「愛犬の遺骨壊された」 作家蜂谷涼さんが外交官を提訴
2012年10月5日 朝日新聞
小樽市在住の作家蜂谷涼さんが、在中国・大連の日本総領事館の出張駐在官事務所に勤務する外交官の男性に、ペットだった犬の遺骨を壊されたとして、慰謝料など110万円の支払いを求めて札幌地裁小樽支部に4日提訴した。
訴状と代理人弁護士によると、蜂谷さんが15年以上飼っていた犬が今年7月末に死に、蜂谷さんは火葬後に自宅に祭壇を設けて箱に遺骨を入れて保管していた。
翌月、知人から紹介された外交官から「本を出版したい」との相談を受けて自宅に招いたところ、突然、拳を振り下ろして箱ごと骨を砕いたという。
蜂谷さんが抗議したが、外交官は「中国では骨を砕くのが供養だ」「何でそんなに怒るのか分からない」と繰り返し、日本酒などを飲んでおり、しばらくすると眠ったという。
どうぶつセレモニー「おおぞら」さんより
地域でさえある宗教観、死生観の違い。
国単位で見るとその違いはもっと大きくなります。
日本人ほど遺骨に執着する国はないと言われています。
しかしこれも日本の文化の一種です。
遺骨を許可無く粉砕する行為は、絶対に許すことの出来ない行為です。
キチンと裁判にて裁かれる必要があります。
この内容は刑法にも該当する気がします。
愛犬が亡くなりただでさえ悲しいところ、このような行為は二重の悲しみ(苦しみ)になると思われます。
遺族の思いを考えると想像を絶する思いですが、一日も早くこの行為に正しい結論が出、本来の自然な悲しみの過程に戻れますことを切に願います。