カオジロトンボの♂は水面に突出た枝や睡蓮の葉の上などに止まり、「静止型」の縄張り保有をします。アカネ大の小型のトンボですが以外とすばしっこく、近づくとすぐに飛び去ってしまいます。♀個体は産卵以外では森林内で見かけることが多く、生息地からかなり離れた場所で見付けることも良くあります。
6月の旭川市内ではシオカラトンボやギンヤンマが羽化を迎える頃、湿地を伴う池や水の澄んだ池沼において、額面の白い「カオジロトンボ」が活動のピークを向かえます。
本州方面では標高の高い山岳地帯へ行かなければ、なかなか目にすることの出来ないトンボですが、市内では南方種のシオカラやギンヤンマなどと普通に混棲しています。
本州方面では標高の高い山岳地帯へ行かなければ、なかなか目にすることの出来ないトンボですが、市内では南方種のシオカラやギンヤンマなどと普通に混棲しています。
こちらは道内では普通種とされるシオカラトンボの羽化シーンですが、いざ羽化に限定して写真を狙ってみると、意外に本種の羽化に巡り会う機会が少ないことに気付きました。シオカラトンボは環境適応能力が非常に高く、様々な水環境で生活していますので、羽化場所が特定しずらいということも、その理由の1つだと考えられます。