永大産業が行われている実験地を見学することができた
ここではいろいろな木を試験的に植えている。
この再生のプロジェクトは三菱商事のホームページで紹介しよう
アマゾン熱帯林再生実験プロジェクト(三菱商事のホームページより)
赤道直下、低地熱帯林域でも宮脇方式が森林再生に貢献
地球の緑の肺と称されるブラジル・アマゾン地域は、地球上で最も広大な低地熱帯林で占められている。
しかし、近年有用樹種の伐採、農・牧地への転換や道路網の拡充によって、急速にその面積が減少しており、
世界的な環境問題となっている。そこで三菱商事では、荒廃地として見捨てられた不毛の土地に以前のよう
な森林生態系を再生すべく、1992年に宮脇方式によるアマゾン熱帯林再生プロジェクトをスタートさせた。
まず合板、単板の製造を行なっている永大ブラジルの工場敷地内の2.4haにビローラ、バルサ、スマウマなど
約80種類、9万本のポット苗を植栽。植栽地はブルドーザーで3m以上の穴を掘り、それまで同社が廃材として
焼いていた木の皮や不要な木片などを、土と混ぜながら埋めてマウンドを形成した。元来、熱帯林の土壌は
表土の層が薄く、裸地では雨季に栄養分を含む表土が流失してしまい、また乾季の乾燥もあって成長には過
酷な条件になっている。ところが、本プロジェクトではマウンド植栽で、土地本来の樹種と同時に、その森
の先駆樹木であるバルサやパラパラを混植したためか、約半年で樹高が1.5~2mとなる生長が見られた。
実験開始3年で樹高6~12mに生長し、樹高15mを越す先駆樹も出現
第一期植栽地に続き、新たに荒れ地のまま放置されていた240haの裸地に、およそ1年をかけて生育させた
25~30種類、30万本のポット苗を植栽。その後も毎年、永大ブラジルをはじめ国立パラ農科大学のスタッフ、
地域住民の方々などによるエコロジー植栽が進められ、実験開始からわずか3年で樹高6~12m、先駆樹には
樹高15mを越すものも現れるなど、驚異的な生長が記録された。世界で初めての低地熱帯林・再生実験プロ
ジェクトということもあって、内外の学会や生態学者、林業関係者、マスコミなどから注目を集めてる。
そして数多くの在来種による混植・密植という宮脇方式は、ブラジル・アマゾンでも有効であることも実
証されつつある。
実験地を見学することができた。
宮脇氏の指導による森の見学もふくめ この見学がますます熱帯雨林の再生を我々も考えていこうということになった。
3年で10mをこえる日本なら大木になる。
10年で材木と利用できそうだときいたが、そのあとブラジルでは植林した樹もすべて伐採することが禁止になった。
相変わらず焼き畑が続き、熱帯林が減少している現実もある。
これからも熱帯雨林への貢献は続けていく。