思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

他人事ではないので……

2014-10-03 12:00:00 | 登山
先月27日(土)に、最初はツイッターで正午すぎの早い段階から知った御嶽山の噴火とその後の報道は媒体問わずもちろん注視していて、山好きとしては他人事ではないよなあ、と(今日までに判明している)亡くなった47人の方々と下山できた人々に関する情報や、今後の他所での(噴火の型としてはマグマか水蒸気かにかかわらず)噴火の可能性の話などに触れながら、複雑な気分の日が続いている。
噴火からもうすぐ1週間だが、被害と被災の全容が見えてくるのはまだまだ先のことだろう。

御嶽山は以前から登りに行こうとは思い続けていて昭文社のエアリアマップ(山と高原地図)も持っているが、実際にはまだ未登なので(御嶽山まわりでは11年前に自転車関連の催しで、現在の捜索活動の拠点になっている長野県王滝村の「松原スポーツ公園」とその周辺に一度行ったことがある程度)、僕個人的にはこの山とのかかわりは薄いので登山者や捜索に関して何か意見するのもちょっと違うと思い、状況の変化を静観するしかない。

ただ、噴火後の報道で特に違和感のあったことを1点だけ触れると、そのときに御嶽山を登っていた人たちをすべてひっくるめて「登山客」とよく言い表していたが、登山ツアーなどの受動的な登山形態で、もしくは山小屋や「御岳ロープウェイ」も積極的に利用したりして「お客さん」の状態であった人たちにそれを当てはめるのであればわかるが、そういったものに頼らずに自前の計画と覚悟を持って(わかりやすいところでは富士山と同様に独立峰なので裾野が広い)山麓から能動的に登っていた、「お客さん」よりも身体的・精神的に自立した「登山者」の人たちも厳密な実数は知る由もないが少なからずいたはずで、本来はそのふたつの表現はきちんと使い分けるべきである。
それでも登山していた人たち全体を指す場合も、どちらかと言うと「登山者」のほうが妥当、と僕は思う。

報道を観るさい、より精度の高い客観的な情報として、国土地理院アジア航測の空中写真を特に参考にしている。今後もいろいろ追加されるかもしれないので、こちらも注視したい。


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