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映画「こねこ」

2016-12-29 06:03:58 | ドラマ・映画

ネコたちの名演技にメロメロ 20年前の傑作ネコ映画が復活

2016年12月24日(土) sippo(朝日新聞)




雪降る街、荘厳な建造物、哀愁を帯びたBGM、90年代のロシアの素朴なイルミネーション。
クリスマスにぴったりの名画『こねこ』が、HD版ブルーレイ&DVDで戻って来た。
猫を題材にした映画は数あれど、本当の猫好きなら、これを見逃す手はにゃい!
話はいたってシンプル。
モスクワの音楽家一家に、子供たちたっての希望で子猫がもらわれてくる。
チグラーシャ(トラ猫の意味)と名付けられた子猫が、ある日ひょんなことから脱走してしまい、極寒のモスクワの街をさまようことに・・・。
探し回る家族、チグラーシャのことを思うと夜も眠れない子供たち。
果たして無事帰宅できるのか、といった子猫の冒険物語だ。



この映画の見どころは、なんといっても猫たちのありのままの自然な演技(?)である。
CGなし、擬人化なし、小細工なしの画面は、ドキュメンタリーのようでもあり、でもちゃんと監督の要望に応えて猫が演技しているかのようでもある。
子猫以外に成猫もたくさん登場するのだが、みなキャラがたっていて、愛嬌たっぷり。
そして彼らを追うカメラワークが、まるで猫が撮ったのか!? と思わず目を疑うような見事な猫目線。
岩合さんも真っ青なのである。
「街をさまようチグラーシャが、ドーベルマンに襲われそうになるシーンがあります。そのとき、どこからともなく成猫が現れてドーベルマンを威嚇し、チグラーシャを救います。あそこは全体を引いたシーンからだんだんとズームになっていたので動物だけにまかせて撮ったのでは。よく撮れたなぁと素直に驚きますね」とは、発売元のIVCの森田さん。
なんでも、猫たちの素晴らしい演技を引き出したのは、当時ロシアでも有名だった猫調教師、アンドレイ・クズネツォフ氏とのこと。
彼は貧しいけれどたくさんの猫と暮らし、チグラーシャを保護してくれるやさしい猫おじさんとして、映画でも重要な役を演じている。
他にも、監督の子供が飼い主姉弟を演じていたりと、有名な役者は起用されていない。
そんなフィクションとノンフィクションの境のような空気感が、この映画を独特なものにしている所以だろう。
森田さんは、「20年前の映画ですし、どちらかというとちょっと地味目なロシア映画の枠に埋もれてしまっていた。猫が好きな人にはもちろん、映画としても傑作なので、多くの人に観てもらいたいため、再発売することにしました」。
1996年製作という、ほどよいレトロ感も新鮮だ。
年末年始、冬の夜長にほっこりしたい人は是非!




(別サイトより)
◆猫と同じ高さの世界を体験


映画は、チグラーシャが飼い主の元に戻るストーリーと、地上げ屋に立ち退きを迫られる猫好きの貧しい男性のピンチを猫たちが力を合わせて救うというサブ・ストーリーが融合。
おとぎ話のような設定がある一方で、ロシアでも社会問題になっている格差や、人間と動物との関係性にも目配せした物語は、子どもたちはもちろん、大人も十分に楽しめる内容です。
監督のイワン・ポポフは、ロシア最大の映画撮影スタジオ・モスフィルムの技術スタッフ出身というだけあって、猫と同じ高さでとらえたカメラワークがとてもリアル!
時に地面に近いほど低く、時には建物の屋根から。
猫が見る世界を擬似体験できるので、猫たちの気持ちに寄り添うことができます。
ただし、ハリウッドの動物映画やアニメによくあるような、言葉を話したり、擬人化したりという演出や、CGなどはいっさいありません。
あくまでも猫の動きや表情をいかした、自然体の映像が魅力なのです。

映画「こねこ」オープニング
You Tube https://www.youtube.com/watch?v=4owBF4bn4SQ

ロシア生まれの猫映画の傑作!『こねこ』
You Tube https://www.youtube.com/watch?v=vXCA9tqz40Q


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