ミャンマー・日本語学校ブログ

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ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

ヤンゴン市内バス(3)

2007年12月17日 | ミャンマーでの生活
以前のブログにも書いたが、写真のバスは「シッチャンバス(戦前から残っているバス)」と呼ばれている。
戦前であるから少なくとも60年以上は現役で動いていることになる。
ギネスに申請すれば「世界一長い期間、現役で活躍しているバス」と認定されるかもしれない。

何度もエンジンを取替え、オーバーホールしながら今も元気で活躍中だ。
しかし、ついに来年にはこのバスがヤンゴン市内を走る姿は見られなくなるそうだ。

政府(陸上運輸局)の命令によって、この型のバスはヤンゴン郊外や地方に回され、市内に乗り入れることが禁じられる。

代わって、日本製の新しいバス(日本では中古)が何百台規模で輸入されるそうだ。

24年前に初めてミャンマー(ビルマ)を訪れたときは、バスといえばこの型しかなかった。
天井が私の背丈より低いので、少しかがんで立っていなければならない。
ドアがないので大雨が降るとびしょぬれになったこともあった。
出口のところで何度も頭をぶつけたこともあった。
いい思い出はないが、なくなると少し寂しいものがある。
(JRのブルートレインが廃止されるときの気分と同じ)

珍しい型なので、欧米の観光客から「買って持って帰りたい」という人もいるそうだ。

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