※写真が無茶苦茶多いです!要注意!
昔から俺は同期の中村に
「今までで食べたラーメンで1番美味しかったのは大島のたちばなやのいりこラーメンやわ」。
と、いう自慢?を繰り返してきました。そしたら彼は「いいなぁ、俺も行ってみたいっすわぁ・・・」。というのです。
今回はこんな事になってしまったので、高橋家+中村で大島へ1泊2日の旅行にでかけました。
恐らくですが、中村主賓には喜んで頂けたと思います。以下は、その旅のレポートです。
●13:00 ラーメン彩龍
玖珂ICから大島方面の国道沿いにある名店。数年前にネットで
「大将がチャーハンが作りすぎて、暫く休業した店」。
「大将が魂を込めて作ったチャーハンを残してはいけない店」 。
という情報を入手してから、ずっと行ってみたかった店。
中村主賓の鶴の一声で、遂に初潜入となりました。
辺りは何もないのに、広めの駐車場は車でびっしり!みんなどこから来ているんだ?
かなり広い店内はこれまたお客さんで一杯。俺達も座敷に座るまで、20分近く待ちました。
出てきたラーメンとチャーハンはあっさりした味付け。ラーメンは甘めでまろやかな口当たり。
あっさりしているけど、豚骨成分が強くてガッツリ来る感じ。
一緒に注文した唐揚げもにんにくぎょうざも食べやすくて無茶苦茶美味しかった。
山口県で出てくるラーメンというより、北九州よりの味付けでした。
最後に店内の写真を撮っていたら、チャーハン大将がやってきて、
「お兄ちゃん、写真を撮らんでくれ!宣伝すんなよ!これ以上客が増えたら困るけ!」
と云って、笑いながら去っていきました。
いい店だ・・・としんみり・・・。
●14:15 大島 瀬戸内ジャムズガーデン
嫁さんが行きたがっていたジャム屋さん。膨大な種類のジャムが置いてあるらしい。
そして、ガーリーな中村もきっと喜ぶだろうと(笑)。
店内には尋常じゃない種類のジャムが置いてありました。
嫁と中村は楽しそうに試食しまくっています。(その時、息子は車にてお昼寝中)。
写真を撮りたかったけど、またお店の方になんか云われちゃいかんので、やめておきました。
俺はテーブルにすわって、そんな2人を眺めておりました。
●15:00 宮本常一展
日本を代表する民族学者の「宮本常一」は、ここ大島出身です。
そんな彼の写真展を見るために周防大島文化交流センターへ行きました。
俺は元々昭和の写真が好きなのに加え、彼の撮る写真も好きなので、いつか行ってみたかったんです。
色々みながら、「あー、俺も死ぬまでに小倉の郷土本でも執筆&出版したいなぁ・・」と感じたもんです。
あと、その施設は図書館が併設されており、ここで暫くのんびりしました。
嫁曰く「宇部の図書館より良い!」との事で、息子に絵本読んだり、紙芝居を見させたりしていました。
俺は、ぼけーとしながら、広島・宮島の観光ガイドを読んでいました(古い観光ガイドって、面白いんですよ!)。
●15:50 たちばなや
ここは俺が食べたラーメンで1番美味しかった「いりこだしラーメン」が食べれる店。
俺の中にあるラーメン=豚骨をこっぱみじんこに破壊した一杯です。
キタナシュランに余裕で対応できるほどレトロすぎる店内は、昭和中期の人々の暮らしを省みる事ができます。
出てきたラーメンは、ただひたすらに美しい。うまみ以外の余計なものがない澄み渡ったスープをすすれば、心が震えます。
スープ以外にもモチモチな中太麺の茹で具合といい、肉厚ジューシーなチャーシューといい、仕上がりも完璧な一杯。
やっと会えた。中村も「まるでお吸い物を飲んでいるようだ!」と絶賛?していました。
という事で、今回の最大目的は達成致しました。うーん、おなかいっぱい。晩御飯が食べれるのか?
しかし、伝説はまだまだ続きます。
●16:30 道の駅 サザンセト東和
掘り出し物があるかなぁ?と思って寄ってみた道の駅。風が強くて寒かった。
息子は「海に行くの~!」と云ってうるさいし、突然野良猫と遊びだしたり等、相変わらず自由でした。
あと、河豚みたいなゴムの玩具にはまっていました。
ここではサツマイモを購入。帰宅後、我が家の「芋っ子慧ちゃん」は大ハマリしていました。
●17:30 竜崎温泉
一旦宿に荷物を預けてから、男3人で向かいました。
ここは中四国No1の濃度を誇る濃厚湯。妊婦は止した方が良いという判断の元、嫁は留守番。
ここは改装されてから、とても綺麗&まぁまぁ巨大な温泉施設。オススメです。
お湯を半循環の茶色いお湯。なめると酷くしょっぱくって、渋くて苦い。
内湯と露天があって、内湯には源泉(20℃?)をそのままかけ流した浴槽があります。
ここでも息子は大暴れ。露天では砂利で遊んだり、内湯ではずっと水風呂に浸かったりと、手におえない。
極め付けは水風呂に浸けた冷たくなったタオルを、まったく知らない洗髪中のおっさんの肩にかけたこと!!
息子と俺は見知らぬおっさんに激しく睨まれてしまい、俺はただ(親として)平謝り・・。
直後体裁を取る為に息子をビンタした後、逃げるように浴場から去りました・・。
(息子曰く、中村と間違えたらしい・・・)。
その後、俺が携帯を紛失したりして、とにかくへとへと・・。
●19:30 旅館の晩御飯
泊まった旅館は変な宿でした。一般的にあると思われるものが無い宿でした。
「なんなんかちゃ!?」と思いたいところですが、美味しすぎる料理が全てを帳消しにしたのです。
いきなりやけど、刺身が恐ろしく美味しかった。瀬戸内の魚に対する考え方が変わった。
手前の小鉢も美味しかった。特に真ん中の湯葉は、宿が作ったあおさ醤油がかかっており、風味が凄く良かった。
ごはんですよ!みたいな、潮のかほり。
息子に用意されていたお子様ランチに息子は大興奮!
手に持っているのは、長すぎるエビフライです。
その他、唐揚げやフライドポテトやハンバーグやナポリタン等、息子必死のキラーチューン。
凄まじい、殺人お子様ランチでございました。
夜のメインであり、みんなが楽しみにしていた「みかん鍋」。
おにぎり山口編で大泉が食べていたのをみて、1度食べてみたいなぁと思っていたのです。
どんな味がするのだろう?と思って口にすると、無茶苦茶うまい。
魚介でとっていると思われる複雑な味。お店の人に聞いたら、企業秘密だとか。
ちなみに、みかんの味はしませんでした。
そんな浮いているみかん達ですが、鍋用の基準をクリアしたものであり、その証拠として焼印が押されてるそうな。
皮が薄くて、そのままかぶりついたら、ゆずのような爽やかな味でした。
鍋の中には「みかんの入ったつみれ」とかがあり、それを「みかん胡椒」に付けて食べるのです。
とつぜん現れた日替わりパイスープ。
中には濃厚なシーフードのクリームシチューが入っていました。んまい。
焼印のみかんのアップ。
たしか「鍋奉行御用達」と書いていたような・・・。
カンパチ頭部のアラ煮。皮がプルプルで無茶苦茶美味しかった。
この宿、魚が美味しすぎます。
雑炊になる為回収されたみかん鍋は、「淡雪みかん雑炊」になって帰ってきました。
ふわふわのメレンゲの雑炊。ちなみに黄色いのはみかんではなく、卵黄です。
メレンゲのふわふわ感は賛否両論かと思いますが、このインパクトは大好き。
味はみかん鍋のスープがきいてて、とても美味しかったです。
全員食べすぎでもう、何も食べれない。俺は頑張って、雑炊を完食しました。
お昼に「ラーメンなら5~6杯は食べれる!」ち豪語していた中村に助けを求めると、
「俺は米はあまり食べれん。ていうか、お昼のチャーハンがまだ残っとる!」と極上の役立たず発言!
そんなシチュエーションにとどめを刺すように、デザートがやってきました。
キウイフルーツが甘くてとろけるような舌触りだった。
でも、これ以上食べれんから、残りは息子の寝かしつけから戻ってきた嫁に食べてもらいました。
調子に乗って焼酎を中村と2人で飲みました。
「変なのを飲もう!」ちゅーことで、人参焼酎「めずらし」のお湯割りを注文。
暫くグダグダと時間を潰して、寝室のある2階へ戻りました。それにしても美味しかった。
いい感じの時間を過ごしていたら、息子が突然泣き出した!急いで駆けつけると、まさかの寝ゲロ・・・・・。
よっぽど美味しかったのね。と微笑みつつも、宿に侘びを入れに行きました。
騒ぎが片付いた後、俺は1人勝手に眠りにつきましたとさ。
つづく。