2005年生きている大和川完成
2002年より大和川の調査をはじめ2005年春に完成しました。
2005年(平成17年)7月14日(木)、15日(金)の両日において、本会が出版した「生きている大和川」を奈良県及び大阪府に、合計3,000冊寄贈しました。寄贈した本は大和川流域の小中学校で活用がかんがえられます。
生きているシリーズは流域で活用していただいています。
昨年度にも鶴見川流域の学校での活用の報告がありました。
2005年生きている大和川完成
2002年より大和川の調査をはじめ2005年春に完成しました。
2005年(平成17年)7月14日(木)、15日(金)の両日において、本会が出版した「生きている大和川」を奈良県及び大阪府に、合計3,000冊寄贈しました。寄贈した本は大和川流域の小中学校で活用がかんがえられます。
生きているシリーズは流域で活用していただいています。
昨年度にも鶴見川流域の学校での活用の報告がありました。
メダカのいる里づくりを提案した
昔、里山周辺や小川に普通に見られたメダカの泳いでいる風景が、近年大変少なくなりました。 こうしたころから、どこにでも身近にメダカが泳いでいる風景が見られる水辺環境づくりに、武庫川、加古川、由良川の源流域である篠山盆地に生息するメダカをコンセプトとして良好な水環境の保全と快適な水辺空間の創造をめざす「メダカのいる里づくり」運動に取り組むこととします。
県下でも生息数が少なくなった「メダカ」を水辺の環境づくりの指標として、豊かな自然を育んできた丹波地域での自然体験モデル地区の保全活動などを手がかりに、兵庫県下各流域の地域の特色に応じた様々な取り組みにつながるネットワークづくりをめざします。
実行員会メンバー
◆篠山市◆篠山市青年会議所◆武庫川流域環境保全協議会◆丹波地域さわやか環境づくり行動会議◆野生生物を調査研究する会
事務局
メダカのいる里づくり実行委員会事務局丹波の森公苑 活動支援部森づくり担当
主な活動
1 円広志さんとメダカの里づくり、円広志さんとモデル地区を選定しよう
① 自然体験モデル地区の選定 ② 自然学習モデル校の選定
2 メダカの蘇生事業
3 地域でのメダカのいる里づくり活動支援事業
① メダカの生息実態調査 ② メダカの飼育教室
③ メダカが生息する水辺づくりの手法づくり ④ メダカ池とビオトープ
⑤ メダカハイキングの実施導者講習会の実施 ⑥ 「メダカの学校」指導員養成
⑦ インターネットによるメダカの実態調査 ⑧ メダカグッズの開発等
ということで今回の写真はその活動の一部です
■ 日時: 2006年(平成18年)8月20日(日)13:30~15:30
■ 場所: 丹波の森公苑及び市内の小川
■ 内容: 講義・説明「メダカの現状、生態、飼育方法」、
親メダカの捕獲
里山の生態系を生かした同公苑で、河川で泳ぐメダカはシンボルとして繁殖が見守られていた。夏には子どもから大人までが参加してメダカの生態について学ぶ「メダカの学校」も例年開かれている。
今年も暑い中、30名の親子の参加者がありました。 最初、説明をきいて、近くの川にめだかをとりにいきました。
現在は実行委員も役割を終え、解散しましたが、メダカがまだすいすいとおよいでいます。
野生生物を調査研究する会がまだ任意団体であったころ「生きている武庫が魚類編」を作りました。
その後、武庫川水系の魚は 1993年7月に当会で出版した 『生きている武庫川「魚類編」』を
もとにインターネットで発信しました。
CDにして教材として活用されるようにもしました
その本に使われていた画像と説明です。
<アブラボテ> コイ科タナゴ亜科アブラボテ属
全長4~7㎝ 支流の流れ口にある岸辺などに生息していたと思われますが、近年では確認されていません。
主にユスリカ幼虫などの底生動物を食べます。卵はヤリタナゴと同じで、淡水二枚貝に産み付けられます.
<オイカワ>コイ科ハエジャコ亜科オイカワ属
全長15㎝ 河川の中・下流域で開けた場所に多く見られます。泳ぎ回りながら付着藻類から水生昆虫・
落下昆虫などを食べます。冬は深みもしくは水生植物が茂っている場所に移動し、摂餌量は減少します。
武庫川では、しばしば水鳥などに食べられているようです。武庫川で最も多く確認され、汽水域を除く
ほぼ全域で見られる魚です。
<カマツカ> コイ科カマツカ亜科カマツカ属
全長20㎝ 河川の中・下流域にある砂や小石混じりの川底に多く生息しています。主に底生動物を食べる
雑食性で、少しずつ前進しながら砂とともにエサを吸い込んで砂だけをえらあなから出します。
おどろくと砂にもぐり、身をひそめて眼だけを出しています。
<カワムツ> コイ科ハエジャコ亜科オイカワ属
全長15㎝ 河川の中・下流域のおだやかな淵に多く見られましたが、近年では改修工事などによって深み
がなくなり、減少傾向にあるようです。岩などの間に隠れ、開けた場所にはあまり見られません。主に落
下昆虫・底生動物を食べていますが、付着藻類も食べます。武庫川では、よく見られる魚です。
現在A型、B型と分けられるようになりました。
<ギギ(ハゲギギ)> ギギ科ギギ属
全長30㎝ 河川の中流域に生息しています。石の下や水草などが茂っている所にひそみ、小魚・エビや
底生動物などを食べます。卵は、石の下面や石垣の中に産みつけられます。胸びれの刺と基底部の骨を
すりあわせて、ギ-ギ-と音を出します。
<スジシマドジョウ> ドジョウ科シマドジョウ属
全長8㎝ 河川の中・下流域にある砂底に生息しています。主にユスリカ幼虫などの底生動物やミジンコ
などの動物性プランクトンを食べています。武庫川では、1986年(昭和61年)以降確認されておらず、
環境などの変化に弱い魚なので環境の悪化が心配されています。
都会でも田舎でもタヌキと間違えられているのがアライグマ
外来種ということでこの1冊を紹介する。
日本にすみつくアライグマ(三浦慎悟監修 金の星社 2012年)
野生生物被害から考える環境破壊今動物たちに何が起きているのか 全5巻のうちの1冊。
かわいいアライグマとして、1977年にペットして日本にやってきて、1980年には、すでに野生化がはじまったとか。
都市部では、タヌキがいると通報があると、たいていはタヌキではなくアライグマ。農村部での被害は、イノシシ、鹿についで多いのがアライグマ。イノシシやシカにくらべると体が小さいので被害が小さそうだが、スイカの食べごろには人間より先に食べてしまう困りもの。しかも人間に見えるのと反対側をうまくかなだけ食べるので、取りに行くと中が空っぽなんて話もよく聞きます。家の中で巣をつくり、屋根裏がうんちだらけなんてのもニュースになります。
データとして、全長60~100cm 体重4~10kg、前足が起用なので指先でつまんで食べることができる。北アメリカ原産、今ではヨーロッパなどでも定着している。
環境破壊の動物として、この本のシリーズで、クマ、シカ、イノシシやサル、カラスそしてこのアライグマが挙げられている。
外来生物の動物としてこの本がまとめており、それ以外にカミツキガメ、ミシシp-ピアカミミガメ、ウシガエル、アメリカザリガニ、オオクチバス、ブルーギル、ガピチョウ(生きている鶴見川をつくったときは、東京神奈川の公園ではふうつにみられる鳥だと聞いておどろいた。まだ関西ではふつうじゃない)
日本の環境を守る環境の本として外来の生き物を簡単でわかりやすいく説明しているおすすめ本である。