さこういっぱく

「左後一白」は名馬の証です!

愛馬物語24

2010-03-27 | 愛馬物語
続き:愛馬8頭(ホルダー/1勝、イノセント/1勝、パスワード/1勝、チャプター/未勝利、フォートレス/未出走、ラヴリー/未出走、リベラル/未出走)

2004年は2勝止まりとなったが、2005年に向け明るい兆しが後半誕生した。パスワードとチャプターである。パスワードは既に勝ち上がり、チャプターも勝ち上がりまではもうすぐ。両馬とも個々までの内容は素晴しく、共に準オープン、いやオープンを充分に意識できるような逸材であった。そして輝かしい2005年が幕を開ける。

まずはパスワードから始動。年明けすぐの1月8日、京都ダ1400飛梅賞に出走する。未勝利戦の鮮やかな勝利から2番人気に支持され、私もかなり強気だった。もちろん前走同様楽に先行し、差しきる競馬を誰もがイメージしたと思います。というかそれだけできる能力があると誰もが信じたはず。当時調教師も「こんなところで走る馬じゃない。」とコメントしていたのをどこかの紙面上で見た記憶がある。
ところが、あろうことか後方からの競馬。しかも道中故障した馬が下がってきて思いっきり不利をうけTHE END。まさか、まさかの6着惨敗にしばし呆然。「ごらぁ!小徹、なにやっとんじゃー!!」と絶叫したのは言うまでもない(笑)

2番手として登場するのはチャプター。パスワードが惨敗した翌日に出走。こちらも前走の結果を評価されて2番人気に支持される。鞍上は藤岡祐。若手有望株である。パスワードの結果が最悪だったので、改めて期待する。掲示板目標なんてことではなく、「1着あるのみ」そしてレースが始まる。パスワードのようなことはなく、好位追走で勝ちを意識するも、どうしたことか全く伸びる気配すらなく6着惨敗。2走ボケとはこのことか?

素晴しい年となるはずだった2005年は思いっきり出鼻を挫かれた形となってしまった。レース前には2日で2連勝は当たり前に達成できるものだと思っていたし、なにより人気がそれを証明している。両馬とも2番人気で結果も仲良く6着とは・・・言葉にならない。因みにこの時両馬に先着した馬達はコパノフウジンを筆頭にG1出走メンバーなどが顔を連ねていた。後から考えると単に能力不足だったのか・・・いや、そんなことは全く思っていない。この時の結果が違えば、パスワード、チャプターも揃ってオープンまで駆け上がれていただろう。将来の分岐点となる戦いであったことは間違いない。

敗戦したとはいえ、続戦が期待された両馬だったが、こちらも揃って放牧へ。そして誰もいなくなった。上記2頭の他にホルダーは屈腱炎、イノセントは骨折、ラヴリー、フォートレスはデビューの目処立たず。明るいはずの2005年は年明けのたった2戦で暗転することとなった。次なる戦いの見当もつかない寒い冬を迎える。

続く:愛馬8頭(ホルダー/1勝、イノセント/1勝、パスワード/1勝、チャプター/未勝利、フォートレス/未出走、ラヴリー/未出走、リベラル/未出走)