前から気になっていたレストランで食事する機会があった。
レストランの名前は「シグニチャー(SIGNATURE)」。
場所はカンドージー公園近くのロータリーの角にあり、タクシーで通る度に「何のレストランなのだろう」とずっと気になっていたのだ。
最初は「署名、サイン」というなかなか面白いネーミングをすると思っていたが、ミャンマー語は「レッカナー」になっていたので、「固有の特徴、標識」という意味なのだろう。
ネットで探すと、東京のマンダリンオリエンタルホテルにも同じ名前のレストランがあった。
ミャンマーで初めて、フレンチ風のコースを味わったのだが、値段の割にはボリュームもあり味もとても良かった。
ここは何といっても店内の雰囲気が素晴らしい。
まるで、高級ホテルのラウンジか美術館の中のようなシックで大人の雰囲気が醸し出されていて、落ち着いて食事できる。
店内はトイレも含めてどこもピカピカで、ほこり一つない。
一番驚いたことは、エアコンの機械がどこにも見えないこと。
大型の空調設備を店外に置いて、ダクトで冷気を送っているようだ。
ミャンマーにいることを忘れさせてくれる空間だった。