旧プチ民宿高橋 山口編

宇宙、日本、宇部

Johnny Rotten

2009-07-08 22:32:56 | 1日の記録

仕事もだいぶ落ち着いてきたような気がするので、
久しぶりに英語教室に行きました。

英語教室のおばちゃんに久しぶりと云われた。
約束してた清志郎のCDを渡して「今年度中でいいすよ!?」というと、
凄い喜んでくれた。俺まで嬉しかった。


武田真治に似た何とかという新しい先生がいた。
本日はこの先生と英語の勉強をしたのだが、
今更ながらベンの凄さを思い知ってしまった。

後から知ったのだが、この先生はマジメらしい。
だからあんまり面白くなかったんだと思う。

ベンは甲本ヒロトのような危なっかしいテンションの持ち主だったのだが、
今回の先生は大人しい印象。例えるならどーも君に出てくる「うさじい」みたい。
英語の授業はエンターテイメントだと勘違いしていた自分に気が付いた。

ベンは授業の最初に必ず意味の無い話をする。
印象的だったのが、先週長崎に行って飲みすぎて気付いたら浜辺で寝ていた。
あまりにも寒いので、流木を集めそこで焚き火をしたという話だった。

今回の先生は(あー、名前が思い出せん・・)アメリカの100ドル札の人が
どれだけ功績をあげたのかを懇切丁寧に説明してくれた。


次にベンは小倉とロックンロールに大変詳しかったのだが、
彼は小倉すら知らなかった。まぁ、知っとる方がおかしいんやけど。
人口は何万人いるのか?と聞かれ、テキトーに100万人と答えた。
※ちなみに小倉は38万。

好きな音楽は?と聞かれ、テキトーにフォークとパンクとこたえた。
フォークはよかったのだが、パンクにもの凄い嫌悪感丸出しだった。
なんでこの2つが好きなのか?と聞かれたので「似てるじゃないか?」
と応えると、信じられないみたいな事を云われた。
これは面白いわいと思い、意味もなくわざと「セックスピストルズ」と口走ってみた。

あと、日本の事をあまり知らない。裕次郎と長嶋を知らんかった。
裕次郎の素晴らしさを説明してた会社役員風のおっさんが寂しそうだった。

帰りがけに英語教室のおばちゃんにこう云われた。
「彼は頭は良いが人生経験が足りないので、イラっとする事があるかもしれん。
そん時は遠慮なく申し立ててくれ」と。

そんな人を雇うなよと思いつつも、苦しい台所事情を察しました。



大人になるという事の1つに「色々な価値観を見につける」というのがあると思う。
世の中には星の数ほど正論がある。それらなるべく多く理解する事が重要。
人の考えや文化を肯定して受け入れる事ができんないけんと思う。
それらを「理解できない」と頭ごなしに拒否するなんて、サイテーである。
そりゃ、やっちゃいけん事とかは理解できんでええけど。

今回はたまたま英語の先生だから別に構わないのだが、
自分の息子が「ボブディランは良いが、ピストルズは聴く気にもならない」
とか言い出したら、俺は正直がっくりすると思う。

帰り道にそんな事を色々と考えた。
とはいえ先生のマジメな姿勢は案外好きなので、次の授業が楽しみだったりする。



 

これも後から聞いたのだが、先生は「京都議定書ネタ」にかなり強いらしい。