TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

青、白、黄色の吾妻山

2013-01-25 | kanon

軟弱なピヨピヨ隊が選んだ、2013年初登りのお山は吾妻山でした~
湘南二宮の小高い丘、標高136mの菜の花咲く山頂からは、青い空と真っ白な富士山に
箱根、丹沢の山々もぐるりと並び、相模湾からは伊豆半島や大島も遠望できるナイスなロケーション。

昨年につづき2度目の吾妻山となるピヨピヨ隊ですが
昨年度ひび隊員は別世界(胎内)においての登頂でして~
光なき世界から、無事光あふれる世界に出て味わう山頂、その清々しさを満喫

けど~、
影の隊員だったのが現実となると、ミルクやオムツといった必須アイテムに加え
荷物が盛り沢山。まずは登山口の階段300段をクリアしなければならない試練が
待ち構えていました~~()´д`()ゲッソリ・・・

  

たかだか136mとはいえ、そこは山、道は平坦ではない。
どんどん階段を上っていくかん隊員、いや~成長しました~
ベビーカーと荷物、ひび隊員をヒーコラ担ぎ上げ、最上段にたどり着くと、どっと疲れが~
水仙咲く散策路へと出ると、またもや階段が...

早くもバテ気味のは、
お荷物をひとまずおろして大休止。草むらに置かれたひび隊員はリラックスモード
ひとりま~ったり~、自然を楽しんでいる様子。。

 

かたやかん隊員は 
と見ると、藪に分け入り、種子の強制散布中~ いやはやお気楽な隊員たちってば。。

 

 

「ほらね、ここ見て」 「うんうん」
言語未発達のひび隊員だけど、シンパシーでわかり合える二人の世界、ルルル~

 

 

今年は寒さで菜の花も一週間ほど遅い開花とのことで、水仙も開花しているのは一部。

陽当たりのいい斜面の水仙がきれいです。

 

何度か小休止を繰り返しながら 
山頂を目指すピヨピヨ隊。休むたびに「お山のてっぺん!」と叫んではお菓子に
ありつこうとするかん隊員を制止しつつ進むのでした。。

 

 

そして山頂~~~
富士山がきれいですぅ~ やほやほっと喜んでいる間にも、
わたしゃ花より団子と、食い気最優先のかん隊員はザックの中身が関心事。

 

まず、みかんを瞬く間に食べ終わり、ついでサンドイッチ一人前(大人用)ペロリ
つづいて最大のお楽しみポップコーンにありつき満足げな笑顔。

 

 

 

 ボクのお菓子はないのかな?

 

あったぁ~~  よかったね(v^ー°)

 

 

 


南側には相模湾、真っ青な海と空のブルーがひろがって、わーいやった~~

 

芝生でゴロゴロ転がって~ 

 


富士山アタマに乗っけて記念写真も撮って~ 初登りは無事終了

 

 下山は緩やかな道の中里口へ
林の梢ごしには、いつまでも富士山がきれいに見えて、笑って見送ってくれました。

 

菜の花香る陽だまりの山頂は、一年のうちで最も寒さが厳しい一月中旬だなんてことを
忘れさせてくれる吾妻山です。この時期に、花の咲く山ってないもんね。
2月11日まで、菜の花ウォッチングやってて、水仙も見頃ですよ~


 


眺めのいい里山♪八重山

2013-01-16 | 写真日記

上野原にある標高530mの里山八重山のパンフを見たらな~んかよさそう
さっそく行ってみることにした。

R20から明誠高校前の信号を北に進んで、上野原中学校を目指して走ると、
中学校前に登山口と駐車場があった。

駐車場にはトイレも完備。
しかも中学校の生徒によって清掃が行われているという。いいね

風もなく天気は上々、甲州街道の温度計では気温2℃となっていたけど、
たっぷりの陽射しが寒さを感じさせない。さぁて、どんなお山かな、わくわく
登山靴に履き替えようとトランクを開けて~
ないっ、、、靴が入ってない、。:゜(;´∩`;)゜:。 なんてマヌケなことか、、。
こうなったらしかたない、クロックスで行けるとこまで行くしかない。
ワラジしかなかった江戸時代を思えば、どうってことないのだ。

 

  

登山口からしばらくは杉や檜の樹林で、道はよく整備されていて歩きやすい。

コース中には「五感の森」と名付けられた散策路が何本かあり、視覚、触覚、聴覚など
体感を通して自然に触れることで、さらに森を楽しめる提案がされている。
分岐案内板を見て、上の方が明るくひらけている「視覚の森コース」へ行ってみると、

  

山の片側は刈り払われて明るく、そこにはいろんな種類の桜が植栽されている。
これらの幼木が大きくなって、花をたくさん咲かせるようになったらさぞかし綺麗だろうなぁ~

コース上には大きな案内板がいくつか設置されていて、森で見られる花や、散策路のマップ、
桜の種類についての説明など、森を歩くときのよきナビゲート。 
また、
ベンチやテーブルもあちこちにあって公園なみ。

  

展望台と八重山山頂の分岐に出た。山頂への道はポカポカと陽射しにあふれ気持ちよさそうだ。
けど、サンダル履きで登るのが心もとない。 しかも登山用の分厚いソックスのため
踵のベルトが用をなさない。ま、行けるとこまで行こうっと。。

登るたびにズルッと脱げそうになりながら山を登る。
でも太陽サンサン、眺めもグー、気持ちいい~~

  

真っ青な空と山頂の東屋が見えてきて、八重山(標高530m)到着。

530mの高さとは思えないすばらしい展望!
左に薄っすら三ツ峠、その隣に扇山、不老山、高指山、権現山、手前に要害山、能岳を望む。

 

  

ぼんやりだけど富士山も見えて、クロックスでも山頂に立てた、やほっほ
八重山の先にあるピーク、能岳を経由して下山したいが、この足元では無理そう。
山頂でゆっくりして、帰りは展望台からの眺めを楽しむことにしよう。

山頂でお会いした女性から、みかんやお菓子が詰まった袋をいただいた。お近くにお住まいとの
ことで、お昼の支度に間に合うようにとサクッと一登りだそうだ。近くてうらやましい。

山頂で1時間あまり過ごし、展望台に向かって下山。

尾根道に繁茂するコウヤボウキの綿毛、その向こうに麓の町や山並みが見える。

下っていく先には鐘と展望台。 

 

    

途中にある立派な歌碑は、「ふるさと櫻讃歌」の歌詞と、お世話になったふるさとや、
子どもたちのために役立ててほしい」と山林を寄付された水越八重さんの
思いが刻まれている。ちなみに山名は、八重さんの名からつけられた。

展望台の横にある鐘、ここを通る人は決まって鳴らすみたいで何度か聞こえた。
で、自分も鳴らしてみたが、甲高い金属音に耳が痛いほど。
観光地によくあるナントカの鐘に似ているが、これって山には要らないのでは~、、
人工的なものがないのが山のよさ、静けさも山ならではのものだしね。

 

  

モダンな造りの展望台。東屋の屋根は五角形で、星や五感をコンセプトにデザイン、
ウッドデッキは桜の花をモチーフにした五角形で、デッキ下は展示スペースと倉庫になっている。
寛げる展望台だ。

展望台から望む八重山、

 

そして、富士山はじめ、丹沢、道志の山々などが広く見渡せる。
山頂に増してすばらしい眺め!

 

春から秋にはどんな花が咲くのだろうと思いながら山道を下る。

   

ドライフラワーになりかかっている黄色い花はアキノキリンソウ?
ツルリンドウの赤い実、そして枯れる寸前の花も。

何の花だったか、わからんけどきれい 

 

登山口から1時間足らずで山頂に立てるにもかかわらず、眺めのいいことバッチリ
山全体がよく整備されていて歩きやすいのはいいけど、下草刈りや整備によって
刈られてしまう花もあるだろうしなんて考えると、人が手を入れることによって藪山に
ならずにすむけど、自然とよりよいバランスを保っていくのって難しい。

ひだまりハイクにもってこいの八重山、花が咲くころまた来てみよう。
登山口へもどる頃にはさすがにつま先が痛くなってきたけど、
靴を忘れたにもかかわらず楽しい山歩きができてよかった。

  帰りは予定していた温泉へ。
中央高速を利用するとき、行き帰りによく使う峠道の途中にある藤野やまなみ温泉は、
前を通りかかるたびに気になっていた温泉だ。藤野駅からバスもあるが一日一本。
くねくね山道を走っていった高台にあるわりには利用者が多いみたいで、この日も
平日の午後2時という時間帯にもかかわらずそこそこの入り。
源泉かけ流し(?)のぬる湯に、ジェットバスもいちおう備わっていた。
3時間¥600とリーズナブルな料金 露天風呂の周りには桜の木が植わって
いるので、桜咲くころは花見風呂ができるのかも~

ポカポカと温まった体で、篠原、牧馬峠、宮ヶ瀬、清川村と、楽しい峠道をドライブ
しながら厚木インターへ。寒い冬こそセットが一番゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜

 


百蔵山(ももくらさん)

2013-01-10 | 写真日記

元旦につづき二日も晴れてよい天気となった新年。
気温も久しぶりに10度を越す予報で、それではと2013年お初の山へ出かけた。
年始の高速の渋滞を避けて、下道で行かれる手ごろな山ということで、百蔵山を選んだ。

山梨県の百蔵山は、となりに並ぶ扇山とよく歩かれていて、
ともに山頂からの富士の眺めがすばらしく、大月市の秀麗富嶽十二景に選ばれている。

真冬の朝はどうしても出発が遅くなりがちで、最短コースを選んで百蔵山へ。
浄水場からの周回コースにすると3時間くらいで歩けそうだ。

R20から名勝・猿橋を通り過ぎ、中央道の下をくぐって大月市総合グランドを目標に進む。
グランド前に広い駐車場があるので、ここへクルマを置いてもいいけど、もうすこし先に
百蔵山登山用のがあるということなのでそこへ向かうが見当たらない。
浄水場の道路脇にちょうどいいスペースを見つけて駐車。

クルマから降りて、来た方向を見ると、なんとすぐ下に登山者用トイレの建物と
駐車場があったじゃないの、なんで見落としちゃったのか。

 浄水場から望む百蔵山。

 

  

浄水場のすぐ裏手にあるのが百蔵山登山口・東ルートで、道路を直進した先に西ルートがある。
東から登って西へ下ることにする。

  

登山口のヒノキ林を過ぎると雑木林になって、途中には富士の眺めがよい場所が2ヵ所ある。
といっても今日はごく薄っすらとしか望めないけど、、。

 

                                

 

風がうなりをあげてとおり過ぎるたびに木の葉が舞う。
枝にある葉は一枚残らず落としてやろうとばかりに風は息まく。登山道は積もる落ち葉でふかふか。

  

それでも、冬枯れの山道には、ピンク色の綿毛がふわふわあっちにもこっちにも、、、
風の冷たさを忘れさせてくれるコウヤボウキのかわいい冬姿

 

 秋から冬へ 

秋に、花びらの先っぽをくるくるカールさせて咲いてた小さな花は、冬にふたたびラブリーな姿に変身。
その昔、高野山では竹を植えることを禁じられていたため、コウヤボウキの枝を束ねて箒にしたことから
高野箒の名が付いたそうだ。 で、こんな細い枝で作ったホーキで庭掃除???と変だと思っていたら
どうやら庭箒ではなく、机上を掃くホーキのことらしい。

 

 

  

だいぶ上がってきたところで木立の合間から扇山が見えてきた。
このあと急傾斜の登りとなって、上にいくほど勾配がきつくなり、首にかけたカメラをザックに
しまいたくも、立ち止まる場所もないままロープを掴んで登る。下りには使いたくない道。
急坂の終わり近くのところで4歳くらいの女の子を連れたファミリーが下ってきた。
子どもがここを下っていくのはかなりキビシイだろうなぁ、、、がんばって!と声をかける。

 

一汗かいて山頂(1003m)に到着。あれっ、誰もいないや、、と思ったら、

みなさん、風をよけて山頂下の斜面で寛いでいた。
陽射しはたっぷりあるので、風がこない場所を選べばあたたかい。

さて、秀麗富嶽十二景の七番山頂にあたる百蔵山からの眺めだが、
きょうはもやっててダメ。時間を考えて登ってこないとだめなのね。。

 

下山は西ルートへ 
山頂から尾根道を10分ほど行くと分岐が見えてきた。下和田・猿橋へと左折。
道は明るい南面の雑木林から薄暗いヒノキの植林へと緩やかに下っていく。

のぼりも西ルートを使った方がぜんぜんラク。
途中で来るとき急坂で会った女の子が前方にいたのであれっ?と思ったら、
やはり怖がって下れず、親もフォローが難しく、引き返してこちらを下ることにしたということだった。
聞けば女の子は4歳で、たびたび山に連れてきているとのこと。
山で怖い思いをしたり、辛かったりすると、子どもが山を嫌いになってしまうから無理はできない。
ご両親もそのへんをよく理解されていて、ゆったり余裕をもった楽しい山歩きをされているようだった。

 

  

東ルートに比べ西ルートは植林部分が多くて全体に薄暗く、展望もきかないが歩きやすい。
眺めがいい所は一箇所だけ。 CSはどちらも同じ。
やがて登山口の道標があるところで道は二分し、左へわずかに登り返すと林道に出る。
6台くらいの駐車スペースの先には、山の神が祀られている大山神社。

 

林道を下っていくと、立派な門構えの建物が目を引く。お寺かとおもったら、
そうではなくて、和田美術館とある。なんでも一般公開されていない個人の美術館で
中国美術品などが所蔵展示されているらしいが詳細は不明、謎に包まれている。

林道を5分ほど行くと、浄水場裏手の登山口に着いた。
休憩含めゆっくり歩いて3時間の山歩き。帰り道、猿橋に寄ってみる。

日本三奇橋のひとつ猿橋は、最初に架けられた時期については確かな記録がないものの、
相当古いものであることは確か。江戸時代に入ってから架け替えが9回行われ、
現在の猿橋は昭和58年着工のもので、なんと総工費383000000円w(°0°)w

深さ31mある谷に架けるため、橋脚がたてられず、その代わりに両岸から張り出した四層の
はね木によって端を支えている。はね木には雨からの腐食を防ぐため屋根が付けられ、
橋として独特の景観がある。

  

猿橋の中央に立って下をのぞきこむと、谷に吸い込まれてしまいそうな高度感(。_。;)゜:。 こわっ、、
橋の周囲は住宅に囲まれているが、古い橋と深い谷が当時の面影をわずかに残している。

 

中央線沿線には、サクッと歩けて展望のいい山が揃っていることもあって、山歩きをはじめたころは
よく登りに来て懐かしい山が多い。 日の出が遅くて寒い冬の朝は、太陽が顔を出してから出発
しても歩ける山がいいなどと思っている自分には、このへんの山をまた登ってみるのもよさそうだ。