「盲導犬と歩こう」を主催したのは、一般財団法人「村井勇松基金」さんです。
「村井勇松基金」といっても?
と思われる方は多いと思います。私も知りませんでした。
「村井勇松基金」は、村井メガネ店の社長であった村井たか子さんが夫の勇松の名を冠して設立された団体です。
このご夫婦は、その一生を眼鏡業に捧げてきました。
眼鏡店の使命は、お客様の視力をレンズで調整することですが、技術を駆使してもかなわない場合もあり、そのことを悔やんでおられたそうです。
勇松さんの遺産とたか子さんや近親者等の資金をもとに、目が見えにくい・目が見えない方々に盲導犬歩行という選択肢を提供する目的で財団を設立し、今年で30年目を迎えました。
この間13頭の盲導犬を無償貸与してこられました。
また、村井メガネ店さんは、単なるメガネの販売だけではなく、目が見えにくい・目が見えない方々のためにいろんな機器を販売しておられます。
例えば、資料をスキャナで読み込み、それをパソコンで音声で再生する装置です。
素晴らしいことですね。
尊敬の念と感銘を受けました。
去る7月21日(日)、福井原子力センター「あっとほうむ」で「ふれあい動物園」の催しがあり行ってきました。
子供たちに動物と触れ合うとともに、自然環境を学んでもらおうと企画されました。
フクロウ、ウサギ、ヒヨコ、ハムスターなど小動物がいました。
沢山の親子連れが来ていました。
ミニ小動物園ですがこのような企画はいいことですね。
子供たち大喜び。目が輝いていました。
市政も動物愛護の企画に取り組んで欲しいですね。
盲導犬との歩行体験!
いよいよスタートです。
静かにスタートの時を待っています。
お利口さんですね。
4つのグループに分かれて実施。
私も第3グループで歩行体験をしました。
残念ながら私の写真はありません。
障害物を上手に誘導してくれました。
私を歩行体験してくれた盲導犬の名前は「ヘルン」。
あいがとう「ヘルン」。
また、会いたいなあ・・・
仕事を終えた盲導犬はご覧のとおり。
とても貴重な体験をさせていただきました。
盲導犬のすばらしさというのを改めて実感しました。
私の人生の中で最初で最後の体験になるでしょう・・・
講演「盲導犬ベルチュとの生活」築山清美さん
45歳、滋賀県今津市在住。
37歳、8年前に視覚障害者になった。
それまで看護師になることを目指しておられ資格もとられたが、だんだん目が見えにくくなり、理学療養士の資格を取りいろんな所へ行き心と体のケアを実施してこられました。
趣味は、歌とフルートとピアノ。
いろんな所で講演会を行い、フルート・ピアノの演奏、歌を歌ったりされています。
1ヶ月間の共同訓練を受けてベルチュとの生活が始まりました。
娘さんが6歳の時でした。娘さんは大喜びだったということです。
現在ベルチュは10歳近く(大型犬だから人間の歳でいうと75歳前後)になるとのことでした。
築山清美さんは、日本語でベルチュに指示をしておられるそうです。
人と人とを結びつけてくれたベルチュ、とても感謝していますと語っておられました。
(撮影禁止なので画像はありません)
築山清美さんをインターネットで検索していましたら、小浜市社会福祉協議会ニュースとして講演会の模様がありましたのでご紹介します。
視覚障害者である築山清美さんの講演会 西津小
2011年6月16日 小浜市社会福祉協議会ニュース
「盲導犬と暮らす障害者の生き方に学ぶ」をテーマとした福祉講演会が西津小学校で16日開催されました。
若狭町の出身の築山清美さん(滋賀県今津市在住)は、小・中・高校そして看護師を目指し大坂の専門学校に進学し看護士となった普通の女の子であったと自己紹介されました。
スポーツや音楽好きで37歳で失明、訓練を受けた後、盲導犬ヴェルチュ(7才人間だと40才)との生活が始まりました。
障害を乗り越え、チャレンジしていくことの大切さを説き、自らもフルート演奏や包丁を使ってりんごの皮むきを実演していただきました。
お金当てクイズでは、お札での支払いどうして確認していると思いますか?と児童に投げかけた答えが「相手を信じてお金(紙幣)を出しお釣りをもらいます」と相手を信じ、周りの応援をいただいて生活していることを伝えて下さいました。
福祉教育が大切といわれていますが、また良い講師に出会えた今日でした。
次の講演は、若狭高等看護学院に紹介したいと思いました。
3人の方の講演がありました。
1.「盲導犬と歩こう」 多和田 悟 氏
公益財団法人 日本盲導犬協会 訓練技術担当常勤理事。
200組以上の盲導犬とユーザーに関わってこられました。
本・テレビドラマ・映画になった盲導犬クイールを育ててこられました。
2.「ネロと歩けばどこでも行ける」 岩崎 嵩 氏
三星産業株式会社 取締役会長。
コンサートや文楽などの鑑賞、旅行など、日々盲導犬ネロと行動されています。
3.「盲導犬ベルチュとの生活」 築山 清美 氏
若狭町出身、村井勇松基金12頭目の貸与者。
盲導犬との素敵な人生を多くの人に伝える活動をされています。
次回、「盲導犬ベルチュとの生活」 築山 清美 氏の講演内容や活動されている事例についてご紹介します。
7月7日(日)七夕の日、福井県国際交流会館で開催されました。
立派な建物です。
この日は朝から蒸し暑い日でした。
関西盲導犬協会から4匹、日本盲導犬協会から3匹、個人の利用者の方から3匹、合計10匹の盲導犬が会場に来ました。
お昼のお弁当までいただきました。
これはお弁当を食べている盲導犬利用者の方の盲導犬、お利口ですね。
この日、131名の方が会場に来られ、その内33名が目の見えない障害者の方だということでした。
次回は講演等について書きます。
福井県での盲導犬体験歩行会のお知らせ
村井勇松基金は、昭和57年に設立された団体です。
これまでに13人の視覚障がい者に盲導犬を無償貸与されてきました。
今回、福井市内で盲導犬体験歩行会を開催されます。
盲導犬体験歩行の他、ミニ講演もあります。
福井県にお住まいの方で、盲導犬ってちょっと関心あるけど、まだ歩いてみたことがないという方、お誘い合わせの上、どうぞご参加ください。
日時:7月7日(日)12:00~17:00
場所:福井県国際交流会館多目的ホール
福井県宝永3丁目1-1
JR福井駅から徒歩約15分
参加方法:事前の参加申し込みが必要です。
村井勇松基金(電話080-3743-1949)にお問い合わせください。
参加申し込み締切:6月25日(火)
プログラム:
11:00 受付開始
12:00 昼食
13:00 講演会
「盲導犬と歩こう」 日本盲導犬協会 多和田悟氏
「ネロと歩けばどこでも行ける」 岩嵩氏
「盲導犬ベルチュとの生活」 築山清美氏
14:30 体験歩行とグループに分かれて懇談会
16:30 質疑応答
17:00 終了
主催:村井勇松基金
福井県国際交流会館
〒910-0004
福井県福井市宝永3丁目1-1
TEL.0776-28-8800
FAX.0776-28-8818
6月10日(月)に福井新聞に掲載されていた記事をブログに載せました。
盲導犬体験歩行は全国でも初めての試みだそうです。
このような機会はめったにありません。
ご都合がつくようでしたら是非ともご家族連れで行かれたらいかがでしょうか。
参加費用は無料、昼食も無料です。
私は既に申し込みしました。
写真を撮って児童クラブの動物あいご啓発教室で写真パネルを使って話をしたいと思っています。
- 失われたいのち。助けを待ついのち。その姿が、ここにある。-
東日本大震災に伴って引き起こされた原発事故。
未だ収束のめどすらつかない事態の中、動物たちは死のふちへ追いやられている。
多くのペットは飢えと孤独の世界に取り残され、畜主を失った家畜たちは、想像を絶する地獄絵図の中へ投げ込まれた。
人間の起こした不始末。
先の見えない汚染と惨劇の中に、今も尚、彼らはいる。
【 日 時 】 2013年 2月 3日(日)13:00~16:00(予定)
【 参加費 】 500円(全額、被災地の動物に使われます)
【講演場所】 高槻市総合市民交流センター 5F 視聴覚室
高槻市紺屋町1-2 <JR高槻より1分>
主催:NPO法人 動物愛護を推進する会 問い合わせ先 080-3864-6011