TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

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初秋の花散策/東海自然歩道 後編

2012-09-21 | 写真日記

湿原を渡る風は涼しく、草の色もグリーンからベージュがかり、
ススキやガマの穂がせわしなく風になびいて秋めく湿原。

 

 秋の野原に咲き集うユウガギク

 

花も終りとなる頃に紅く色づくサワシロギク 
咲き始めの花びらは白い。

 

さっきから木道にうずくまったまま動かない人がいる、どうしたんだろう、すでに20分は経って
いる。他には誰もいないので、気になって近づいてみると、カメラを抱えた男の人だった。
座り込んだ木道の前方にサワギキョウが咲いている。
風に激しく揺れつづける花のシャッターチャンスを狙っていたみたいだ。

 

紫色の美しい花は、初秋の草原によく似合う。

 

サワギキョウの根元に可愛らしい花が咲いていたのでのぞきこむと、

スモークがかった淡いピンクの花が 
咲いている。この花、赤くないのにアカバナ(赤花)と名付けられたのはなぜか、、、。

 

木道を離れ、湿原の外を歩いてみると、ツリフネソウ、ツユクサが道ばたを埋め、

  

草むらにはイヌゴマヨツバハギがぽつぽつ見られる。
濃い赤紫色のグラデーションが
なかなかきれいな四葉萩。

 

       

優しげなクリームイエローの花はアキノノゲシ
雄しべの柄が細いわりに黄色い葯が目立つので、花全体が黄色く見えるアキカラマツ
どちらも、やわらかな色あいが秋のイエロー。

 

湿原を後に、来た道を陣場の滝までもどる。

  

ツルニンジンをあちこちで見かける。花によって色つきに変化が見られる。

 

滝からは、来るとき通らなかった自然歩道を行く。

緑に囲まれた平坦な道の両サイドに、小さな花たちがひっそりと咲く。

 

 林の縁に点々と咲くハグロソウ
上下にあるの大きな葉と小さな葉の間からペロンと2枚の花弁を出している。

 

鮮やかなショッキングピンクの花が 
小さくてもよく目立つアカバナゲンノショウコ

 

見過ごされがちなヤマゼリも、クローズアップして見る花は意外に美しい。

 

通り過ぎる軽自動車を避けようと、道の端に寄った足もとに、

紫色の花を見つけてしゃがみこむ。 
シデシャジン(四手沙参)だった。放射状に広がる5枚の花びらは細く、反り返って
ねじれ、長く伸びた雌しべの先も咲いてしばらくするとくるんと反り返る。

色といい、しなやかな表情をもつ花弁は優雅。
クルマも通るこんなところに咲いていて、そのうち踏み潰されてしまうのではと気がかり。

 

林の中を突っきて進み、石ゴロの道を行く。
片側が野原でもう一方が林になっている。

林の縁で木に絡まって咲いている  
のはツルリンドウ。ほんのりわずかに紫がかった花弁。

 

  

向い側の野原では、紅白のミゾソバが咲き集って秋の訪れを告げている。

 

井の頭中学校0.6kmとある道標、クルマをとめた公園まであとわずか。
滝からここまで誰にも会わず、静かな道には夏から秋にかけて咲く花が
いろいろ数多く見られた。
駐車場に着いて時刻を見ると、予定を大幅にオーバーしていて13:30。
ありゃ、これじゃ富士山はムリか、、、ほんのちょっと寄り道のつもりが長引いてしまった。
まぁでも結果オーライ、楽しく歩けた道だった。また春にも来てみよう。

帰りは富士山スカイラインから御殿場に出ようと思ってたのに、
左折するところを直進してミスコース。あ~あ...(´Д`)
行きに走ってみた新東名、サーキットばりの滑らかな路面でついついスピードが出ちゃう。
警察庁の反対で制限速度140km/hは見送られてしまったけど、せっかくのいい道路が
これじゃあ利用価値がないような、、。車種によって車線を規制するとか、何らかの方法で
快適走行ができる高速道路があってもいいと思う。高い通行料もとっているんだし~

 

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初秋の花散策/東海自然歩道

2012-09-17 | 写真日記

9月も半ばになっても暑さは衰えず、真夏日を更新。
今年は夏が長引くぶん、一気に秋が深まりそうだ。
そんな暑さのなかを歩くには涼しいところがいい。さてどこがいいかと考えたとき、
まだ走ったことのない第二東名を通ってみたいこともあって、久しぶりに富士山五合目へ
行くことにした。その前に、東海自然歩道を小田貫湿原までぶらっと散策、
ウン(^-^*)、なかなかいいプランじゃないの(^v^)

猪之頭公園にクルマを置いて、東海自然歩道を小田貫湿原へは片道CT40分くらい。
1時間半もあれば戻ってこれるだろうと出発。

陣場の滝までは公園の中の道を行くことにした。
公園内を流れるのは一級河川芝川、園内には県立養鱒場、ニジマス釣り場に、
虹鱒料理を出す食事処「ますの家」がある。しかし、歩いている人は誰もいない。

公園の森をぬけると畑が広がり、キバナコスモスやシュウメイギクが咲いて一気に明るくなる。

清らかに流れる川。川に迫る林にピンクの花が咲いている。

 

ん?ベゴニア?? 
と思うほどよく似ているシュウカイドウ(秋海棠)。シュウカイドウ科ベゴニア属

 

 中国原産の多年草で帰化植物。
野生化したものがこうして咲いているらしい。この近辺では道ばたや林に咲いているのが目につく。
この花は雌雄異花で、雄花は上に伸び、雌花は下に垂れ下がる。


花の色、海棠に似たり、、、
春に咲くカイドウの秋バージョンとして名前の由来もあり、
たしかに、薄紅色の花びらは、
どちらもほぉ~っとするような美しい色だ。

  秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり  

と、芭蕉は秋海棠の花色をスイカに重ね合わせたけど、う~ん('_')スイカね~
その昔、スイカは赤ではなくてピンクだったのかしら???

 

 

日当たりのいい川の土手  
に密集して咲くキクイモモドキ。別名をヒメヒマワリといい、花はヒマワリよりかなり小ぶりだけど、
背は高い。その下ではヒルガオとノアサガオが蔓を伸ばして、まだまだ夏の風情。

川を離れ道路を横切ろうとしたとき、無人の野菜販売所があるのに気づき覗いてみる。

 これからまだ歩くのに荷物になっても
困るしで、大好物のミョウガだけ買うことにして、ポストに¥100を入れる。安くて新鮮なり~

ここから「陣場の滝」は目と鼻の先だった。

滝へのアプローチは民家もあり 
道はきれいに整備され、堀を流れる水は透きとおっている。

 

 

堀には水草がびっしり生え、小さな白い花を咲かせている。沈水植物のバイカモだ。
バイカモ(梅花藻)の生育適温は水温15℃、清流に育つキンポウゲ科の多年草。
画像ではわかりにくいけど、梅の花に似た1cmくらいの小さな花。

 

寺の脇を流れる小川、ここも透明度の高いきれいな水。
山から贈られる最高の恵みに潤いながら暮らすここの人たちがうらやましいような、、
なんといってもきれいな水は、命の源ですから。

 

陣場の滝は、源頼朝が巻狩をしたさい日が暮れて、滝の近くで一夜の陣を敷いたこと
からきているそうだ。五斗目川上流の水と溶岩層の隙間から湧きだす水が滝となっている。
滝の周囲はひんやりと涼しく、ベンチも置かれ、よい休憩場所。
ペットボトルに水をつめて持ち帰る人もいたので、飲用にもなるのかな?

 

畑と民家が点在する細い道を、各家の庭に咲く花を眺めながら歩く。
コスモスや野菊などなど、庭先や通りにはいろんな花が並んで賑やか。

 しばらくすると、コースは樹林の道になる。
林の縁には、ミズヒキ、ツリフネソウ、キバナアキギリ、オオバショウマ、セキヤノアキチョウジ、
よく目につくヤマホトトギスなど、いろんな花が咲いている。

 

薄暗い樹林の先が明るくなってきた 
と思ったら、小田貫(こだぬき)湿原に着いた。
この湿原は富士山麓で唯一の低層湿原で、基底には富士泥流が分布し、この上を富士火山
新期の黒土層(クロボク)が一面に覆っていると看板にある。

 

 木道脇にはアサマフウロがびっしり

アサマフウロの濃いピンクの間に散らばる小さな白い花がステキなアクセント

その白い花はミゾソバ(溝蕎麦) 
ビュービュー吹く風に小さな花は揺れて揺れて、なかなかピントが合わずに困った(;´Д`)けど
ファインダーを覗いて見る花の可愛いことったらなくて、しばらくしゃがみこむ。

ミゾソバは湿った場所に群生する雑草ではあるけど、蕎麦に似た実をつけることから、飢饉の
ときの救荒食として栽培されていたこともあったそうだ。で、名前も畑に生える本物のソバに
対して、溝に生えるソバで溝蕎麦。
さらに調べてみると、こんぺい糖のようなかわいい花は、順番に咲いて長い間咲き続けるよう
になっていて、さらに虫を呼び寄せる工夫として、蕾や咲き終わった花までも美しいピンク色
にして目立たせているという。 へぇ~(゜∀゜ )やるじゃない!

 もっと驚きなのが、地中にも花をつけること。
土の中にできる花は自家受粉の閉鎖花で、風雨や外敵から身を守れる。
すなわち、一年草のミゾソバは確実に子孫を得るため、二つの異なるやり方で種子を残す。
一方は安全な親元で、もう一方は水鳥の糞に紛れてどこぞの新天地へ。
いやぁ~ミゾソバって、小さくてかわいいだけじゃない、しっかりもんのおかん~(^▽^)

 

なんか長くなってしまったので、つづきは次回に。。

 

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花に誘われ晩夏の山へ

2012-09-07 | 写真日記

夏らしい好天がつづいた8月、暑さも半端じゃなかったけど、
とはいえ、残暑は相変わらず厳しく、この日もかなり蒸し暑い。

暑さから逃げるように山へ向かう。
きょうはオオビランジの花が見たくてやって来たけど、咲いてるかなぁ??

麓はよく晴れているのに、目指す山には雲がかかっている。
登山口に着いて見上げる空はどんより曇って、いまにも降り出しそうに暗い。
ま、どしゃ降りにはならないでしょと、人気のない登山口を出発。

途中、崩落している部分が 
あるため、林道は通行禁止の看板が立てられている。6月に来たときはどうしようか
迷いつつも進んでみると、土砂崩れを乗り越え歩いた足跡がいっぱいついていた。

 いまでは崩れ落ちた土砂に草が生えてる。

林道きわに咲いているのはツリフネソウと 
キツリフネくらいで、ツリフネソウは終わりに近い。

岩壁をよく見ながら歩いていくと、

  

岩の上部に咲いているピンクの花を見つけた、咲いてる
それからも花はぽつりぽつりと見られ、そのたびに立ち止まって写真を撮る。

 ハート型の5枚の花弁は、その配置がバランスよいものと
片寄っているものとがあって、不揃いの花弁がこの花の
特徴とされている。

 

岩の割れ目から茎を伸ばして咲いている。

 

 

岩の上の方を見上げて撮ったソバナ。 光に透ける花が、金平糖みたいできれい
岩の割れ目から横に茎を伸ばし、エイッと起き上がるようにして花をつけていた。

 

 

  

山肌から滲み出る水の周りに咲くミゾホウズキ、林の縁にはキオン、
そろそろ姿を消していく夏の花たち。

 

  

見上げる空は雲が広がったまま、いまだ山のてっぺんを隠している。
ジャラジャラ鈴の音と話し声が近づき、若い4人連れが通り過ぎて行く。この日出会ったのは
後にも先にもこの一組だけ、静かなもんです。
 

糸を垂らしたような繊細な滝、錦滝は滝の直下まで近づける。

 

滝の流れる垂直の壁を追って見ていくと、ここにもオオビランジとソバナがはりつくようにして
咲いている。

滝からは急登の山道で一汗かかせられる。
鞍掛山への道を分け雁ヶ原へ向かって進むと、やがて目に眩しい白砂が広がる日向山だ。

 

 ピンクの花が白い砂に映えて美しいオオビランジ。

 

ナデシコ科マンテマ属 
アップで見るとその可愛らしさがよくわかる

 

       

葉の色が緑じゃなく茶褐色のは若い子だそう。

 

 

甲斐駒も見えなければ、
八ヶ岳も雲に隠れて眺めはよくないけど、雨も降らず、花も見られて感謝、感謝!

 

    

控えめで目立たないハナイカリ、「小米草」という名だけにとても小さいコバノコゴメグサ。

 

  

ドライフラワーみたいなヤマハハコ、ねじれて咲くシオガマギク、

 

   

シロヨメナ?、アキノタムラソウorミヤマタムラソウ?うぶうぶした毛がたくさんの涼しげな花。

 

山頂から樹林の中を下る。

 

  

くるくるカールした花びらが優美なナガバノコウヤボウキ、山道のお馴染みさんキバナアキギリ。

 

登山道のいたるところで 
目につくヤマジノホトトギス、黄色のタマガワホトトギスは少ない。

 

あっ、白い撫子、白山に登るブナ林に咲いてた 
センジュガンピ(千手岩菲)、変わった名前だから覚えやすい

 ♪ゆく夏に 名残る暑さは 夕焼けを 吸って燃え立つ葉鶏頭、、、
 藍色は群青に 薄暮は紫に~
と、口ずさみながら晩夏の山を後にする。
夏から秋へと季節が移行していく時期に、静かないい山歩きができた。

 

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