金沢→東京日記

2005年7月に金沢の会社を退職して、翌月から東京住まいになりました。退職後~再就職後の毎日を書いていきます。

プロの彫り師に出会う

2006-07-27 23:14:54 | ぽよよん日記
「あわれ彼女は娼婦」を観て、飲んべえ横丁のとってもいいお店で一杯飲んだ帰り、
電車の中で、プロの彫り師(入れ墨の。)と知り合いました 

最近持っているカゴバックに、気に入ったちょっと大ぶりの花を付けているのですが、
電車で前に立っている酔っぱらいの若いおにいちゃんが
「この花、何かなぁ~」
って花を触ってきて、最初は酔っぱらいは嫌だなーって思って無視していたのですが
(お酒は好きだけど酔っぱらいは嫌いです。)、
その隣の連れの女の子がそれを謝ってきて、
それがきっかけでいろいろ話し始めたのでした。

聞いてみると、その若いおにいちゃんの弟の嫁がその女の子で、今はたまたま
義理のおにいちゃんのとこに一人で東京観光に来ているんだとか。
見た目はかなりヤンキーちっく、すっごく優しくて楽しい女の子でした。
2人とも、すごく顔がハッキリして綺麗なので、
(特におにいちゃんの方はDA PAMP のISSAにソックリだった。)
話の流れで「もしかして沖縄出身?」と聞いたところ、ビンゴ 
2人とも、石垣島出身でした 

沖縄出身の人って、帰りたい、って言う人が多いよね、故郷が好きな人が
多いよね、って言ったら、
彼らも2人とも故郷に帰りたいんだとはっきり言っていました。

お兄ちゃんの方は、30代になったら帰りたい!って言ってて、
でも、石垣島は帰っても仕事ある?って聞いたら
「俺は自営業だから」
と言うので、
「でも、沖縄料理だったら、地元帰ったら普通に家庭料理だねぇ 
って言ったら
「いや、俺はちょっと特殊で・・・」
なに、何?何してんの??って聞いたら
プロの入れ墨 彫り師でした 

それだったら、島に帰っても手に職があるから、いいね、場所にしばられなくて
いいね、と言ったら、ちょっと嬉しそうだった。
横の女の子(義妹)の方の背中に、今、彫り中なんだって。

「痛いの?」って聞いたら、場所によってだから、痛くないときは全然平気!とのこと。
そんなもんなんだねぇ、痛いものだと思ってた。

私が1個前の駅で降りるんだったので、そこでお別れだったんだけど、
最後も(よく考えたら、話してる間、ほとんど手をつないでたかも
手をつないで、
「まだもうしばらく東京いる?じゃあね、またね!」
ってお別れしました。
最後も、電車が動くまで手をふって。

故郷の島が好きな、仲良しきょうだい。
おもしろかったよ~

蜷川幸雄演出 「あわれ彼女は娼婦」

2006-07-27 22:56:44 | ぽよよん日記
おととい、お友達のちゃりっ子ちゃんと渋谷Bunkamuraで開催された
蜷川幸雄演出の舞台 「あわれ彼女は娼婦」 を観てきました 

蜷川幸雄さんの演出が好きです。今回も舞台の見せ方とか、面白かったです。

私が初めて蜷川さん演出の舞台を観たのは大学の4年のとき。
金沢にも「身毒丸」が来て、偶然チラシでそれを知ったときには既に
チケット発売開始後だったのですが、運良くまだチケットがあり、
ウキウキしながら一人で観に行きました 

身毒丸、すっごく衝撃的だったなぁ。
あれの象徴するものにはすごく共感できて、
蜷川さんの力強い演出には圧倒され、
生まれて初めてスタンディング・オーベーションを体験しました 

それからも、いろいろな舞台を観てきたけれど、
身毒丸は今でも鮮烈な印象が消えない舞台です 

草津像

2006-07-19 21:22:58 | ぽよよん日記
今日、先日うちでお茶を初体験したスウェーデン人の方に、草津温泉に行ってきた
話をしました。
彼も、週末は、先週水曜日から3週間の予定で日本に遊びに来ている家族と共に
上田の温泉へ旅行に行っていたのでした 

「草津は日本で最も有名な温泉の一つだよ」
と言ったところ、彼は
「草津は熱い岩盤の上でチキンが焼けたり、ゆで卵が作れるところか?
混浴はあるのか?」
と聞いてきました 

・・・おいおい。
なんだよ、その草津像は 
ハワイの火山とかと間違えてないか?

彼は週末の温泉ですっかり温泉が気に入ったらしく、家族と一緒に入れるように
joint hot bath(混浴って英語でこう言うんだねぇ・・・)があるところを
教えてくれというので、いくつかの温泉を紹介しておきました。
貸し切り温泉(chartered bath)があれば、混浴じゃなくてもいいよ、と 

今週末は京都に行くそうだけど、日本にいるうちにいろいろ行って楽しんでほしいなぁ 

スイス 初めの停泊地はルツェルン

2006-07-19 21:12:43 | ☆ロンドン&スイス旅行☆
チューリッヒに着いてから、向かったのはルツェルン。
以前にも1泊したことのあるこの街。都会的でもあり、旧市街もあり、
川があって、フェリーも出ていて、古い塔にも登れて、好きな街です。

今回は、川沿いのホテルの、川が見える側の部屋を指定して日本から予約して
行きました。
部屋は、斜めになった屋根にぽっかり窓の開いた、最上階の広い部屋でした。
数千円の違いなら、やっぱり景観のいい部屋がいいなぁ と
改めて思いました 

しかし・・
一応念のため。
私たちは裕福で旅行ができている訳では決してなく、
普段ちまちま節約しつつ、旅行に行ったら旅費予算はほぼ全てが飛行機代と
移動代金と宿泊代に消えるので、ゴハンはまるで日本にいるかのように
安物を買って部屋食&腹八分目止めです!
だからまぁ部屋はボロボロでゴハンも食べたくないものだとちょっと不都合。
といっても、先日のイギリスを見てもお分かりのようにビジネスホテルみたいなやつですけど。
コーヒー1杯と言えど簡単にはレストランとかには入れません。
だってスイスは物価が高いんだ・・・

初・草津

2006-07-18 22:46:51 | ぽよよん日記
昨日&一昨日、sacchimoniさんに誘ってもらって、初めて草津温泉に行きました 

恋の病は草津の湯でも治らない、と言いますが、そういうことわざがあるくらいだから
やっぱり草津のお湯はいいですね 
すっごく硫黄の匂いがするけど、それもまた温泉気分イッパイ 
湯量の豊富さにはビックリです!

それにしても、長野は涼しかったなぁ 
ここ最近の暑さに懲りて、ノースリーブしか持っていってなかったのですが、
Tシャツくらいでよかったかも。

やっぱり温泉大好きだ~ 

外交敗戦

2006-07-14 23:28:50 | 
一体なんのこっちゃ っていうタイトルですが 

昨日、江國香織さんの「号泣する準備はできていた」を読み終わり
(そしてその本は今日endeavourさんへ里子に出しました)、
今日から 
手嶋龍一さん作のノンフィクション「外交敗戦 - 130億円は砂に消えた」 を
読み始めたのでした 
こちらは、クウェート侵攻~湾岸戦争時の日本の貢献とそれについての評価の
されなさを、その頃NHKの現役ジャーナリストだった手嶋さんが身近で見た光景から
書いたもの。

江國さんのと、手嶋さんの、先週一緒に2冊買いました 
正反対とは言わなくても、領域がかすりもしないこれらの本。
でも、私の中では調和?してます。どっちも好きだから。

ホントは、先週本屋さんに行ったのは、手嶋龍一さんの話題の小説「ウルトラ・
ダラー」か、(作者忘れた→)「ムンクを追え!」を買おうと行ったのでした。

で、結局購入したのはこの2冊。
日本の外交を考えるのにはちょうどいい頃合いかも。
すっごく優秀な人がたくさんいるのにね、なんでかな~っていうのの
答えが見つかればいいな。

スイスは鉄道の国

2006-07-13 22:59:58 | ☆ロンドン&スイス旅行☆
スイスでは、スイス・パスを使って、電車で移動します 

スイスは、鉄道の時間も正確だし、車内も比較的きれいでゆったりしているし、
客車そのものもきれいなデザインで、窓も大きく、電車で移動するのが一番!

スイス・パスは、スイスの主な鉄道に乗り降りできるパスで、(これを持っていれば
登山電車の一部も大幅割引になる。)逐一切符を買う手間もなくなり、とても便利です。
日本にいる間に購入して、使い始める日に駅の窓口で駅員さんに記入を
しれもらって使い始めます。

いろんな自分

2006-07-12 21:57:08 | 
先週の水曜日から、電車の行き帰りに読んでいる本があります 

江國香織さんが直木賞をとった、「号泣する準備はできていた」。

江國香織さんの本が好きで、「きらきらひかる」も大好きだけど、今回もそれと
同じ様な短編集です。

会社の行き帰りの電車内で、1日1話、他に用事があるときは読めないけど、
大体そんなペースで読んでいます。

それで、毎回、読むたびに
「いたいなぁ」
「やられた~」
と思います。
1話読むたびに、ページをめくるたびに。

きらきらひかる同様、
ここには、たくさんの自分がいます。
それが、イタイ。

自分と全く同じではないけど、限りなく近いエッセンスを持っていたり、
同じ様な事態が起こったりする。
それを、文章で読むと、見えないようにしていたものまで見えてくる。
それが、イタイ。

行きなら、電車を降りたら会社、帰りなら、電車を降りたら家、
どちらにせよ、本の余韻に浸かっていられないのは
自分にとってはラッキーなことなのかもしれないなぁ と思ったりします。。。

ほおずき

2006-07-12 21:47:08 | ぽよよん日記
会社から(正確には会社が入っているビルから)、ほおずきをもらいました 

ほおずき、昔、祖父母の家に行ったときに、笛にしようとがんばったけど、
いつも途中で破れて、ついに一度も笛に出来たことがなかったなぁ。

たくさん実をつけている大きなほおずきなので、オレンジ色になったら、
昔みたいにやってみようかな。

それにしても、大きなほおずきです。
会社は今のビルの10フロアを借りているのですが、その賃貸料が
年間12億なのだとか。
その12億の一部が、こうやって中で働いている私たちに1年に何度もの
植物等のプレゼントで還元されている感じ。
プレゼントの前には、ロビーの装飾になっているから、一石二鳥かな?

いずれにしろ、私には嬉しい夏の風物詩です 

ブリッティッシュ・エアウェイズでチューリッヒへ

2006-07-11 22:27:41 | ☆ロンドン&スイス旅行☆
飛行機は、午前中早い便でしたがほぼ満席。
行きと同じく、ドーバー海峡は思いの外速く過ぎました 

チューリッヒに到着したら、そのままルツェルンに移動する予定です。

チューリッヒ空港は、滑走路脇の緑に黄色の花が咲いていて、
あぁスイスに来たなぁという気持ちを高めてくれました 

日本に寄り道?

2006-07-10 23:56:04 | Weblog
今日は、ちかさんが日本に来ているとのことで、急遽飲みに行くことになりました。
先々週はドイツにいて、先週ロンドンに戻り、土曜に日本に来て、明後日から北京、今週末に日本に再び戻ってからロンドンへ帰る、という出張の旅。
いつもながら、ハード!

以前、一度、20日で11回飛行機に乗る(確か、そんな数だった。もっと多かったかもしれないけど・・。)
出張の旅をしていたのを聞いたことがあるけど、今回も忙しい旅だなぁ。

と、いいつつも、日本に来たらこのように周囲の人々とゴハンなどの時間を作る
超人。決して休みできているわけではなく、日本支社で最終レポートがあったので
来たそうなのですが。
見た目は、いつもどおりイキイキと、そしていつもの笑顔。

うーん 素敵。

茶会もどき~

2006-07-09 23:41:58 | ぽよよん日記
昨日、15時に最寄り駅で待ち合わせ、来ていただきましたスウェーデンからのお客人 
お茶会もどきの始まりです。

室内はクーラーをかけていたのですが、迎えに行くために外にでた駅までの行き帰りだけで
浴衣が汗でベタッ・・
「Traditional !」と喜んでもらえたので充分着た甲斐はあったかなぁ 

彼はお茶を見るのは初めてでした。
ちょっと心配だった抹茶の味は、なんとか大丈夫そう。あんこが入った和菓子もOKで
ひとまずホッ。

お茶をたたてる前後の動作ちょっとをtryしてもらったのですが、
そんなに凝視しているわけでもなく、ちょっと見て、1回教えただけで、
サラサラとすぐに出来たのはビックリ 
(↑動作そのものをそのまま覚えて、できた、という感じ。)
私が習ったときは、凝視の上に、覚えたつもりが、実際やってみるとなかなか
できなくて・・・という感じだったけど・・やっぱり違うのね 
デキる人は。。。

お茶を飲むときの手が、ピーンとはっていて(緊張してるのかな?)堅くて
思わず笑っちゃった・・ごめんね。
お茶をたてるときは・・本人も言っていたけど卵を混ぜるみたいな感じで、
でも飲ませてもらったら美味しかった。

そんな彼は6ヶ国語を話せるのですが、昨日も見ていたら、ケータイのメモに
新しく聞いた言葉を次々に入力していって覚えている様子。
昨日は特に、新しい言葉が多かったようですが(特殊だもんね)。
言葉って頑張ったら&頑張らないと覚えられないのだね、と印象的でした。

彼のブログには、早速お茶の記事が載ってました。
日本のいい思い出になれたかな~