金沢→東京日記

2005年7月に金沢の会社を退職して、翌月から東京住まいになりました。退職後~再就職後の毎日を書いていきます。

笑うか、笑わないか?

2006-09-21 21:32:34 | China出張
夕方、ホテルの最上階にあるセントラルラウンジへ行きました 
そこは(後から知ったんだけど)SASのゴールド以上のカードを持っていないと
入れないラウンジ。スウェーデンのマネージャーがゴールドのさらに上のカードを
持っているため、チームみんなが「ご一行様」で入れてもらえました 

中は、飲み物、食べ物、完全フリー。
食べ物も次々に運ばれてくるし、飲み物は世界各国のビールや美味しいワインなど。
こういうところもあるんだねぇ 
それでも、次々人が来る。いろんな人がいるよねぇ。

そこで、そのマネージャー(今回のミーティングで、一番立場が上の人だ。)が
中国人女性ウェイトレスがお皿を持っていくときに
「中国の人って、笑わないよね。」
と言った。
そこで「Never」が使われたので、それは言い過ぎでしょ、と思って
「そんなことはありません。何かをしてもらったときに、きちんと中国語で
丁寧に「謝謝」と言うと、彼らは笑ってくれますよ」 と言った。
実際、私が「謝謝」と言ったとき、大体の中国人はみな、
照れくさそうに笑ったり、もじもじしながらも 
「不謝」(=どういたしまして) 等と言ってくれた。
私はそういう照れ屋なかわいらしい対応が好きだし、
ただヘラヘラ言葉も分からないのに笑ったりうなずくよりいいんじゃないかと思っていた。

ラウンジを出るときに、出入り口付近にそのウェイトレスさんが立っていたので、
そのマネージャーに声をかけた。
笑わせてみませんか? You can try to get a smile.  と。
彼は歩き始めていたんだけど、それに応えて戻ってきて、その女性にちゃんと目を見て
「謝謝」 と言った。
女性は、やはり照れたようにはにかんで、「不謝」 と言った。

マネージャーはいつものニヤリとした笑いでこちらを振り返った。
私も 笑ったでしょ! Now, you got a smile !  と返した。

何も言わなかったら、「中国の女性は笑わない」なんて思い続けたかもしれないけど
これで彼も笑顔を得るチャンスを得たはず。
こういうことは、忘れないから。


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