TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

ゆるゆる ひだまりの尾根道から蛾ヶ岳へ

2013-05-01 | 写真日記

各地で季節外れの「春の雪」が降って、20、21日と真冬の寒さとなった。
4月下旬の降雪としては66年ぶりの仙台では、咲き誇るソメイヨシノと雪の
競演が見られたそうだ。 そして翌月曜日は山日和のいいお天気
すっきりと晴れあがった朝の空を見上げて、にっこり(^O^)エンジンスタート。

さてさてきょうは、数ある山の個人サイトのなかで、その内容と行間からにじみでる
お人柄にグイッと惹きつけられ、たびたび訪れては秘かに好意をよせていたピカリ隊、
それがある日突然にバーチャルからリアルへ、予想もしないうれしい展開となって~、
なぁ~んと山をご一緒できることになった。 あるんだなぁ、、こういうことって、。
まったくもって、この偶然なる出会いをもたらしてくれたものは何かと考えると、
それは大いなる自然のスピリットからのギフト、うん、きっとそれしかない。。

精進湖で待ち合わせて、富士山バックに記念撮影して出発。

 

ミツバツツジが 
満開の湖畔。すばらしいお天気だけど、風は冷たく、思わずブルブルッ
途中、籠坂峠の道路は薄っすら白く凍って、気温は1℃だった。

 

 精進湖から林道への
道すがら、フロントガラスごしに見える山々のグリーンの濃淡がとてもきれい
行きはワクワク、帰りはホクホク、山の景色

 

 

折八古関線のピークとなる釈迦ヶ岳の登山口前からは、ナイスビューの南アルプス。
以前ここへ来たとき、登山口から林道を越えてゆるやかに延びる稜線を下ってみた。
細い山道は八坂峠からアンパ峠、さらに地蔵峠へ至り、蛾ヶ岳へ通じているらしい
のだけど、進むにつれて道は不明瞭になり、心細さが増す一方となってきて道を引き返した。
記録を見ると2009/4/23で、ちょうど4年前のことになる。

 

  

林道・折八古関線の途中にある八坂登山口、ここから地蔵峠まで道はフラット。

 

ツガの大木がある地蔵峠(栂の峠) 
この大きな栂は樹齢およそ500年、樹高16.3m)、根元にはお地蔵様が祀られている。
その昔、生活道として利用されていた頃は、山道を行き来する人々にとって、大きな栂が
ランドマークとなり、また格好の休息場所だったのではと思う。
栂の木の下は草が座布団のように広がってポカポカとあたたかく、アカネスミレが点々と咲く。
すみれを踏まないように気をつけながら、私たちも腰を下ろしてしばらくまったり。
うとうとしたくなるような、雰囲気のいい峠だ。

 

明るい雑木林にはアカネスミレがいっぱい。

 

林の縁にはアケボノスミレ、タチツボスミレ 

 

  

ごくたまにゲンジスミレも見かける。

 

 

 折門峠から「」の字にまわりこんでいくと

 

やがて雑木林の尾根道となる。
ひんやりした空気とあたたかな陽射しに包まれて、気分よく歩ける落ち葉のトレイル。
山における贅沢のひとつは、こういった空気感にあるのだ。

 

 ふかふか落ち葉の積もるトレイルは
足首まですっぽり埋まってしまうほど。 カサッ、クシャッ、ズボッ、音も感触も楽しい

 

  

匍匐前進、いえいえ、お花を撮影中のピカリ☆さん、被写体は↑のエイザンスミレ。
小さなお花を前に、ひねりを加えたアクロバッテイングな体勢もしばしば、、、
「いつもね、ステキに撮ってくれてうれしい!」動けないお花からは、そんな声が聴こえてきそう(^_^.)

 

  

ごく薄い芽吹きがはじまったばかりの雑木林。たっぷり陽射しが舞い込む尾根道には
白い花びらに赤い雄しべがチャーミングなワダソウ。カタクリもちらほら咲いてお出迎え

 

なだらかな尾根も、山頂が近づくにつれ傾斜は強まり、お助けロープも出てくる急坂を
あえぎあえぎ登ると、やっと山頂が見えてきた。

 

 

蛾ヶ岳山頂(1279m)からは、南に富士、

 

西に南アルプス、眼下に四尾連湖、北に八ヶ岳や奥秩父の山々が望める。

ゆるゆる、いいペース(私にとっては)で、途中経過も楽しく登ってこれた。
いつも、ひとり気ままに山を歩いているゆえに、こうして3人で歩く山はどんなだろうと
思ったけれど、すご~く自然体のピカリさんたちと過ごした山の時間はほわほわと流れ
ひとりでは得られない楽しさにあわせてリラックスできた。

道中から山頂にいたるまで、3人様貸切りの蛾ヶ岳、これもまた贅沢なこと。
さぁ、帰りは苦手な急下りが待ってるぞい。。
カモシカの足を持つピカリ♪さんは、下りだした途端すぐに姿が見えなくなった。
私も、転がっていったらどんなに速いかと思うけど、そうもいかない。
おまたせしちゃって悪いけど、ヨッコラモタモタ下るしかない。

 

そして~、俊足ピカリ♪さんはどのくらい前に着いたのでしょうか、大きな栂の樹の下に
ちょこんと座ってにこにこ待っていてくれましたヽ(^。^)ノ
極上天気に恵まれて、ヒーリング効果いっぱいの山行ができた。
ご一緒してくださったピカリご夫妻に感謝!

そして~ホワンホワンとネジが緩んだのか、〆に大ボケ発揮ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
まっ、それはヒミツのアッコちゃ~ん。。