現地に行き、現地のエージェントに依頼するほうが得策

●シンガポールから30台の中古バスを輸入

●シンガポールのツーリズム専門学校がヤンゴンで留学説明会を開催予定
などなど。

それに引き換え、日本関連の記事は

●日本の研修生制度は失敗(ミャンマー人研修生100人中80人が失踪)

●日本市場に縫製製品を売る気なし
(品質基準が厳しく、条件を満たさないと賠償させられるから)

など、景気の悪い内容の記事ばかりだった。

今の若者にとって、留学するにせよ出稼ぎするにせよ、シンガポールへ行くことが一番人気となっている。

出稼ぎするために労働者派遣会社(エージェント)に申し込むと200万チャット(約20万円)かかるという。

日本政府は先週やっと留学生30万人計画を発表したが、まだまだ日本の門戸は狭い。

初めての芸能プロダクション

2008年08月09日 | イベント・行事
ミャンマー芸能界には芸能プロダクションがなく、映画やコンサートに出演依頼する場合は、その個人に直接交渉しなければならなかった。

今週、ミャンマーで本格的な芸能プロダクションがオープンしたことが新聞に紹介されていた。

芸能プロの名前は「First Music Agency」

主な所属歌手は

ヌエインウイン、メーカラー、ヘーマーネーウイン、インゴー、サウンウーライン、シートゥールイン、グレイハン、トゥーエーリン、コーニー、レーレーワー、ガビャーポェムー、チョースキン、ティンザーモー、タンダーウイン、ミーミーケー、ソウンテンパ、シンポン、キンポン….

など錚々たるメンバーが揃っている。

この芸能プロに連絡すれば、結婚披露宴、パーティーなどに歌手を呼んで歌ってもらえる。

面白いことに、この芸能プロの事務所に行けば、上記の歌手の誰かに会えるという。
(歌手自身が交代で事務所に常駐しているそうである。)

その点は日本の芸能プロと違っている。

話によると、今この芸能プロの事務所は仕事を依頼する人たちで混み合っているとか。

7年前の8月、日航ホテルで結婚披露宴を行なったとき、芸能界とのコネがないために芸能人を呼ぶことができなくて、静かな結婚披露宴になってしまったが、今は便利になったものだ。

芸能プロの住所は
Room 4, 459/Nga, New University Avenue Road, Bahan Township, Yangon
Phone : 542904

追記:
昨日の8月8日は何か起きるのではないか…..と心配するミャンマー人が多く、授業を欠席する生徒も多かった。
授業は平常通り無事に終わった。
結局、何も起きずに平穏な一日だった。

オリンピックのミャンマー代表選手

2008年08月08日 | イベント・行事
北京オリンピックに出場するミャンマーの代表選手名が昨日の国営新聞に発表された。

オリンピックに関する記事はこれが初めてだと思われる。

1. アーチェリー競技 ネーミョーアウン
2. セーリング競技  シュエージンラッ
3. カヌー競技  ボンミィンテーザー
4. 陸上競技  ソーミントゥー、レレウイン
5. 水泳競技  チョージン

以上の6名。

縦6センチx横9センチという小さなコラム記事が新聞の端っこに載っているだけだった。

ミャンマーと言えば、女子の重量挙げが強かったのだが、今回は出場者がいないようでちょっと残念だった。

ミャンマーではオリンピックがあっても特に盛り上がるということはなく、オリンピックがあるということさえ知らない生徒もいる。

「オリンピックって何?」という生徒もいる。

完全に商業化してしまったオリンピックはもはや純粋なスポーツの祭典とはいえなくなった。

視聴率がどうの、スポンサーがどうの、金メダル1個で何億というスポンサー料が選手に渡る。

日本では誰が金メダルを取るか、何個取れるか…..で大騒ぎになっていると思うが、その一方で、静かに選手を送り出すミャンマーのほうがオリンピックの本来の精神に近いと思う。

頑張れ!ミャンマー選手。