野良猫に対する不妊・去勢手術費用等を補助する行政が次々と出てきています。
その一部の記事をご紹介します。
佐賀市は新たに「飼い猫助成制度」を設置
2011/12/21 西日本新聞朝刊
野良猫を対象に不妊去勢手術費を助成する「地域猫制度」を設けている佐賀市は来年度、新たに「飼い猫助成制度」(仮称)を設置し、助成の対象を飼い猫にも広げる。
飼い猫と野良猫の交配による繁殖が野良猫増加の一因とみられることに加え、飼い猫が産んだ子猫の処遇に困り保健所に持ち込む人が後を絶たないため、新制度の導入を決めた。
市は「大切な命。少しでも殺処分される猫を減らすことができれば」と制度の効果に期待を寄せている。
市環境課によると、猫は繁殖力が高く、年に2-4回出産を行い、1回あたりに4-8匹の子猫を産む。
県内で殺処分される猫は年間2千匹前後で推移、その約8割が子猫という。
猫の不妊去勢手術費の相場は雄1万-1万5千円、雌2万千円-2万5千円。
来年度に導入予定の「飼い猫助成制度」では、それぞれ2千円、4千円を補助する。
1人当たり2匹まで申請できる。
同課は「飼い主に完全な室内飼いの重要性を啓発することにもつながるはず」としている。
これに合わせ、地域住民が野良猫に不妊去勢手術を施し、世話する「地域猫制度」の見直しも実施する。現行では、手術費の助成額が年々下がる仕組みになっていたが、定額制に改める。
また、3人以上のグループが制度を活用する場合に必要とされた自治会の承認を「事前報告」に緩和した。
同課の担当者は「責任を持って猫の一生を見守ることが、野良猫などをめぐるトラブルを減らすことにつながる」と制度の活用を呼び掛けている。
猫の不妊手術費助成事業
withinuneko
【中越】飼い主のいないが始まりました!
2012年01月18日 長岡健康福祉環境部ホーム
1月17日までに54件の助成申請がありましたが、助成券の有効期間である2ヶ月の間に猫を保護できなかったり、保護前に出産したなどの理由で25件がキャンセルとなり、1月17日現在の助成済件数は26件となっております。
まだ、助成可能ですので猫の多くが繁殖する春を迎える前に、本制度をご利用くださるようお知らせいたします。
飼い猫の繁殖制限は以前に比べ普及してきましたが、未だに多くの飼い主のいない猫が屋外で出産し、飼育される見込みのない猫が生まれています。
社団法人新潟県動物愛護協会中越支部では、繁殖制限の重要性を周知するとともに、ボランティアで野良猫の手術をしている方を支援し、野良猫を増やさない街づくりに貢献するため、「飼い主のいない猫の不妊手術費助成事業」を行うこととしました。
この事業で、手術した猫の耳をV字型にカットするのは、手術済でもう子供を産まない猫であることを、誰が見てもわかるようにし、一代限りの命を全うすることについて周囲の理解を得る一助とするためです。
対 象:長岡市、見附市、出雲崎町に生息する飼い主のいないメス猫。
野良猫を飼い猫にする場合はこの制度は利用できません。
他の団体などから助成金を受けている場合も対象外となります。
実施主体:社団法人新潟県動物愛護協会中越支部
助成額:メス猫1頭あたり10,000円
頭数:50頭(平成23年7月から2月末日、定数に達したら終了)
申込者が大変多いため、助成対象頭数を30頭から50頭に増やしました。
助成制度の流れ
①助成希望者は「手術助成券交付願」を(社)新潟県動物愛護協会中越支部事務局(中越動物保護管理センター)に提出してください。
郵送の場合は、「身分証明書(免許証など)」のコピーを同封してください。
交付願の用紙は、市町、動物病院窓口の他、下記リンクからダウンロードすることもできます。
飼い主のいない猫の不妊手術費助成事業 チラシ( pdf形式 139 キロバイト)
助成券交付願(まず、これをセンターに提出してください)( pdf形式 35 キロバイト)
助成券・助成申請書(見本)( pdf形式 148 キロバイト)
②交付願の内容を事務局で審査し、対象となる場合は「手術助成券」と「猫不妊手術費助成金申請書」を送付します。
助成券の有効期間は2ヶ月です。
③手術を予定している動物病院と打合せを行い、助成券の有効期間内に猫を捕まえて不妊手術を実施します。
病院では手術したことが外見で判別できるよう左耳の先端約1cmをV字型にカットしてもらうとともに、助成券下の手術証明欄に獣医師から当該猫が飼い主のいない猫である旨を証明してもらってください。
④事務局に「手術助成券」、「猫不妊手術費助成金申請書」、「動物病院領収書(原本)」を提出してください。
適正な内容であれば助成金を口座に送金します。
(以下略)
次回は福岡市のチラシ等をご紹介します。
「TNR」不妊で野良猫対策 静岡でモデル活動
2012.1.15静岡新聞
静岡市動物指導センターは飼い主のいない猫を捕獲して不妊手術をし、元いた場所に戻す「TNR活動」に乗り出した。
猫の増加が問題になっている住宅地の公園で、地元自治会やボランティアと協力して取り組んでいる。
担当者は「地域活動としてのモデルケースをつくりたい」とする。
TNRは英語の「捕まえ、中性化し、元に戻す」の略。
市は県内自治体では最も多い年間1500匹に及ぶ猫の殺処分を減らそうと、市獣医師会の不妊手術助成制度を支援するなど活動を奨励してきたが、持ち込んだ人の自己負担や地域の理解が壁になり広がっていない。
今回の公園では独自にTNRを進めていたボランティアが転居し、活動の継続を断念。
相談を受けた市が地元自治会の了解を得て実施を決めた。
趣旨や捕獲の実施日などを自治会との連名で周辺地域に通知。
飼い猫の保護を求めた上で、12月中旬に3日間かけ、ボランティアが確認していた二十数匹のうち14匹を捕獲、手術し公園に戻した。
今後は餌やりやふんの始末など、放した猫の適切な管理と、新しい猫のチェックも必要になる。
市内でTNRに取り組むボランティア(59)は「活動の成果は、これからの地域の管理体制にかかっている」と指摘する。
市動物指導センターの小森禅所長は「地域の環境問題として取り組んでもらうきっかけになれば」とし、ボランティアの組織化を働き掛けていく方針だ。
不妊手術のため、猫を捕獲する市職員=昨年12月、静岡市内
人と動物のふれあい拠点施設:長岡に4月オープン /新潟
2012年1月11日 毎日新聞
犬や猫、小動物を保護し、アニマルセラピーなどの拠点になる「人と動物のふれあい拠点施設」が、長岡市関原町に今年4月にオープンする。
動物の殺処分を回避して新しい飼い主に引き渡したり、被災した動物の飼育者支援、動物ボランティアの育成、犬のしつけ方教室の開催、感染症の調査などに取り組む。
最大飼育数は犬52匹、猫126匹、ウサギなどの小動物30匹。
鉄骨平屋建てで約1400平方メートル。
敷地面積は約7300平方メートル。
しつけ体験室やふれあい体験室、展示啓発室、研修室、感染症検査室などが備えられる。
また、芝生広場や災害発生時の緊急避難スペースも設けられる。
総事業費は約13億円。
共同企業体「アニマルサポート長岡」が施設の建設と維持管理を担い、県が主体的に運営する。
【岡村昌彦】
犬猫譲渡施設を整備へ 熊本市動物愛護センター
2012年01月03日 withinuneko
熊本市動物愛護センター(同市小山)は敷地内に動物愛護施設を増設する。
2014年3月の供用開始予定で、犬猫の譲渡専用施設としての設備を整え、市民ボランティアの活動拠点にも活用する方針。
施設拡充を機に、全国的に注目されている「殺処分ゼロ」に向けた取り組みを加速させる。
同センターは1970年に現在地に移転し、収容施設は83年に完成した。
もともとは犬を収容処分する施設のため、治療室や感染症防止の隔離スペース、猫の収容場所などがなく、譲渡や啓発活動に使える場所も不足していた。
基本計画素案によると、新たな愛護施設は平屋(床面積約4百平方メートル)で管理事務所の北側に建設。西側の収容施設も継続して使い、譲渡可能な犬猫を新施設に移す。
犬舎は30~40匹分の個室を設けて健康状態を管理。
猫舎には室内飼いの方法を再現した見学者用のモデルルームを備える。
けがをした犬猫の治療室や入院室、レントゲン室も整備。譲渡前講習会やしつけ教室の会場、動物愛護推進員などボランティアの“詰め所”に使える部屋も設ける。
同センターの松崎正吉所長は「処分のための施設から新しい飼い主を待つ場所へとハード面でも転換し、『殺処分ゼロ』を目指す取り組みを充実させたい」と話している。
(森紀子)
新たな愛護施設の建設予定地。
現在は車庫を臨時の犬舎として使っている=熊本市小山の市動物愛護センター
頑張る行政はどんどん成果を出してきています。
国内の動物愛護の格差は広がるばかりです。
何事も下を見て行動していては進歩なし、上を見て行動しよう!
動物愛護 愛媛県と愛媛銀が協定
・・・官民ともに啓発パネル展/譲渡会
2011年10月20日 読売新聞
県は、動物愛護を県内で啓発するための協定を愛媛銀行と結んだ。
最期まで飼育することや繁殖の制限などを呼びかける啓発パネルを同行の支店で展示したり、しつけに関するパンフレットを配布したりするなど、命を守る活動を官民連携で進める。
県が動物愛護に関する協定を民間と結ぶのは初めてで、他の企業・団体へも協力を求めるという。
(原典子)
県は昨年9月、官民協働事業案や社会貢献活動案を募集。
東日本大震災被災地のペット保護活動を行っているNPOに助成金を出すなど、2007年から動物愛護活動を進めている同行が取り組みを提案した。
手始めに、月平均4万件のアクセスがある同行ホームページ(HP)で、現在はアクセス数が年間7万5000件の県動物愛護センター(松山市東川町)HPを紹介し、すぐに見られるようにする。
また、同センターで行員に研修を受けさせた上、しつけや繁殖制限、終生飼育、殺処分などを顧客らに説明できる「動物愛護啓発メッセンジャー」として養成したり、センターに連れてこられた犬や猫の譲渡会場を提供したりするという。
同センターでは、犬や猫を毎年5500~8500匹殺処分。
<捨てられる命>を減らしたいと、2006年からセンターにいる犬や猫、殺処分の様子を予約制で公開している。
しかし、新しい飼い主への譲渡数は、最も多かった昨年度でも312頭にとどまっている。
協定の調印は18日付。
中山紘治郎・同行頭取は「弱い立場にある命を少しでも救い、同時にいたわりの心を育んでいきたい」と話し、渡辺清一・同センター所長は「まずは、殺処分など犬や猫たちが置かれている現実を広く知ってもらえるようになってほしい」と期待をかけている。
現在、パネル展が同市保免西の余戸支店で開催中。
譲渡会は12月10日に同市南持田町の同行研修所で行われる。
(クリックで拡大できます)
愛媛県動物愛護センターの職員さんたち
:月刊誌「DAYS」2008年6月号 特集「処分されるペットたち」より
犬や猫の遺棄・虐待の防止にパトロール
2011/09/29 @Shizuoka
一向に減らない犬や猫の遺棄・虐待の防止に向け、県は10月から実態把握などを目的としたパトロールを県内市町(政令市を除く)で展開する。
業務委託した警備会社に、野良犬や野良猫の生息地域や周辺環境、動物を無責任に捨てる飼い主などの情報を迅速に保健所へ報告してもらう。
国の「ふるさと雇用再生特別基金」を活用し、6人を新規に雇用。
県東部、中西部で担当区域を分け、保健所の要請を基に苦情件数などが多い市町の公園や海岸沿いなどで活動してもらう。
パトロール時間帯は保健所の業務時間外(午後5時〜午前8時半の間と休日)とし、官民が連携して24時間体制の“監視の目”を光らせることを狙う。
ただ、パトロールは実態把握が主な目的で、担当者はトラブル回避のために動物には触れず、遺棄・虐待する対象者にも接触しないことが原則。
担当者から報告を受けた保健所職員が、弱っている動物への対応や保護ボランティア団体などとの調整作業を担うという。
静岡、浜松両政令市を含む県内の2010年度の動物に関する苦情件数は1万2438件。
県の動物愛護推進計画では、17年度までに8千件に減らす目標を掲げている。
京都市、愛護センター構想
2011年9月23日 読売新聞
京都市は、狂犬病予防や動物愛護、ペットの正しい飼い方の啓発などを行っている市家庭動物相談所(南区)の機能を拡充する「市動物愛護センター」の設立構想をまとめた。
これまで取り組んできた事業に加え、動物の夜間診療所や動物と触れ合える場の設置、さらに災害時にペットの受け入れ場所となる機能をもたせようと計画している。
早ければ2014年度の開業を目指す。
(鷲尾有司)
同相談所は1979年に作られた。
当時は犬や猫の処分や管理が業務の中心だった。
しかし近年は動物の命を大切にしようという機運が高まり、同所でも、できる限り収容した犬や猫の譲り渡しを模索している。
新センターでは獣舎を広げ、より多くの動物を収容できるようにする考えだ。
また、新センターでは、収容した動物の世話をしたり、外に連れ出して催しなどで市民と触れ合わせたりするボランティアの育成も計画。
永井善彦所長は「譲渡先を増やすため、今以上に頻繁に市民に動物を見てもらう機会を作りたい。家族連れが来やすく、子どもが動物に親しめる施設にしたい」と話す。
新センターは主に犬と猫を対象とし、設置場所は同相談所の敷地内を軸にして検討中だ。
京都市獣医師会と連携し夜間の動物の事故や病気に対応する救急診療所も備える構想にしている。
将来的には、高齢者の治療を手助けするセラピードッグの養成も視野に入れる。
さらに同相談所前の上鳥羽公園(南区)に、マンション住まいなどで動物を飼えない人がセンターにいる動物と接することができるような付帯施設を作る。
また災害時に飼い主と離ればなれにならざるをえないペットを保護する計画も立てている。
市保健医療課は「動物を管理する場から、愛護の拠点へと役割を変えたい。動物を通じて命の大切さを学ぶ場にできれば」という。
市は30日まで新センターの構想に関して市民からの意見を募っている。
問い合わせは同課(075・222・3429)へ。
「京都市動物愛護センター構想」に関する意見募集用リーフレット
意見募集用リーフレット
京都市在住でない方でもご意見OKとのこと。
頑張る行政が増えてきています。
もっともっと増えて欲しい、不幸な動物たちが無くなって欲しい!
皆さんご意見応募お願いします。
「ペットへ責任」思い新た/福岡市
2011年07月04日 朝日新聞
ペットについて正しい知識を伝える「わんにゃんよかイベント」が3日、福岡市西区内浜1丁目の市家庭動物啓発センターであった。
市や学生団体、動物愛護団体などの主催で毎月第1日曜に開いている。
昨年まで殺処分に使われていた施設の見学会=写真=や犬猫の健康診断、猫のトイレ掃除体験などがあった。
福岡市城南区の長峯史織さん(9)は「犬を飼いたい」と母親と参加した。
施設を見学し、「責任を持って最後まで飼わないといけないと強く思った」と話した。
福岡市によると、市では昨年度に猫662匹、犬82匹が殺処分された。
安易に飼い始め、簡単に手放してしまう飼い主が多くいるという。
(森田岳穂)
福岡市動物管理センター「わんにゃんよかネット」:http://wannyan.city.fukuoka.lg.jp/
以 上
少しずつではありますが頑張る行政が増えてきています。
熊本市・愛媛県・岐阜市・福岡市・・・・
成果を上げて活動している行政に共通して言えることは、官民一体となって活動している姿です。
それぞれの立場で協力し合い、不幸な動物たちを無くそうと啓発活動を積極的に行っています。
暗いイメージではなく、ほのぼのとした明るく躍動的な姿を感じます。
このような風土が我が地域にも浸透していってほしいと願うばかりです。
鹿児島県、動物愛護センター新設へ 13年度オープン目指す
2011/02/22鹿児島・南日本新聞ニュース・373ニュース
鹿児島県は2011年度当初予算案に、霧島市隼人町の県有地に「動物愛護センター」を新設するための事業費を盛り込んだ。
捨て犬・猫の譲渡体制を拡充し、県民に動物愛護への理解を深めてもらうのが目的。
現在開会中の県議会3月定例会で関連予算が認められれば、13年度からのオープンを目指し整備に着手する。
同センターでは、動物愛護団体や県獣医師会と連携し、捨て犬・猫の健康管理やしつけを行い、新たな飼い主への譲渡が進むよう取り組むほか、ペットの適正な飼い方を指導する教室や催しなども開く予定。現在、県内3カ所にある畜犬管理センターで行われている同様の機能を集約し充実させる。
殺処分は行わない。
霧島市隼人町小田の県工業技術センター近くにある約4000平方メートルの県所有未利用地に、約400平方メートルの平屋建物や広場などを整備する予定。
総事業費は1億円超を見込む。
新年度予算案に約3000万円を計上。来年度は地質調査や設計に着手するほか、他県の状況などを参考にセンターの運営方法を検討する。
県生活衛生課によると、09年度、県内では約5400頭の犬・猫が殺処分された。
一方で、譲渡されたのは407頭にとどまる。
同課は「譲渡の促進や飼い主のモラル向上に努め、殺処分される動物をできる限り少なくしたい」としている。
鹿児島県が新設を計画する動物愛護センターの整備予定地=22日、霧島市隼人町小田