旭川トンボ紀行

北海道旭川市を中心としたトンボの写真とその生態

6月の撮影データから ~トンボの飛翔方法

2010年12月05日 | エゾトンボ科
写真はカラカネトンボ♂の飛翔シーンです。トンボは飛翔する時、手足を胸にたたんで密着させ、前脚を複眼の後ろにたたみます。翅は後翅と前翅を交互に動かして飛び、ホバリングをする時はこの動作を高速で行うことで、空中の一点に留まることが可能となります。ヤンマの仲間やエゾトンボの仲間など、ほとんど止まること無く終始水辺を飛び続けている種は膨大なエネルギーを飛翔に費やしていることになります。

トンボ写真の醍醐味はなんと言っても、この飛翔シーンを鮮明に切り取ることに尽きますが、ファインダーの中心に納めることが本当にムズカシイ!しかもある程度大きく写し込む為にはトンボにかなり接近しなければならず、特定の種を限定して狙う時にはその種の飛翔の性格や好む環境を知っておく必要があります。
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6月の撮影データから ~カラカネトンボ

2010年12月05日 | エゾトンボ科
カラカネトンボは旭川市内では個体数が非常に多く、明るい池沼環境であればほぼ全ての環境で見ることができます。涼しい時間帯に活動することが多く、午前中を中心に活発に飛び回り、午後になるとやや活動が鈍りますが、再び夕方になると活性が増し日没直前まで飛び回っている姿を見かけます。
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