毎日の日課ですが、朝4時過ぎから我が家の愛犬3匹を散歩に連れていきます。
それぞれタイプが異なるので1匹ずつです。
大きな被害をもたらした台風12号、過ぎ去って今日(7日)は一転して肌寒い朝でした。
電光掲示板の気温が15度を指していました。
学童たちの夏休みも終わりましたが、その夏休み期間中、敦賀市内の児童クラブ3ヶ所で学童(小学生1~3年)各クラブ40名前後を対象に、動物愛護教室「'23みんなで学ぼう!動物あいご」を行いました。
7月25日(月) 第2粟野南児童クラブ
7月28日(木) 中央児童クラブ
8月30日(火) 松原児童クラブ
その模様をお伝えします。
1.当会の紹介・日本の動物愛護の現状
当会の名称の由来「動物たちとの共生を推進する会」について説明しました。
日本では1年間に保健所で、犬65千匹、猫173千匹、合計238千匹もの犬・猫が殺処分されている現状、年々減少してきてはいるもののまだこれだけ多くの犬や猫が殺処分されていること。
日本はまだまだ動物に優しい国になっていない、人間と動物が共生している社会にはなっていないこと。
日本が、早く人間と動物が共生している社会になることを願い、当会の名称を定めたことを説明しました。

2.捨てられた犬・猫はどうなるの?
交通事故に遭ったり、天敵に襲われたり、餌も無く餓死したり、・・・最終的には保健所に捕獲・収容され貰ってくれる人がいないと3日間で殺処分される、かわいそうな運命をたどること、貰われる幸運な犬・猫はごくわずかに過ぎないことを写真・イラストパネルを使って説明しました。


3.動物愛護紙芝居
中央と松原では「わさおと人々とのさまざまな出会い」、第2粟野南では「ほんとうに飼えるかな?」の紙芝居を行いました。

4.人間のために活躍している犬の話
盲導犬・警察犬などいろんなところで活躍している犬たちの姿を写真パネルを使って説明しました。
特に、実在し人々に多くの感動を与えた、盲導犬「サーブ」、セラピー犬「チロリ」が果たしてきた活躍などについて説明しました。

5.いぬ・ねこクイズ
12問の犬・猫に纏わるクイズを行いました。
極力ユニークなそしてためになるクイズを厳選、大いに盛り上がりました。


6.よその犬との正しい接し方
犬に噛まれる事故が発生していることから、正しい接し方についてイラストパネルなどを使ってポイントを説明しました。

最後にペットの写真のプレゼント、毎回プレゼントしていますがとても喜んでくれます。

感想文も作成してもらいました。いくつかご紹介します。
「みんなで学ぼう!動物あいご」感想文抜粋
・すてられたいぬやねこはかわいそう。しんでしまったいぬやねこはてんごくにいるのかな。
てんごくではすてられることはない。(1年)
・すてられたいぬやねこは、えさがもらえないし、とんびやからすにおそわれてけがをしたり、とってもきけんなんだね。もしすていぬやねこにあったら、おかあさんにそうだんしてかってあげたいです。(1年)
・すてられた犬やねこは、人にもらわれないところされると聞いてとてもかわいそうでかなしくなりました。
わたしは、家にいる犬をさいごまでせわしたいと思いました。(3年)
・いぬやねこをすてるにんげんが早くいなくなるといいですね。(2年)
・犬やねこにもいのちがあります。たすけてあげたいです。
かっている犬とねこをやさしくしてあげたり、わたしが大人になっても年をとってもさいごまでそだててあげます。(3年)
・すてられた犬やねこはほけんしょでころされることはしっていたけど、あらためてにんげんってひどいことをしているんだなと思いました。(3年)
・セラピー犬「チロリ」が、足とかしょうがいがあるのに、おおくの人をたすけてかんどうした。(2年)
・セラピー犬「チロリ」が人にいじめられてこしとかわるくなったのに、人を助けるようになってすごいと思った。(3年)
・いろいろな犬は、きびしいくんれんをしてごうかくして、目のふじゆうな人や、耳が聞こえない人や、足で歩けない人を助ける、犬ってすごいなと思いました。(3年)
・もうどうけん「サーブ」は、かいぬしのためにくるまにとびかかったとってもゆうきのあるいぬだと思いました。(2年)
・目がふじゆうな人をあんぜんにまもって、もうどう犬ってすごいなあと思いました。(3年)
・もうどう犬やけいさつ犬などがいてくれるおかげで人はたすかっています。
人げんは犬にかんしゃしなければいけません。(3年)
・人にすてられていても人をうらまず、ぎゃくに人のやくにたつなんて、どれだけ犬ってやさしいのかと思いました。(3年)
・「わさお」は捨てられていた犬、それがこんなに人のためにかつやくするなんてすごいです。(2年)
・すてられていたわさおは、ひろわれなかったらもうこのよにはいないかもしれないということを知りました。
(2年)
・すてられていたわさおは、そのままだったらほけんしょにつれていかれてころされていたかもしれません。ひろわれて大人気になってとってもしあわせになってよかったと思いました。(3年)
・いぬ・ねこクイズはたのしくておもしろかったしべんきょうになりました。(多数)
・いろいろおしえてくれてありがとうございました。とてもべんきょうになりました。(多数)
・なにも考えないでかうと、あとでめんどうくさくなったりしてすてる人が多い。
ちゃんとかぞくでそうだんしてみんなでしっかりせわができればすてる人も少なくなる。(多数)
学童たちの純粋な心がひしひしと伝わってきます。
この子たちが大人になった時に、この動物愛護教室で学んでくれたことを思い出し、動物愛護の感性を持った人間として成長し、不幸な動物たちが無くなる社会に貢献してくれることを切に願っています。
この子たちはきっとやってくれます。
この活動は市内6箇所の児童クラブ(夏休みを含め5箇所は実施済み)で行っています。
やっていて手ごたえのある活動です。
これからも継続的にやってまいります。
皆さまのご支援宜しくお願いします!