TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

森のフェス/New Acoustic Camp

2010-10-25 | kanon

   コンニチハ~ お久しぶり~
                             ワタシはとっても元気でしゅ。





「ワンワン」って言えるようになったよ  

四季の森では、ワンコを散歩させている人にたくさん会います。
いろんなワンコがいっぱいいて、ワンコを見かけるたび指さして「ワンワン」って言っちゃう。
写真はオヤツをあげているとこ。
ちょっと恐っぽかったけど、ワンコ大好き~なワタシです。





      ストローでお水も飲めるし、

    食事だって、インド式なら自分で上手に食べられるんよ。
    まぁ、そつなく社会生活ができるよう、すこしづつだけど確実に進歩してます。



秋は、いくつかイベントに参加しました。

まず保育園で運動会があったのだけど、
まだ歩けないワタシは、コレという見せ場がないので省略。。



   
青空にピンクリボンが舞ってイベントスタート


  六本木ミッドタウンで行われた「ピンクリボン・スマイルウォーク」

乳がん検診を呼びかけるイベントなんだけど、
ワタシもさんざんお世話になったかーたんのおっぱい、
まあるくって、やわらかくって、ほんわりあったか、いまも覚えているわ。
ワタシも大きくなったら検診してダイジにするわ、みんなもね!




そして~、10月16日には道志の森で行われたフェスへ。



丹沢山塊のひとつ菰釣山(こもつるしやま)の登山口にもなっている道志の森キャンプ場は、
沢も流れる自然いっぱいのキャンプサイト。
フェスに集うみんなは、早朝から、また前日からキャンプ道具を携え、
おもいおもいの場所にテントを張って、
音楽を楽しみ、ゆる~い休日のイイ一日を過ごすためにやってきます。



  

ワタシもね、いっちょまえにフェスの仲間入り。
仕事の合間をぬってとーたんが来てくれた、うれちぃ~
お休みの日もたいていお仕事でおウチにいないとーたん、うんにゃばワタシが会いに行くよ~ってね




  ステージは二つあって、



  ひとつは森の奥に、



  で、こっちがメインステージ。






  

ワークショップやお店もいっぱい出ていたよ。
マイ箸作りのワークショップは盛況。自分で作ったお箸で食べるご飯はきっとおいしいと思うな。






身を乗りだして、あっちこっち観察に余念がない好奇心旺盛なワタシ







  

森の空間は素敵にデザインされていて、木の枝にはカラフルな電球が吊るされ、
布で被って花をあしらったステージの、ソフトでやわらかなラインは森によくマッチしていて、
誰もがゆったりとした時の流れを満喫しているようだったわ。

お兄さんたちがシャボン玉を吹いてくれて、、、

  


  ワタシはきれいなシャボン玉を手にとりたくて、そっと手を伸ばす、、、



                 

でもシャボン玉は、指先に触れたとたん、パッと消えちゃうの・・・
ウン、だけどそこがシャボン玉のステキなところ、、、好きだわ~





  キュートな帽子がよくお似合のおともだち

フェスに来ていた子どものなかでは、ワタシがいちばんチビだったみたい。。






  秋の日は釣瓶落とし、、森のステージに灯りが点り




櫓の火は赤く燃えて  
フェスはクライマックスへ~~




 夕食の準備をする福田村テン場におじゃましました。



  

お鍋にはシチューがグツグツ煮えて、あら美味しそう
ワタシったら、お腹の虫がグーと鳴きました。







    

   ライブが終り、夜の帳が降りた森にキャンドルが灯ります。
   ロマンティックな夜を演出してくれるキャンドル、
   微かに揺れる焔、温かみのある光、うっとり見入ってしまう、美しい明かり。
   



            

            キャンドルライトにつつまれて、夢見心地のワタシ。
            まだべィビーちゃんなのに、この日は夜更ししちゃった。
            だけど、ちょっぴり刺激的で楽しい一日だったわ。




紅葉の安達太良山

2010-10-20 | 写真日記
10月に入ると、山の紅葉が気になりだして落ち着かない。
紅葉情報と週間天気をたびたび眺めては、どこの山に行こうかと考え、
今年の紅葉の山第一弾は安達太良山に決めた。
東名→首都高→東北道とアクセスがよく、二本松ICから登山口も近い。
ゴンドラを利用すれば日帰りも可能だが、ここはゆっくり紅葉を味わいたいと、
くろがね小屋一泊で登ることにした。

連休の最終日だから道路はまずまずスムーズだったが、登山口近くになって渋滞。
1500台と広い奥岳登山口駐車場が朝の時点で満車。臨時駐車場へ並ぶクルマの
順番待ちで渋滞していた。登山口までシャトルバスも用意され、乗り込んで
着いてみると、ゴンドラに乗る人たちの長い列ができていた。

  

ゴンドラを利用せずに歩いて登る人は圧倒的に少なく、ほんの数人しかいない。
登山道は広くて歩きやすく、緩やかな傾斜が続いていた。
登山口周辺の紅葉はまだまだで、青葉の状態。




登山道にはリンドウの花がちらほら、、、でもまだつぼみ。



           

        ツルリンドウが一輪だけひっそりと咲いていた。

そのツルリンドウが赤い実をつけたのも見られた。   
小さな赤い実も、花に劣らず美しい。





標高が上がるにつれ、木々の葉が赤や黄色に色づいてくる。
勢至平の分岐地点では、真っ赤に色づいたナナカマドが霧のなかで明るさを放っている。





そして、くろがね小屋への下り坂にさしかかると景色は一変して、
山肌を錦に染める見事な紅葉が展開!




ガスがたちこめては流れるといった天候で、視界がはっきりする間が少ないのが残念。
秋晴れとなっていたら、それはゴージャスな秋景色が堪能できたと思う。





稜線の途中にぽつんと建つ小屋がくろがね小屋。
小屋から上はガスに覆われて真っ白だ。
今朝、山頂から下りてきた人の話では、山頂付近は雨だったという。
あぁ~、晴れてくれないかなぁ~



      

けど、霧に包まれ、露を帯びた葉の一枚一枚は、瑞々しい美しさにあふれていて、
秋のしっとりとした雰囲気をさらに増している。



          

草もほんのり赤らんで、木々はそれぞれの秋色に染まっていく、、、
もうすぐ葉を落とし、長い冬を迎え入れるまえの華やかな一瞬ですね~



正午すぎに小屋到着。 小屋の周囲は弁当をひろげる登山者で賑わっていた。
ゆっくり歩いてきても、だいぶ早く小屋に着いてしまったので、
このままピークを踏んで、小屋に泊まらずに帰ろうかと思ったが、
まぁこの天気で頂上へ登っても、何も見えずに下りてくることになるので、これは却下。
それなら途中まででも展望の効くところへと、上がってみることにした。
下山してくる人にきいてみると、ひと登りで大展望が得られるという。






たしかにひと登りしたところで一気に展望が開け、先ほど小屋に向かって歩いてきた道の両側に広がる
紅葉が一望に見渡せた。 素晴らしい秋景色!!!






真下にはくろがね小屋、ずっと先の方には晴れている麓が見える。






モザイク模様のような緻密さで山肌を染めあげる自然の巧みな配置とその色彩は、
ただただ美しく、言葉にならない。






午後にはわずかに青空ものぞき、山頂へとつづく山肌も綺麗に紅葉しているのが確認できた。



色づく山肌を見つめてだいぶ時間が過ぎた。
体はすっかり冷え込み、人もまばらになってきたところで小屋に戻り、宿泊の受付をすませる。

    

連休明けの一日目でも宿泊客はそこそこいて、ほぼ満員の状態。
二段式になった部屋の上部に、女性客3人と相部屋になり、山の話で盛り上がる。
小屋には源泉の風呂があり、宿泊客に人気だそうで、小屋周辺は硫黄のにおいが漂っている。
麓の岳温泉は、ここから湯を引いているそうだ。

部屋に上がるには直立した梯子をのぼるのだが、これがちょっとタイヘン
靴をはじめ荷物をすべて持って登り下りするときは、岩場なみの緊張感がいる

夕食はカレーライス、人参・馬鈴薯・肉がそれぞれヒトカケラづつ入った、
とてもシンプルなカレーだったが、味は悪くなかった。



                                  




翌日も天気はイマイチ、うっすらガスがかかる登山道を山頂目指して登る。
見渡すかぎり紅葉した山、その中に染まるようにして歩く楽しさよ


     


                       






稜線に出ると景色は一変し、火山特有の荒涼とした景観になり、パックリえぐれた火口が不気味さを増す。

  峰の辻

左が安達太良山頂、右は鉄山へとつづく稜線。


沼ノ平 火口  






妙に赤っぽい砂まじりの土、風が吹きつける稜線にガスが流れてきては視界を奪う。
それまでの色彩にあふれた登山道と打って変わり、寂寞とした思いにさせられる道だ。
安達太良山のピークがガスのなかに見えてきた。




安達太良山頂(1,699m)  

ほんとうの山頂は後ろに聳える岩の上なのだが、風が強くて寒いので登らずに下山。
『智恵子抄』の安達太良山にある「ほんとうの空」 は、ガスに覆われ見れなかった。




下るにつれ、紅葉の山肌が眼下にひろがり、ほっとした気分になる。







            

雫をまとったナナカマドの紅い実が、山をバックにその魅力を際だたせている。




クルマが置いてある奥岳登山口に戻るのに、勢至平を経てもと来た道に合流するのと、
薬師岳からゴンドラ乗り場へと行くのがあり、どちらにしようかと迷った。
勢至平から紅葉の中を歩いてみたいと思ったが、分岐から昨日歩いた道になるので、
薬師岳のコースを行くことにした。

途中から潅木の中を行く狭い登山道となり、ゴンドラを降りた人たちがどんどん登ってくるので、
道を譲りあって通行するので時間がかかる。平日でも登山者は多く、観光地並みだ。

薬師岳展望台からは安達太良山の緩やかな山並みが一望でき、
ゴンドラで上がってきた人たちが大勢いて、見事な紅葉に歓声をあげていた。

            


ウ~ム、ゴンドラに乗ってわずか6分でこれだけの景色が眺められるとあれば、お手軽自然、
たくさんの人が来るはずですね~



     

ガスっていて鮮やかさに欠けるけれど、安達太良山の斜面をうめつくす紅葉のスケールは見事。
別名「乳首山」とも呼ばれているが、なるほど、、、遠くから眺めるとそれがよくわかる。








さて下山にかかろうと下を見たら、紅葉の中へと歩いていく登山者(写真右下)を見かけたので、
私もゴンドラには乗らず歩いて下りることにした。
ここを下る人はごくわずかで、登ってくる登山者にも二組しか出合わなかった。
先ほどの賑やかさを思うとウソのような静かで、たっぷりと紅葉の山を堪能できた。




さてさて心配なのはとめてきたクルマ。登ってきた登山者に駐車場の様子を訊いたら、
駐車場はガラガラで10台くらいしかなかったですよ、、、と。
うわん、すると臨時駐車場は閉鎖されちゃって、、???
急ぎ足で駐車場へ向かうと、

ポツンとひとり寂しそうに、、、
私の帰りを待っているじゃないの。。
わ~ん、かわいそう 大丈夫だった?変わりはない?と、よく見回して~
無事を確認、ほっとすると同時に、いつもながら文句も言わずに待っててくれるに、
いっそうの愛着を覚えるのでした~



さてさてさて、山の〆は温泉
そのまえにメシ、メシ~と、岳温泉で見かけた看板『空の庭』という名前が気になって行ってみた。


自然レストラン「空の庭」入口 


福島の山ん中、しかも平日なのですが、お昼どきとあって満席。
30分ほど待つことに。

 そのあいだ、お庭をブラブラ。



庭の片隅には小さなオウチがありまして、、  



  何だろう? 妖精のオウチ??






   

ランチメニューから選んだのは、
帆立・白身魚・海老のポワレ 黒酢とトマトソース 安達産 放し飼い自然鶏 半熟卵添え
このメインディッシュに、スープ・サラダ・パン・デザート・コーヒーが付いて¥1,580  安っ!

お味もボリュームもなかなかでした。 


食事の後、おなじく空の庭で温泉に浸かり、疲れもスッキリ、気分よく東北道へ。
ひとりのんびり秋の山を楽しんだ二日間でした。。








高座山(たかざすやま)

2010-10-08 | 写真日記
記録的な暑さとなった長い夏がやっと終わり、
秋になった途端に気温は急下降秋雨前線の影響で空はパッとしない、
今年の秋は、夏に押されて短いかもしれない。
さぁさ山に行っておかなくちゃ、、、ということで、高座山(1,304m)へ。


  

高座山(たかざすやま)は杓子山と結んで歩かれ、カヤトの原が広がる向こうに大きく聳える富士山の
写真を撮りに登る人も多い。
忍野村から林道を鳥居地峠へ上がり、駐車スペースにクルマをとめて出発。
峠の駐車スペースはクルマ5台ほどの狭さで、着いたときはすでに4台とまっていて満車寸前。

林道はさらに下吉田へとつづき、登山口は写真右手の未舗装の林道へ進んで行く。
林道脇には野菊をはじめ、秋の花が咲いて目を楽しませてくれる。

  


   

  林道を彩るミズヒキの赤い穂




ツリフネソウは暑かったせいか花が小さめ  




           


  

ヤマハッカの花は5mmほどと小さく目立たないが、近づいてよく見るとなかなか可愛らしく
秋に似合う風情があると思う。名前はハッカとなっているけど、ハッカの香りはしないシソ科の花。




         

そして目を引く赤い実はオオカメノキ、別名ムシカリとも言われますね。




  樹林を抜けると

カヤトに被われた明るい山肌が広がり、そのさきに目指す高座山の頂きがちょこんと見えてきた。





  

山の片側は苅り払われた草原状で、気持ちよい広がりをみせている。
なんでも高座山(たかざすやま)のザスは、カヤトを刈った原を意味する言葉であるらしい。
雲がなければ、草原のむこうに富士山がどぉ~んと見えるのだが、あいにく今日はお隠れで残念。


  

これはノコンギクだろうか? 野菊の見分けは難しい・・・
もうすこし前に来てたら、もっとたくさんの花が咲いてたと思われる原には、
それでもまだいろんな花が見られ、うれしくなってしまう


  

淡いピンクがきれいなタチフウロ、草原の花代表ともいえるマツムシソウ




    

昔は胃腸薬として重宝されたゲンノショウコ、サルビアと同じ仲間のキバナアキギリ



      
 
鮮やかなピンクがよく目立つカワラナデシコもまだ咲いていたし、
「山でウマイはオケラとトトキ」と言われるそのオケラの花。春の新芽は美味しいそうですよ。





      

秋の草原に遊ぶ蝶はキタテハ。 そしていっぷう変わった風貌で目をひくのはハバヤマボクチ
ブラシのような花びらがあるのが開花している状態。いろんな花があるもんです。




                                     




秋のやわらかな陽射しに包まれる草原で、花を見つめ、野鳥の姿を探し、蝶を追いかけて、、、
そんなふうにして過ごしていたら、もう山頂などどうでもよくなってきましたが~
まぁせっかく来んだからと、思いなおして登ることに。。



ですが、この先山頂までは急斜面がつづいていて、その傾斜たるや45度は
あるんじゃないかと思えるくらいキツイ坂。
写真で見るとそんな急坂には見えないんだけど、見るとヤルでは違うの。


  しかも地面はツルツルで、恐怖感たっぷり~

登りだしたら途中で方向転換するのもムリ、、、前進あるのみ
ヒェ~ これをまた下りてこなくちゃならないのか~ そう考えるとなおさらキモチは重く・・・
山頂直下まで続く滑り台のような急坂をしゃにむに登るっきゃないのでした~


  

転がり落ちることもなく無事ピークに達し、やれやれほっ
とんがり山の山頂は狭く、杓子山へとつづく尾根道が樹林の中に下っている。
今日は富士山も見えないから杓子山はやめやめ~

さて、厄介なのはこの下りだなと、登ってきた急坂を見下ろしていたところに後ろから
「こんにちわ~、よく登ってきましたね」と声がして、振り向くとおじいさんが来ていた。
杓子山からきたおじいさん、近くにお住まいとかでここは散歩コースなんだそうで、
もうかれこれ100回以上は登っているという。
そう話して水を一口飲んだら、休むことなく慣れた足つきで坂を下っていった。
ウ~ム、ここを何度も登り下りしているからには、そうとう足腰が鍛えられているだろう。
歳を重ねるほどに体力は落ち、老化が進むのは間違いないが、
このおじいさんのように日頃から山に登り、それを楽しみとしつつ無理なく足腰を鍛えていれば、
よぼよぼの年寄りとなることなく人生を真当できるにちがいない。。
山では驚くべき老人をよく目にするが、健康に生きるための要素として、適度な運動に粗食、
感動する心、それらを刺激してくれる山歩きによって、素晴らしい健康体を保っているのではと思う。

最近じゃ『山ガール』なる女の子たちにも人気の山歩き、ええことじゃて