市内ではオニヤンマも発生末期に入り、見られる個体は皆ご老体ばかり。翅は汚く体色もすすけ、飛んでもすぐに止まりたがります。おまけにこの暑さですから、明確な縄張り保持もしないようで、林縁を適当に飛んで止まってを繰り返し、♀が通過すれば捕捉するといういい加減な?パトロールのようです。
エゾコヤマ♂にすっかり満足し、次にオニヤンマの産卵写真のリベンジとオニヤンマの個体数の多い場所へ行っみました。現地に着くなり早速産卵中の♀個体を発見、急いで近づこうとしたのですが、その前に♂に見つかってしまい♀はものすごい勢いで逃げてしまいました。
♂が♀の後を追おうとしたその瞬間、空中で縺れるように急停止!クモの巣につかまってしまいました。国内最大を誇るオニヤンマですが、やはり大型のクモの巣には勝てないようです。ファインダーを覗くとオニヤンマが助けてと訴えかけているようにも見えましたが、クモも生き延びる為に必死なのです。
最初はかなりもがいていましたが、神経が麻痺してしまう毒液を注入され数分後には全く動かなくなってしまいました。
♂が♀の後を追おうとしたその瞬間、空中で縺れるように急停止!クモの巣につかまってしまいました。国内最大を誇るオニヤンマですが、やはり大型のクモの巣には勝てないようです。ファインダーを覗くとオニヤンマが助けてと訴えかけているようにも見えましたが、クモも生き延びる為に必死なのです。
最初はかなりもがいていましたが、神経が麻痺してしまう毒液を注入され数分後には全く動かなくなってしまいました。
午後1時から撮影を開始して、ひたすら♀が産卵にやってくるのを待ちます。しかし現れるのは♂ばかりで、飛翔写真を狙うもすぐに止まってしまう、或は縄張り争いになってしまうのでなかなかうまくいきません。
♀が現れたのは午後4時を過ぎた頃でしたが、すぐに♂に見つかってしまい連結されて樹上の彼方へ消えてしまいました(涙)。結局、5時半まで粘って産卵にやって来た♀はこの1頭のみ。もっとまともな産卵写真を撮りたかったので、非常に疲れた1日となってしまいました。
♀が現れたのは午後4時を過ぎた頃でしたが、すぐに♂に見つかってしまい連結されて樹上の彼方へ消えてしまいました(涙)。結局、5時半まで粘って産卵にやって来た♀はこの1頭のみ。もっとまともな産卵写真を撮りたかったので、非常に疲れた1日となってしまいました。
オニヤンマの成熟♂は山間を流れる砂礫底の細流や林道上を好んで飛びます。
しかし、大型種のわりには長時間の飛翔が苦手らしく、縄張り内では静止していることの方が多いようです。意外と警戒心がなく、人が近づいても悠然と縄張り内を飛翔していますので、動かずにじっとしていると、わずか30センチ程の距離に静止してくれることがあります。
しかし、大型種のわりには長時間の飛翔が苦手らしく、縄張り内では静止していることの方が多いようです。意外と警戒心がなく、人が近づいても悠然と縄張り内を飛翔していますので、動かずにじっとしていると、わずか30センチ程の距離に静止してくれることがあります。
国内産トンボの最大種としてあまりにも有名なトンボですが、北海道産のオニヤンマは本土産のものに比べ「一回り小さく」、オオルリボシヤンマと同じぐらいの大きさです。
雌雄ともに未熟のうちは複眼が黒く、成熟すると深みのある鮮やかなグリーンに変化します。また、未熟♀の翅は写真のように黄色味を帯び大変綺麗ですが、成熟すると黄紋が後退し、透明な翅へと変わってしまいます。
雌雄ともに未熟のうちは複眼が黒く、成熟すると深みのある鮮やかなグリーンに変化します。また、未熟♀の翅は写真のように黄色味を帯び大変綺麗ですが、成熟すると黄紋が後退し、透明な翅へと変わってしまいます。