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調布の譲渡型猫カフェが5周年 保護猫と里親の橋渡しで不幸な猫ゼロ目指す

2022-11-02 05:50:45 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

調布の譲渡型猫カフェが5周年
 保護猫と里親の橋渡しで不幸な猫ゼロ目指す

2022年10月17日(月)   

調布市下石原にある譲渡型保護猫カフェ「猫スペース ファズ」(調布市下石原1、TEL 042-444-1460)が10月17日で5周年を迎えた。
(調布経済新聞)

親子で同店を運営する長田光枝さんは12年前、カフェバーを営みながら娘の紗弥加さんと、近所に増えた野良猫の里親探しをネットなどを活用して個人的に行っていた。
光枝さんが病気を患い、店を閉めることになったこと、たまたま自宅近くに店舗が空いたことが重なり、本格的に里親を探す出会いの場とカフェを併せた譲渡型の猫カフェを開こうと2017(平成29)年にオープン。
市内で保護された猫と里親をつなげる活動を続けている。


「猫スペース ファズ」の長田紗弥加さんとココちゃん(16歳)(左)、長田光枝さんとハルカちゃん(5カ月)(右)、奥にセツナちゃん(5カ月)

同店にいる猫は、主に市内で保護された猫や高齢の飼い主が病気や死亡などの事情で飼えなくなった猫を引き取り、常時約15匹が新たな出会いを待つ。
5年間で約100匹の猫が新しい家族との出会いを果たした。
4年前には同市内で数が増えすぎて多頭飼育崩壊をした59匹の猫を保護し、クラウドファンディングを活用して治療費などの支援を募った。
現在、長田さん親子の活動に賛同する動物病院が定期的に健康診断を行い、診察するなどの支援も受けている。
譲渡会など慣れない場所では猫が緊張し、見た目だけで判断されやすい。
子猫はすぐに決まることが多いが、高齢の猫はなかなか引き取り手が少なく、「猫にもそれぞれ性格があり、ありのままの姿を見てほしい」と、店内ではさまざまな境遇の猫が自由に過ごし、来店時にはペットボトル飲料を提供し、ゆっくり触れ合うことができるようにする。
家族に迎え入れたいと思った猫がいれば相談して譲渡の手続きができる。
里親は同市内在住の人が多く、譲渡後も猫の様子や相談に来る人が多いという。
長田さんは「こればかりは運でしかない。アットホームな店内でくつろぎながら触れ合って、相性や家庭環境に合った猫と出会ってくれたら。ここが新しい家族の出会いの場であったらうれしい」と話す。


つつじケ丘で保護された四姉妹の子猫

営業時間は、月曜・木曜・金曜=16時~20時、土曜・日曜・祝日=12時~17時。
火曜・水曜定休(不定休あり)。
料金は、30分=660円、1時間=1,100円(以上、以後10分ごとに110円)、3時間パック=2,200円。
感染症防止のため、靴下着用必須。

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