TOKIDOKI 日記

日々のなかで、「へぇ~」「ふぅ~ん」と思った、
私につながるステキなコトやモノ、そしてヒトたちの記録です。

山高神代桜

2013-04-10 | 写真日記

わに塚のさくらを見て、おにぎりを買おうと寄ったコンビニで
近辺の桜周遊マップをもらった。
見ると、韮崎から小淵沢にかけて桜の名所が多く、いちばん近いところで
有名な古木「山高神代桜」があり、その先に「真原桜並木」がある。

2008年に高遠の桜を見に出かけ、その帰りに神代桜と神田のオオイトザクラに
寄ったときは、神代桜は花も終わりの頃でオオイトザクラはまだ蕾だった。
そのとき時間がなくて寄れなかった、真原(さねはら)の桜並木へ行ってみることにする。

途中の道路のあちこちに「神代桜まつり」のぼり旗が風にパタパタしている。
道はこっちでいいのかな?と不安になってきたので、とりあえず神代桜を見て
場所を確認してから真原に向かうことにした。

  

神代桜のある実相寺周辺は、駐車場に民家の庭を開放していて、その呼び込みや誘導に
はりあげる声や花見客も多く、観光地たる賑やかさだ。
駐車場係のおばちゃんに真原の桜並木の場所を尋ねたら、まだ咲いてないよとのこと。
そっか、ここのソメイヨシノも見ればまだ蕾が多い、咲きだすのはエドヒガンのあとだね。

 

 

 

真正面から見た神代桜。多数の添え木に支えられて必死に花を咲かせている老木は
どこか悲壮感さえ漂うが、樹齢約2000年という長い年月を生き抜いてきた生命力は驚くばかり。

 

日本最古のエドヒガンザクラで、樹高10.3m、幹回り約10mの巨樹として国の天然記念物に
指定されている。 

 

樹勢が衰えた時期もあったそうだが、手入れされて現在も花つきは見事。

 

「痛々しい・・・」桜を眺める人たちからそんな声も聞こえてくるけど、
老いてなお、命あるかぎり精一杯花を咲かせる桜の樹に感動すら覚える。

 

 

 

花があふれる実相寺の境内から甲斐駒ヶ岳を望む。
山の団十郎たる呼び名にふさわしい山容。

 

桜もさまざまな種類が見られ、

 

ここはすでに春爛漫。 

 

 人で混雑する境内を抜け、

 

 

畑の畦道を歩いてみれば 

 

ノジスミレが桜に負けじと春を歌っていた。